クレールとセバスチャンの後にやってきたのは、三度目の来日のヴァンサンである。
彼は震災直前の二月にも来ていて、震災以降、日本に一層心を寄せてくれている。
今回は三週間の滞在で、ほとんどが我が家での滞在、最初の数日は時差ボケもあるので、奈良近郊を散策していた。
そして数日後から日本語のレッスンも受けたいとのことで、京都にあるボランティアレッスンにも少し参加した。午前中レッスンを受け、午後観光である。
京都では彼の友人と会ったり、また我が家で、私の日本人の友達とも交流をということで、何回かそういう機会もあった。
三週間のうち、もちろん遠出の旅行もした。今回は直島と山中湖であった。
まずは、直島 この島は本当にフランス人に人気がある。
以前クリスチャンが泊まった民宿は、とても気さくなご夫婦で料理もおいしいと聞いていたので、そこを予約した。
直島に行く前に、倉敷・岡山へも立ち寄るプランを考えた。
民宿のご夫婦は日本語しか話せない。彼は少し心配していたが、彼がその民宿に着いたときを見計らって民宿へ電話をすると
「彼が片言の日本語を話してくれるし、とても感じのいい子だということがよくわかる。」と喜んでもらえ、ほっとした。
ヴァンサンも帰ってから、「この民宿へお礼の絵葉書を出したいので、日本語を教えて」と言ってきた。
簡単なひらがなで書かれた絵葉書は、このご夫婦を喜ばせたに違いない。
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