現在、政府が進めている「テロ等準備罪」は必要です。先ずは、「産経新聞電子版」の記事から。
『東京五輪成功のためにも、「テロ等準備罪」の対象犯罪数は多くていいのでは？』
2017.1.25 01:00
「「話し合っただけで罪になる」と野党や一部のメディアが騒ぎ、集中砲火を浴びせている、いわゆる「共謀罪」。過去３回の廃案を受け、政府は法案の名前を「テロ等組織犯罪準備罪」に変え、構成要件も変えて通常国会に提出、成立させた上で「国際組織犯罪防止条約（パレルモ条約）」の締結を目指すが、見通しはたっていない。
「東京五輪・パラリンピックの開催を３年後に控えるなか、テロ対策は喫緊の課題だ。すでに１８７の国と地域が締結している国際組織犯罪防止条約の締結はテロの未然防止ために、国際社会と緊密に連携するうえで、必要不可欠だ」
安倍晋三首相は１月２４日の衆院本会議で、共産党の志位和夫委員長の代表質問に対し、こう答弁した。
今回、政府はテロ等準備罪の適用対象を「組織的犯罪集団」に限定。一般の市民団体などが対象にはならないことを明確にした。法案の狙いは、組織的犯罪集団が実行する犯罪について計画段階での取り締まりを可能にすることにある。適用対象は過激組織「イスラム国」（ＩＳ）のようなテロ組織のほか、暴力団、薬物密売組織、振込み詐欺集団などを想定している。
しかし、世論の反発は依然強い。原因は対象犯罪の数が膨大だからだという。パレルモ条約の「重大な犯罪」の定義は、「懲役・禁錮４年以上を科することができる犯罪」となっており、そうなると対象犯罪は６７６件となる。
これに野党だけでなく与党・公明党も反発していることから、政府は数の絞りこみに着手。６７６の対象犯罪数を５０超、またはそれ以上減らす方向で調整しているという。政府関係者は「窃盗罪だって国によっては内容が違うし、過失なんてのは共謀のしようがないから減らせるだろう」と話す。しかし、本当に対象犯罪数を減らしていいのだろうか。
テロ等準備罪を適用しうるかどうかは、その犯罪が組織的犯罪集団の活動として行われるのかどうかが根本的に重要な前提条件となる。仮にその犯罪が組織的犯罪集団の計画しているものであれば、犯罪の性質を問わず取り締まってもらいたいと思うのが当然で、対象犯罪をむしろ増やし、網を広げるべきではないだろうか。
例えば「万引」。窃盗である万引の法定刑は１０年以下の懲役でテロ等準備罪の対象となる。子供の窃盗と組織的犯罪集団による窃盗は全く異質で、後者は組織犯罪を実行するための資金作りの可能性が高い。窃盗の計画であっても、事前に阻止するのは当然のことである。
一方で、「自分たちにも処罰対象になってしまう！」と主張している人たちに違和感を覚える。こうした人たちは自分たちが組織犯罪集団にあたる可能性があると思っているのだろうか。
メディアもそうだ。中でも突出しているのが東京新聞であることは指摘するまでもない。
その東京新聞は１月６日付朝刊の「新『共謀罪』を考える Ｑ＆Ａ」で「『話し合いは罪』 変わらず」との見出しの記事とともに、「○×町内会」がマンション建設工事に反対する様子をイラストで掲載している。上段のイラストは３人の住民が「マンション建設工事に反対だ」「座り込んで工事を止めよう」「そうしましょう」と口々にいう場面を「犯行の合意」と説明。下段のイラストでは住民の一人が計画書らしいものを持って「マンション建設予定地」に立っている風景が描かれ、「実際の犯行しなくても罪」とある。
記事には共謀罪とは「具体的な犯罪を行おうと二人以上で『合意』した段階で処罰できる犯罪です。つまり『話し合うことが罪』となります」「思想や内心、つまり心の中で考えていることが罰せられるおそれがあります」との記述がある。
しかし、テロ等準備罪では、町内会のマンション建設反対運動が処罰対象になる可能性はない。そもそもテロ等準備罪が適用される団体は組織的犯罪集団の活動として重大な犯罪を実行するための組織だが、○×町内会がそれにあたるだろうか。一般的に考えれば該当しないとみていい。
座り込みをやって建設阻止という行動にも出るだろうが、背後に暴力団やテロ組織がいるわけでもないだろうから座り込み自体は問題ないだろう。それに、町内会が抗議活動を計画し準備しても、町内会が組織犯罪集団とはいえないから、テロ等準備罪の適用はないだろう。
