京都・環境ウォッチ

いま京都で起こっている環境問題、自然環境の変化などにかかわって、皆さんと一緒に考えていきたいと思っています。

地球温暖化防止ネットー18日に「市民のひろば」開く

2007年02月22日 | 地球温暖化
京都議定書発効2周年の機に、京都ネットで「市民のひろば」を開催しました。
この企画は、「COP3」の際に、当時の「京都フォーラム」(現在の地球温暖化防止京都ネットワークの前進)が、地球温暖化防止に取り組む「市民活動の交流の場」を設けようと企画したもので、久しぶりの登場でした。
18日はこじんまりとした集会でしたが、興味深い意見交換がありました。

それは、「日本経団連の”独特の立場”」について。
私も、「なぜ彼らが”独特の立場”に固執するのか?」問題提起しました。
「彼らは『規制』されるのをいやがり、”日本は資本主義の国なのに”と、それにしがみつこうとする」
まあ、こんな話になりました。
なるほど、彼らは地球温暖化防止の問題を、「資本主義か!社会主義か!」の問題として捉えているのか・・・・
資本主義の総本山の、この、遠い思い出にしがみつくような”危機認識”は、
何か、こっけいですね。
と言っても、面白がってばかりいる訳にはいきません。
現在の温暖化をめぐって、地球と人類の関係は、すでにリアルです。
財界も、”えげつなくお金儲けができる自由”に後ろ髪を引かれても、見切りをつけて、地球と子ども達の、この二、三十年先を真剣に考えるべき時です。
百年先でなく、二,三十年先までのことだと思います。
いたずらに、この二,三十年が過ぎれば
その間の被害もさらに甚大になるでしょうし、
そこで、やっとブレーキをかけても、間に合いません。

利潤獲得を目指すリアリストも、近視眼的な利潤獲得作戦から脱皮し、もっとしっかり土台をみるべきです。何があっても土台は大丈夫という時代であれば良いでしょうが、そうでないなら、地球上の人類社会の大転換の情勢を冷静に見極め、「規制」の中での産業の持続戦略を早期に立てるべきです。
コメント
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