作家 森村誠一さん没後1年 妻らが明かした「執筆の原点」
「生きることが人間の原点だ。生きて生きて、ネバーギブアップ」
これは、作家・森村誠一さんが自らの死を前に残した言葉だ。戦争を経験したからこその言葉でもある。
森村さんは生まれ育った埼玉県熊谷市で、1945年8月14日深夜から空襲を体験し、焼き尽くされる光景を目の当たりにした。
その後、作家となり、不条理や矛盾にさらされながらも生きる人々を描き、“人間とは何か、生きる意味とは何か”を問い続けた。
亡くなってちょうど1年。森村さんの妻・千鶴子さんや長年の担当編集者などゆかりの人たちに、改めて森村さんについて語ってもらった。
(さいたま放送局 記者 江田剛章)
「人間の証明」など約1600冊の作品
社会派ミステリー「人間の証明」をはじめとする“証明3部作”や、旧日本軍731部隊を描いたノンフィクション「悪魔の飽食」などで知られる作家・森村誠一さん。
推理小説や時代小説、エッセーなど、世に出した作品は約1600冊にのぼる。
去年7月24日に90歳で亡くなったが、作品は今なお、国内外のファンの心を揺さぶり続けている。
(8月中旬「首都圏ネットワーク」で放送予定)
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