仮に政府がテロ等準備罪を乱用して米軍普天間飛行場（沖縄県宜野湾市）の名護市辺野古移設の反対運動や、安保法制に反対した市民団体などに適用しようとしても、本当にこうした市民団体が組織犯罪集団だと立証することは可能だろうか。そう簡単にはできないはずだ。
もっとも、法案には常に不備や問題点がつきまとう。だからこそ、国会の議論が必要なのであり、きちんとした形で国を守るための法律に仕上げるべきである。事前に反対論ばかりを唱えるのは決して建設的でないことはいうまでもない。」
一度でも起きてしまえば、人命・公共の財産・名誉が吹っ飛びます。二度も三度も起きる可能性が生まれます。本気でテロを抑止しようと思ったら、寧ろ、条件を付けず青天井に何でもできるようにすべきです。それに、警察内での組織は、「組織的犯罪集団」の場合は、対象の部署は決まっていますので、一般の犯罪とは区別されます。野党の心配は当たらないように思います。
以下は、2016年1月に中国で起きた「爆発事故」と言われている物です。各媒体は「事故」と報じていますが、私は、この中には「人為的」に起こされた物が含まれていると思っています。それは、中国で2016年に起きた同様の事故が、春節・中共の会議・重要裁判等の前後に集中する傾向にあるからです。
・2016年1月5日、
昼1時30分頃、天津市津南区双港鎮赤龍街から突然出火、現場は火に包まれ、付近の住民は少なくとも連続して５回の爆発音を聞いた。多くの報道に因れば、ガスタンクローリーが爆発。現場は双港鎮赤龍街の空き地で、屛に囲まれていた。付近の煙草店店主によれば、だいたい1時20分頃、屛の中から最初の爆発音が響き、その後黒煙が吹き出し、五・六分後に更に爆発音が響き、連続して三・四回の爆発がした。
同日、早朝7時3分、寧夏銀川市109国道枸杞（くこ）館の入り口で、301路を走るバスが走行中突然出火。火は瞬く間に車を包んだ。この火災で17人が死亡、30人が負傷した。『天津鬧市街頭突發爆炸 居民：至少5次連爆』
・2016年1月7日、
午前10時40分頃、遼寧省鞍山市鉄西区の瑞盛自動車部品の卸販売・小売業者の集まるビルで、突然爆発が起こり、並びに火災が発生した。黒煙がもうもうと上がり、絶え間なく爆発音が響いた。
・2016年1月9日、
湖南省婁底（ろうてい）市冷水江の化学工場が爆発炎上した。報道によれば9日晩8時20分頃、冷水江の生産停止になった民営の化学プラントから火災が発生し、晩10時30分頃に鎮火した。恒興化工有限責任公司は冷水市布渓街道事務所にあり、化学プラントは主に塩化ビニル添加剤を作っていた。『湖南一化工厂爆炸起火 现场震感强烈』
湖南娄底 冷水江一化工厂爆炸起火 现场震感强烈
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・2016年1月13日、
昼の12時頃、上海宝山区にある機械工場で爆発が発生した。この事故で4人死亡2人負傷。『上海宝山一机械厂发生爆炸 已致4死2伤』
・2016年1月14日、
午前、河南省開封市 通許県長智鎮 西盧氏村の花火工で爆発が発生した。爆発は数時間続き、現場にはキノコ雲が現れた。官報によれば5名死亡7名負傷、しかし、民衆は23人死亡、或いは、これよりも多いと称した。具体的な死傷者の人数は分かっていない。
地元民の張さんは、大陸の媒体の取材を受けた時「東北の方向から大きな爆発音が二度聞こえたので、頭を上げると、巨大なキノコ雲が、ビルの数階ぶんの高さにあがっていたんだ。」と答えた。
あるネットユーザーの投稿によれば、事故の三時間半後、現場からは爆発音が聞こえ、特種警察は車の中で待機しており、消防車と消防隊員は事故地点から遠く離れ、県級の役人は500ｍ離れた場所にいた。現場は警察によって封鎖されていた、と。
アル村民は、爆発の威力は大きく、周辺の村の民家の窓やドアのガラスは割れ、窓枠のアルミ合金は全て変形した、と。
ある村民の話では、被害者の数に幾つかの説があって、ある人は花火工場で午前中に勤務していたのは20人以上なので、5人死亡7人負傷で、10人以上が捜索中だ、と。もう一つの説は、現在、旧正月で、各花火工場は一年で最も働き手が多い時なので、少なくとも100人は働いていたはずだ、と言う物。もっとも、勤務していた人数がどうであれ、爆発事件では、公式には正確な死亡人数は発表にはならないだろう、と語った。『河南开封一烟花厂爆炸 伤亡人数不详』
