祥泉暦

日常の出来事の記録

さいはての彼女 原田マハ著

2022-09-05 17:42:00 | 書籍



今回もほっこりする原田マハシリーズでした。
集中力が必要な読書は、この時期無理と、
先日本屋さんで気楽に読める原田マハ本をまとめ買いしてきました。
予想通り全く裏切りません!
特に電車での移動が続いたので、
涼しい車内で、こう言ったほっこりする気分を味わうと、その後の自分の居心地が良いのです。
そして今回の舞台は北海道、特に釧路湿原は体感したばかりなので、
季節は違っても景色が蘇りました。

旅の好きなところはこれ!!
行った事のある所が舞台になると、
思い出の中にストーリーを映し出して、
オリジナル物語映像付きが出来上がる!

そしてこの本の4編は主人公が全て女性て、
しかもそんなに若くない、キャリアをある程度積んだら、子育てを終えた人だったりで、わかりやすいw

そして最後の解説でも特筆している部分。
聴覚障害を持った我が娘に言う父親の言葉。耳の聞こえる人と自分との間に、見えない「線」があると泣いた幼い娘に、「そんな線はどこにもない。もしあるとしたら、それは耳が聞こえる人たちが引いた線ではない。お前が勝手に引いた線なんだ」と。「いいか、そんなもん越えていけ。どんどん越えていくんだ」

解説者は、原田マハさんが私達読者へのメッセージとし、
子供がいるとかいないとか
仕事がどうとか
家庭がどうとか
そんなものは皆んな勝手に自分が引いた線なのだ。
軽やかに越えて行こうよ、越えられるよと。

私は、既にそれらをも過ぎてしまい、
自分の事だけに集中できるので、
今子育て中の子供たちに送りたい。
あ、でも年齢を言い訳にするかな?笑



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。