アイリス あいりす 

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エッセイ【健康】ストレスから突然目が見えなくなった時 

2024-02-29 05:48:06 | 健康管理

ストレスから突然目が見えなくなった時

 

私が30代の後半の時、一時的に目が見えなくなった時がありました。

その日、子供たちを送り出してから非常に疲れていて、ベッドになだれ込み寝入ってしまいました。

それからお昼ごろまでぐっすりと寝てしまったのですが、

実は起きると、目が見えませんでした。私は自分の目が開いているのかどうかを、手を顔の前に置いて

自分のまつ毛が動いているのを確かめました。自分の目は確かに開いていましたが、真っ白で何も見えません。

それでも私は2階のベッドルームから、壁を伝って、ゆっくりと階下に降りました。

そしてとにかく自分になにが起こっているのかわからずに。近所に住む友人の家に電話をしようとしたのです。

ところが電話器を触って、どれがどうなのか覚えていませんでした。番号は覚えていたのですが、どれを回せばいいのかいつものように出来ないことがわかりました。

そしてとにかく時間を知ろうと、テレビをつけました。お昼のニュースが始まっていましたから、

お昼だということがわかり、テレビを止めました。

病院へ行く事も、タクシーを呼ぶことも、なにも今の私にはできないことがわかったのです。

事の次第を誰かに相談できるとしたら、唯一子供達が帰宅してからです。

それまでの間、私は椅子に座っていつも目にしているカレンダーのある方向へ顔を向けて、静寂の中で壁に掛かっているカレンダーを「見よう、見よう」と絶えず思考の中で繰り返して過ごしました。

私の目は真っ暗ではなかったのです。昼間の明るさがわかる目でした。ですから私はとっさの判断ですが、自分に見よう見ようと言い続けていました。

すると、どれほどたっていたのか、パッと突然に部屋の中が見えるようになりました。

それは、今までの事が嘘のように、私の目が見えた瞬間です。

その時に、私は何とは無しに、見えない存在に対して感謝していました。

それから子供達が帰宅するまで、無事に過ごすことができたのです。

 

実はこの事があってから、大きな引っ越しを経験して、その所で親しくなった友人がいましたが、

その友人の夫は英国人で投資銀行に勤めていた人でした。

ある時に、その友人から電話が来て「今朝夫が起きると目が見えなくなっていて、病院に入院しました。原因はストレスだと言われたのですが、とても心配なの。」と話してくれました。

そこで、数年前に私に起こった同じような目にあったことを話すと、彼女は少し楽になったようでした。治るのかどうか、彼女はとても心配だったからです。このまま目が見えなくなったらどうしよう。と彼女はとても心配だったようです。

結局、彼女の夫も2週間の入院で無事に帰宅でき、仕事に復帰したようでしたが、その後会社を辞めて自分で貿易の仕事を立ち上げていました。

ストレスから来る「突然に目が見えなくなる」ことでした。

 

こうしたことが、実際に起こる前に知っておくと、対処できるかと思いました。

一人きりの時、誰にも連絡することも出来ません。どうしたらよいのかもわかりませんから、とにかく

こうしたことが起きたら、自分の脳に「見よう、見よう、」と働き掛けることで、何か復活できることが

可能になったのです。実際に起こったことです。

また、最近はテレビのスイッチがテレビの側にない事、便利ですが、リモコンの位置をいつも決めておくことも

重要ですね。またラジオもあるとやはり便利だと思いました。

携帯電話も便利ですが、こうした時にはまだ不便です。

 

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