・2016年1月14日、
19時10分頃、浙江省杭州の莫干山路と通運路口の浙江交通職業技術学院付近で、十数回連続の爆発が発生した。爆発の威力は大きく、火災を伴い、炎は天に届く勢いであった。当日23時、現場で１人の死亡が確認されたと発表があったが、ネットでは死傷者多数と伝えられた。聞くところによれば、現場には4階建ての工場があり、ガソリンスタンドの車が爆発炎上し、29台の消防車が出動した。住民によれば、晩の7時5分から誰かが警察に通報した8時頃までに、合計十数回の爆発が起こり、且つ巨大な爆発音が聞こえた。その後、大量の消防車と救急車がサイレンを鳴らしながら通過した。事故の発生した道路は交通が規制された、と。『杭州连环爆炸 传多人伤亡（视频）』
1月14日19點10分左右，浙江杭州莫干山路與通運路口、浙江交通職業技術學院附近，發生十幾次連環爆炸，爆炸威力巨大，驚天動地。
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1月14日19點10分左右，浙江杭州莫干山路與通運路口、浙江交通職業技術學院附近，發生十幾次連環爆炸，爆炸威力巨大，驚天動地
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・2016年1月18日、
午前9時50分頃、河南漯河市東城産業集聚区李村付近の「口味村」という名のレストランで爆発が発生し、200ｍ圏内に巨大な爆音が響き、現場のドアや窓は吹き飛び、ガラス片が地面を覆った。
18日午前、東城産業集聚区の李村付近の、人民路と陽山路の交差点の東南に位置する“口味村”飯店でガス爆発が起こり、あらゆる窓ガラスが全て吹き飛んだ。その後、ミニブログの報じた情報によれば、“本日午前9時50分頃、漯河李村の一飯店のガスタンクが爆発し、周囲200ｍ内に爆音が響きわたり、飯店及び周囲の商店は見る影もなく変わり果て、多くの負傷者を出した。目下、119（消防）・120（救急車）は既に現場に到着し救援活動をしているが、具体的状況は調査中。」と報じた。
漯河後謝郷清明李村に住む李さんは、大紀元の記者に対して“飯店の中では、当時、結婚披露宴が行われており、20人以上が食事をしていた。飯店のガスタンクが突然爆発し、13人が死亡し、7人が重症、その他が軽傷だった。」、と語った。
しかし、この情報は、漯河の地方警察に確信していなかった。大紀元の記者は漯河召陵派出所に電話をしたところ、一名の警察官が記者に対して“具体的な死傷者の数は、知りません、はっきりしません、李村の管轄ではないのです。”、と答えた。『河南漯河一家饭店爆炸 村民曝13人死亡』
・2016年1月20日、
17時10分頃、吉林長春金色八里城付近の「LPガススタンド」で爆発が発生し、現場には黒色のキノコ雲が湧き起こり、ネットの情報によれば4人死亡と伝えられたが、具体的な死傷者数は不詳。
ハンドルネーム「キノコ採りの少女7998」は詳細を発表し、「東栄大路と東4環の交差点の北100ｍの所の、個人営業の「LPガススタンド」で爆発が起きて、（午後）5時10分に最初の爆発が起こり、その後、何度か小規模の爆発が起きて、現場には10数台の消防車・警察車両・救急車が到着。最初の爆発で4人が逃げ出してきて、1人は火に包まれていた。傷の具合は不明、死傷者も不詳。」、と。
19時13分、ハンドルネーム「キノコ採りの少女7998」は又「地表の火の勢いは抑制されてきた。現場には火は見えない。現場の消防隊員の話では、今、地表の火の勢いは既にコントロールされてきたものの、更に深刻なのは、地下に4個の大型のガスタンクがあり、（もし）火の勢いが強くなって爆発が発生すると、付近の数棟の高層ビルは廃墟になってしまう。消防隊員は現在、厳密に調査をして、事故の再発防止に…。」と情報を発信した。
ハンドルネーム「パンダの民謡」は、「このガスタンクは何年も営業している。年の瀬にこんな事が起きるとは思わなかった。」、と。長春市民のユーザーは「ニュースでは4人亡くなったらしい。」但し、この情報は公式には確認は取れていない。『长春金色八里城附近一液化气站爆炸』
