震災の後、さすがに観光客が減ったが、夏くらいから少しずつ戻り始めてきた。
七月にはセブリーヌからの紹介で、やってきたのはクレールとセバスチャン。
セブリーヌとファニーとセバスチャンはアルビの中学と高校の同級生だそうだ。
実はセブリーヌも恋人と一緒に同じ時期、また来日したのだが、彼女は今回は九州周遊を決めたのだった。
ということで、二泊だけだったけれど、夕方着いた彼らを迎えにJR奈良駅へ行った。
感じのいいセブリーヌの友人はやっぱり感じがいい。
暑い時期のこと、冷たいかぼちゃのスープと冷しゃぶをとても喜んでくれた。
日本に来たフランス人が良く言う。
日本食を食べていると、野菜不足になると。
確かに外食になると、おすしを取ってもそれだけだと野菜不足かもしれない。
また生野菜を多く食べる彼らにしてみると、煮物だと物足りないのかもしれない。
そして、果物、これはフランスと比べるとはるかに高く、ちょっと買って食べてみようという値段ではないらしい。
この時の彼らの言葉以来、夏のお客さんには冷スープとサラダ風の冷しゃぶを定番にしている。
冷スープはかぼちゃがフランスのものと違うので、喜ばれる。それ以外にはさつまいもも好評だ。
若い人はたばこを吸わない人が多いけれど、セバスチャンは喫煙家だった。
習字や着付けもいつものように喜んだ。
昨年彼らの住むトゥールーズを訪問したのだが、こちらから連絡しなかったこともあり、会うことはかなわなかった。
セブリーヌを通して、メッセージをいただいたので、私も日本からの小さなお土産を言づけたのだった。
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