米兵の性的暴行、相次ぎ明るみに 沖縄県に情報共有されなかった背景
毎日新聞2024/6/28 20:45(最終更新 6/29 00:21)
沖縄本島中部で女性に性的暴行を加えてけがをさせたとして、沖縄県警が5月、在沖縄米海兵隊の男性隊員(21)を不同意性交等致傷容疑で逮捕していたことが28日、捜査関係者への取材で判明した。県警は逮捕時に公表していなかった。25日には米軍嘉手納基地(同県嘉手納町など)所属の米空軍兵(25)が少女に性的暴行を加えたとして不同意性交等罪などで起訴されていたことが明らかになっており、沖縄の米軍関係者による性的暴行事件の相次ぐ発覚に市民の怒りが一層強まる可能性がある。
昨年12月と今年5月に相次いで起きた米兵による性的暴行事件では、いずれも米兵検挙などの情報が沖縄県に共有されなかった。昨年12月の事件について県が報道で知ったのは米兵の起訴から約3カ月後の今月25日。県民への注意喚起に影響した可能性もあり、玉城デニー知事は28日、「強く抗議していきたい」と批判した。
♫この少女は16歳未満であったとBBCは報じています。
今回の暴行事件の公表されなかった理由、岸田総理が沖縄入り、米国大使、議会選挙、その後に連絡。という日本政府の隠蔽体質がそのまま出て来ています。そして下の記事です。
米兵による性的暴行事件 15件が非公表か 1995年~2024年の30件中 23年以降は逮捕や起訴後も公表せず 沖縄県警の判断が変容
沖縄タイムズ
米兵による性的暴行事件 2023年以降の公表ゼロに 沖縄県警、被害者保護を強調
沖縄タイムズ
上川外務大臣 「地方自治体への情報共有 関係省庁と相談したい」米兵による性的暴行事件めぐり
配信 TBS
沖縄で相次ぐアメリカ軍兵士による女性への性的暴行事件について沖縄県側に伝えられていなかったことをめぐり、上川外務大臣は情報共有のあり方を関係省庁と相談していきたいと述べました。 上川陽子 外務大臣 「在日米軍の不同意性交等事件について、被害に遭われた方を思うと心が痛みます。政府の対応について皆様にご不安をおかけし、また厳しい声をいただいており、不信感を招いていることについて重く受け止めております」
沖縄では去年12月にアメリカ兵が少女に性的暴行を加え、起訴されていたことが今週になって判明し、沖縄県側は連絡がなかったとして政府の対応を批判しています。 また、先月にも別のアメリカ海兵隊員が女性への性的暴行で逮捕されていたことが、きょう明らかになりましたが、上川大臣は、この事件についても沖縄県側には伝えていないと述べたうえで、理由について「捜査当局の判断を踏まえて対応をしている」と話しました。 一方で、今後の地元自治体への情報共有のあり方については、「被害者のプライバシーや捜査への影響等を踏まえつつ、捜査機関を含む関係省庁とも相談していきたい」としています。