フランス人観察記録

日本人から見て解ってきたフランス人の考え方、行動についての覚書

年末年始にやってきた親子の宿探し

2014年03月25日 | パリ郊外

2011年の年末・年始にやってきたのは、この親子だった。 

手狭な我が家ということで、息子だけうちで泊まり、両親はすでに奈良の宿を予約しているとの連絡があった。

「この宿はどうだ?」と、もう予約の済んだ後に連絡があった。

確かに良さそうな宿ではあったが、かなり不便なところなのでそう言ったが、、「静かなところがいいので問題ない」ということだった。 

息子は東京在住だったので、一緒に奈良に来るのかと思いきや、両親は新幹線、息子はリーズナブルなバスで別々にやってくるという。 

両親が到着、そしてすぐにSOSの電話があった。

「ここはあまりにも離れすぎている。宿を変えたいのだが、宿のオーナーと話をしてもらえないか?そしていい宿を知っていたら教えてほしい。」だった!!!

だから言ったではないか。とは言わなかったが、「そうでしょ。わかった。電話を代わって」と、彼らの代わりに話を聞くことになった。

オーナーはいい方で、「キャンセルは受けます。」と言ってくれた。

料金の支払いはどうなっているのか、再び彼らに聞いてみたところ、パリの旅行社にすでに支払い済みだが、それは彼らが帰国後交渉するということだった。 

別の宿探しをすることになったが、年末ということもあり、彼らの希望する日本らしい宿でかつリーズナブルなところで、しかも便利がいいところは、満室。

JR奈良駅前のビジネスホテルで辛抱してもらうしかなかったが、これはやむを得なかった。

私も彼らを迎えに行くには、遠すぎたので、とにかく奈良駅で会おうということにした。 

普通なら当日のキャンセルは違約金が発生する。

帰国後うまく交渉できたか、聞いてみたがそれについては返事がなかったので、どうなったかはわからない。

自分の目で確かめてもらうしかないほど、今の私にはフランス人を説得する語学力のまだないことが、今回のことでもわかった。

それらがやっと落ち着いた頃、息子が奈良に到着。一緒に夕食になったのであった。

 

 

 



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