昨晩は「十三夜」でした。
私の故郷では、
ススキを採ってきて、お供え物をし、
親族が集まってお月見をします。
満月をめでる「十五夜」(中秋の名月)は中国から伝わりましたが、
ほんの少し欠けた月に美しさを見いだす「十三夜」は、
日本独自の風習。
「文化」と言うと大袈裟ですが、
昔、石川梅次郎先生から伺ったのですが、
(二松学舎大学の学長をされていたと思います。偉い先生でしたが、少しも偉ぶったところが無く、私達には、冗談ばかり仰っていました。)
伝統芸能や、学問のような大層な事ではなくて、
お箸の使い方や、生活態度やなんやかやを、
親が子供に、日頃から口やかましく注意をする。
子供は、それを煩いと思って聞いている。
何年も煩いと思いながら、しかし、子供は、いずれ気づく。
そうやって「文化」は受け継がれていくものだ、と仰っていました。
十五夜の月と十三夜の月は、片月見(かたつきみ)といって、
必ず、同一の場所で鑑賞しなければならないと言われています。(迷信です)
稲荷寿司、お団子、お供え物を下げた後、
お寿司をほおばりながら、
こんな所にも、文化はありますかね先生、とちょっと考えました。
DEER-MAN 玉木宏
私の故郷では、
ススキを採ってきて、お供え物をし、
親族が集まってお月見をします。
満月をめでる「十五夜」(中秋の名月)は中国から伝わりましたが、
ほんの少し欠けた月に美しさを見いだす「十三夜」は、
日本独自の風習。
「文化」と言うと大袈裟ですが、
昔、石川梅次郎先生から伺ったのですが、
(二松学舎大学の学長をされていたと思います。偉い先生でしたが、少しも偉ぶったところが無く、私達には、冗談ばかり仰っていました。)
伝統芸能や、学問のような大層な事ではなくて、
お箸の使い方や、生活態度やなんやかやを、
親が子供に、日頃から口やかましく注意をする。
子供は、それを煩いと思って聞いている。
何年も煩いと思いながら、しかし、子供は、いずれ気づく。
そうやって「文化」は受け継がれていくものだ、と仰っていました。
十五夜の月と十三夜の月は、片月見(かたつきみ)といって、
必ず、同一の場所で鑑賞しなければならないと言われています。(迷信です)
稲荷寿司、お団子、お供え物を下げた後、
お寿司をほおばりながら、
こんな所にも、文化はありますかね先生、とちょっと考えました。
DEER-MAN 玉木宏