フランス人観察記録

日本人から見て解ってきたフランス人の考え方、行動についての覚書

パリで着物暮らし?

2012年12月02日 | パリ郊外

アドリアンが五泊した後やってきたのは、久しぶりというか、思いがけない紹介でやってきた親子三人であった。

紹介者はベルニで、彼女はたくさんの友人を紹介してくれたのだが、彼女が夫の赴任期間を終えて帰国したのが7月だったので、それ以降はもうないと思っていた。 

しかし彼女の友人のフランス人で東京にまだ住んでいた友人が、親戚が来日するからと私のところへ泊めてほしいという希望であった。

そしてすき焼きをというリクエストもベルニにからである。彼女はすき焼きがほんとに好きだった。 

一泊だった。しかも夕方着いて、翌日は奈良を観光して(彼らだけで)、夕方にはまた別の場所に移動するというスケジュールだ。

なぜわざわざ我が家に来たのかというと、来てから分かったのだが、奥さんが着物が好きで「着せてもらえる」ということを聞いていたからであった。 

子供は11歳にしては小柄で小さく見える男の子だったが、可愛い金髪の子なので、観光地ではもてもてで、特に女学生から写真をたくさん撮られたそうだ。

お母さんはダンス教室を経営していて、スタイルもよく着物を着てもとても姿勢がいいので、着姿はさすがにきれいだった。 

念願の着物を着て、「こんなのを買って帰りたい」と言っていたほど似合ってもいたが、残念ながらこの年の秋の写真がコンピューターの不具合で消失してしまったのは本当に残念である。 

折り紙や習字はお父さんと子供が楽しんでいたが、折り紙の「飛ぶ鳥」は、すでに知っていて、ちょっとこちらががっかりしてしまった。 一番の見せ場だったのだが。 

そんな彼らは震災後すぐに安否を気遣うメールをくれた。その時彼女たちの親戚はまだ東京にいたが、すぐに九州へ避難し、その後帰国してしまったそうだ。 

それ以来、音沙汰がないのだが、着物を着れるようになるためにパリで先生を探すと言っていた。今頃はパリで着物暮らしを始めていたりするかもしれない。

 

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