京都・環境ウォッチ

いま京都で起こっている環境問題、自然環境の変化などにかかわって、皆さんと一緒に考えていきたいと思っています。

19日の中国・鳥インフルエンザ

2013年04月19日 | 世界ウォッチ
本日の「毎日」
鳥インフルエンザ「当局の情報公開 後退」と 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・以下記事
【上海・隅俊之】中国で鳥インフルエンザウイルス(H7N9型)の感染が拡大する中、これまで積極的だった当局の情報公開の姿勢が後退し始めている。家族内で複数の感染者が出る事例が上海市で新たに確認され、ヒトからヒトへの感染に対する市民の不安拡大を懸念したためとみられるが、インターネット上では情報隠しを疑う声も強まっている。

 上海市当局は16日夜、初の感染者である87歳と27歳の男性2人が3月上旬に死亡した病院で、患者4人が感染し、うち2人が死亡していたと発表。院内感染が起きていた疑いが出た。発表では、それまで明らかにしていた感染者の名字や性別、発症時期などの検証に必要な情報はすべて非公表。さらに、87歳男性の家族で以前から感染が疑われていた息子2人が含まれるのかも公表しなかった。

 上海市の担当者は17日、中国版ツイッター「微博」で「感染者は肺炎などの症状が出た後に入院した」と院内感染の可能性だけは否定。ところが、北京の中国疾病対策センターの担当者が同日の会見で「長男は(4人に)含まれる。次男は死亡してサンプルがない」と説明し、ようやく家族内に複数の感染者がいることが判明した。上海市は2日の時点では、長男も次男もウイルスは検出されていないとしていた。 中国疾病対策センターの担当者は「理論上は家族の間で限定的なヒトからヒトへの感染が起きる可能性はある」との見方を示す一方、「結論は出ていない」と強調している。各地の衛生当局の発表も感染者の情報が限られるようになってきた。一方で北京市では、中国中央テレビが回復した7歳女児の退院の様子を生中継で大々的に伝えるなど「安心材料」を宣伝している。

 「微博」上には、「そもそも上海市の発表は遅くないか」「やはり何かを隠しているのではないか」といった不信の声が数多く書き込まれている。

 一方、浙江省政府は18日、新たに2人の感染を確認したと発表した。上海市と江蘇、河南両省でもそれぞれ1人の感染が確認され、感染者数は2市4省で計88人(うち死者は17人)となった。

・・・・・・・
京都新聞も
「中国、鳥インフル情報公開を簡略化」「『感染源隠蔽』疑う声も」
「発症日や検出経緯伏せる」と
これまでは
「患者の姓、性別、年齢、居住地、発症日とその後の経過などを詳しく発表」していたが、今回は「再検査で判明した過去の感染例を公表した際、『回顧性病例』との難解な分類を示した」そうだ。
鳥インフルエンザの情報に”霧”がかかってきている状態を指摘している。
重症化して後の「発見」は、いわば当局の不手際
これは、中国当局の鳥インフルエンザ対策が後手後手に回っていることを示している。
しかも、打開の展望を持てず、後ろ向き・受身の対応になっているのは、危険信号。

いま、明確になりつつあること
①、”どうも人から人へ”が否定できない例が生まれている
②、未発症者がどのくらいの規模でいるか、全く明らかでない(が、常識的には大量に発生しているのだろう)
③、発生源が明確にならないため、今のところ「拡大防止」が困難

「朝日」の小さな記事だが
「国内のハトも感染検査に」(農林水産省)
コメント
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