祥泉暦

日常の出来事の記録

横山大観 展を観て。

2018-05-17 14:39:08 | カルチャー
明治大正昭和時代に活躍した大家 横山大観展 生誕150年 を観てきました。




個人的に今年の毎日書道展の作品を提出した翌日、
開放感と、更に次に進みたいという気持ちで、何か刺激を求めたい思いで。

平日の午後早めの時間帯にかかわらず、長蛇の列にびっくり。
チケット売り場は全く混んでいないのに、、、、??
それも高齢者の多いこと!!社会現象。

誰でも知っている横山大観ですが、私はほとんど知りませんでした。
とても新鮮に観ることができました。
芸術品を観るとき、自分の興味のある視点から読み解く、、、
私の近くにいらした先輩女性の2人組は、繊細な技法の視点から
感動していました。きっと絵を描かれる方なのでしょう。

私は、ガイド解説に基づいて
「目に見えないものを描く」「書くものを先づよーく観察して、何を描くかを考え感じて、
書く時にはその物を見ないで描く」など、
書道とも共通している点について感銘を受けました。
私の書の師 新井瑞雲先生がおっしゃる所の「書は字を書くにあらず」です。

また、晩年に描かれた 「風蕭々兮易水寒」は、司馬遷が著した史記から想いをはして描いた墨絵は圧感でした。
以前この文字を書で描いたことがありますが、
その時はいわゆる字形のみ追って書きました。もう一度書きたいと思います。

この展覧会の大目玉の「生々流転」は、40メートルの大作、よくぞ戦火にも会わずです。
いつか、私も書で「生々流転」を書いてみたい、生涯の課題にしようと思います。





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