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漢字の話(名前を原音で呼んで欲しいという嘘)

2011年06月13日 15時56分45秒 | 日記
漢字の表記の問題として、

もう一つ挙げておきたいのは、

中国語音の表記を書かなければならない理由が

不明である点です。


例えば、

「袁世凱」が「えんせいがい」である理由は、

日本の漢字の音が、

「袁、えん」「世、せい」「凱、がい」だからです。

漢字の音を、日本語としてきちっと読んでいる結果として、

「えんせいがい」なのです。


中国人は、中国語音で日本人の名前を呼びます。

中国で中国人が中国語音で話すのは当たり前です。


ここが日本で、日本の漢字に日本語音があるのに、

何故、中国語音で読まなければならないのでしょう?

中国語を勉強しているのでも、

英語圏に住んでいるのでもない、

ごく普通の日本人が、

中国人の名を中国語音で読まなければならない理由が、

どこにあるのでしょうか?


答えは、どこにもありません。


要するに、

「袁世凱」を「ユワンシーカイ」とか、「ユアンシーカイ」などと、

読まなければならない必要は、

どこにもないのです。


2、中国人の名前を原音で読んで欲しい、という嘘。


十年ほど前、中国語系のある研究会に参加しました。

そこで、発表を聞いていると、

国立女子大の大学院生と思われる中国系の学生が、

「日本の漢字に中国語音でのカタカナルビを統一する為の基礎研究」

(正確な題名は忘れました)という発表をしていました。


中国人の人名を、中国語音にしなければならない理由、

研究の発端、或いは、問題の所在は、

「中国人は、親から呼ばれるように、

中国語音で呼んで欲しいのです。」

と堂々と発表していました。


嘘です。

真面目な研究発表の場で、この様な「嘘」を言ってはいけません。


例えば、

「王家衛、おうかえい」という香港の映画監督がいます。

「ウォン カーウァイ」とカタカナで書けば

御存知の方もいるかもしれません。

これは、広東語音から取った表記です。


香港は、広東省の一部ですので、

この地域の言語は「広東語」です。


日本に方言があるように、中国にも方言があります。

標準語に当たるのが北京語、

広東語は方言になります。


「北京語=中国語、標準語、国語」

「広東語=方言」


さて、

「王家衛」の広東語音は「Wong Gaa Wai」です。

日本でのカタカナ表記「ウォン カーウァイ」はここから取られたようです。

ところで、標準語である「北京語」では「Wang Ja Wei」の発音になります。

仮にカタカナで表記すれば、「ワンジャーウェイ」の音です。


この人物が、中国全土で放送される、

日本のNHKに当たる中国中央電視台で放送される場合には、

標準語である「北京語」の発音で放送されます。


ですから、中国では、「広東省」以外の地域で、

中国全土で、「王家衛」は「Wang Ja Wei(ワンジャーウェイ)」

と発音されますが、本人は文句も言いません。


漢字は、漢字文化圏では、その地域の音で発音されるという、

暗黙の了解というか、原則があるからです。


同様に、

「ツイハーク」という矢張り香港の映画監督がいますが、

この人物も漢字で書けば

「徐克(じょこく)」

広東語の表記は「Chuei Hak」

北京語の表記は「Xu Ke(シュークゥ)」

中国中央電視台のニュースで放送されるときには、

この人物の名前は

「Xu Ke」と発音されます。


ヨーロッパがそっくり入ってしまうほどの広い国土に、

漢族を含めて五十六の民族がおり、

更に、各地域に方言がある以上、

方言と標準語があるのは当然で、

全国放送では、標準語が使われるのも、また当然です。


中国国内ですら、

「中国人は、親から呼ばれるように、

中国語音で呼んで」もらってはいません。


ですから、

「中国人は、親から呼ばれるように、

中国語音で呼んで欲しいのです。」

というのは、例えば、

「今日はイチゴが食べたい」とか、

「明日は雨が降らなければいいな」と同様の、

一種の曖昧な願望で、

学問的な原則ではありません。


ところで、

漢字のルビの表記とは別に、

人名は、その国の言語で読まなければならないでしょうか?

そんな事はないはずです。


例えば、アメリカ人の

「ポール」とか「ジョン」、「マーク」は、

キリストの聖人である

「パウロ」「ヨハネ」「マルコ」から来ているはずです。


『ゴッドファーザー』という映画の中で、

主人公のアメリカ人「マイケル」は、

父の故郷であるイタリアのシチリアでは、

「ミゲーレ」と呼ばれています。


マイケル( Michael)は、

『聖書』に登場する大天使ミカエルの事で、

ドイツ語ではミヒャエル、

フランス語ではミシェル、

スペイン語・ポルトガル語ではミゲル、

ロシア語ではミハイル。


ある人名の表記や発音が、国によって違っているのは、

不思議な事ではありません。

漢字だけが特別ではないのです。


「王家衛」・「徐克」は、

「おうかえい」・「じょこく」と読んで、

何も問題はないと思います。


3.「香港」は中国語では「ホンコン」ではなく、

「北京」も「ペキン」ではない。


漢字は、

その地域の発音で読むのが原則ですから、

人名でも、地名でも、

漢字で書かれている物は、日本では全て、

日本語音で読むべきです。


だいたい「中華人民共和国」からして、

「ちゅうかじんみんきょうわこく」と読みますし、

河北省・山東省なども、全て、日本語で、

「かほくしょう」「さんとうしょう」と読みます。


しかし、例外もあります、

例えば、日本でも、

「香港、ホンコン」、「北京、ペキン」、「広東、カントン」

「南京、ナンキン」等は、

日本語音ではありません。

これらは、

「日本語の中の広東語からの借用語」と言われている物です。


借用語とは、

他の言語から別の言語に、

そのまま取り入れられた語彙(ごい)の事です。

要するに例外という事になります。


広東語から日本語への借用語としては、他に、

南京ナンキン

叉焼チャーシュー

飲茶ヤムチャ

雲呑ワンタン等があります。


ところで、

これらは広東語ですから、

中国の標準語である「北京語」では違う発音で読まれます。

「香港」は、広東語から英語への転用で「 Hong Kong」と表記しますが、

北京語では「Xiang gang」(シャン ガン)という発音になります。


1997年に中国に返還されるまでは、

「香港」はイギリス領でしたので、

公用語は英語と広東語でした。

その為、欧米や日本に広東語音が広がり、

「Hong Kong」と呼んでいますが、

広東省を除く、大陸・台湾では

「Xiang gang」(シャン ガン)と呼びます。


また、

「北京」も北京語では「Bei jing」(ベイジン)の発音で、

中国全土で、この発音で統一されています。

方言も大切ですが、

標準語が優先するからです。


結論として、


中国国内では、中国人の人名は、

方言の発音に関係なく、

標準語で呼ばれている。

また、人名は、中国に限らず欧米でも、

外国では、母国音の通りになど発音されてはいない。

以上の事から、

中国人の人名を、

中国語音で読む必要は無く、

日本の漢字に、

中国語音でルビをふる学問的な根拠はどこにも無い。


そもそも、漢字は、漢字文化圏では、

その国の発音で読むという暗黙の了解、或いは、原則があります。

日本の漢字は、

その原則にならい、耳で聞いたいい加減な発音に頼るのでなく、

学問的にも、しっかりと統一のとれた日本語音で読むべきである。


以下に続きます。(もし宜しければ、拡散お願いします)

HQ【Kleiber】Brahms : Symphony No. 4 mvt 1【クライバー:ブラームス/交響曲第4番】


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