・2016年1月20日、
午前0時20分頃、江西上𩜙市広豊区洋口鎮の花火工場で大爆発が発生し、大陸の公式媒体の報道では4人負傷、4人失踪と報じられた。地元民はこの発表は故意に死者数を隠していると考えている。当時、工場内で残業をしていた労働者は100人を越えていた。遺体を全て回収できれば運が良いと思える情況だった。工場付近に3人家族が住んでおり、震動でドアや窓に押し潰されて亡くなった。
事故現場から5Ｋｍの信州区に住む李さんは、大紀元の記者に対して、爆発が発生した時、彼は熟睡しており、突然ドアや窓がきしむ音で目を覚ました。大風が吹いていると思ったが、3・4分後、彼は広豊区の上空が真っ赤になるのを見た。その後、携帯で花火工場の爆発を知った、と語った。
李さんは更に、彼の友人からの話しとして、工場周辺の家は爆発で倒壊し、爆発が起きた時工場には100名以上の労働者が残業していた、と。彼はキッパリと記者に対して、死亡者数は少なくとも100人にのぼる、もし、記者が現地を取材すれば、多くの事情を知る人々がこの事件について話すだろう、と語った。
現場付近の路上の遺体。
別の匿名希望の女性は、大陸の嘘の報道に憤慨しており、彼女は「我が家は事故現場から5Ｋｍの地点にあるけど、ドアと窓ガラスは全て壊れたし、爆発地点付近の家は全て倒壊したわ。花火工場で仕事をしていた人は皆亡くなった、皆100人以上って言っているわ。どうして政府があんな発表をするのか分からない。」と語った。この女性は、更に、事故現場付近に３人家族が住んでおり、爆発で潰されて亡くなった、と語った。
家の中で潰されて亡くなった家族。
潰されて亡くなった家族。
肖さんの父は花火工場の付近に住んでいるが、爆発で彼等の家も衝撃を受けた。事件後、彼の父が現場に行ってみると、全ての社宅が倒壊しており、多くの人が亡くなり、多くの人が家屋の下敷きになって亡くなった。
肖さんは、この花火工場の大部分の労働者は湖南省出身で、工場の周囲に社宅があったと述べた。
目下、数十台の警察車輌が現場を封鎖しており、一般人は中に入ることができず、事故現場に入る場合には、必ず携帯を取り上げられ、写真撮影も禁止されている。現場は花火・爆竹の生産地であり、凡そ、毎年花火工場の爆発事故は起きている。匿名希望の女性は、爆発の起きた花火工場の近くには、更に別の工場があって、この工場内には40数トンの花火・爆竹が貯蔵されており、何時爆発するか分からない時限爆弾のようなもだと、住民は恐怖を感じている、と語った。『江西烟花厂爆炸 民众曝光有百余人死亡』
・2016年1月20日、
21時頃、安徽省広徳県開発区のＫｒａｎｔ（科藍特）アルミニウム産業のバイオマスボイラーが爆発し、現地の公式報道では、当直は5人で、そのうち1人は重傷、3人は軽傷、1人失踪と発表された。しかし、民間には多くの意見があり、公式発表に疑問を呈している。
広徳Ｋｒａｎｔ（科藍特）工場の爆発の威力は凄まじく、現地の多くの住民は、爆発の時に家の部屋や窓に強烈な震動を感じた。一部の住民は地震だと思った。爆発は火災を引き起こし、炎は夜空を照らし、消防車のサイレンが響き渡った。
事故による死傷者の数について、ネット上には幾つもの説が流れた。ある説では死者は14人、ある説は17人で一致していない。官報の発表した死傷者数に対して、多くの民間人が疑問を呈している。また、一名の重傷者が、治療の甲斐無く亡くなった、とも語っている。
ネット上に公開されている情報によれば、Ｋｒａｎｔ（科藍特）アルミニウム産業は広徳の経済開発区にあり、アルミ合金のドア・窓枠等の生産・販売をしている。会社は2010年に成立しており、工場の敷地面積は20万平方メートル、500人以上が働いている。
あの工場にはもともと27人いて、彼等は午後4時に既に9000度のアルミが漏れているのを発見していたのに、どうしたら良いか分からず、四時間たって爆発が発生した。避難には充分な時間があった。死者は14人、負傷者は64人。
2016 1 20今晚9时左右，安徽宣城市广德开发区一工厂发生爆炸。现场值班的5人有4人受伤，1人失踪。
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2016 1 20今晚9时左右，安徽宣城市广德开发区一工厂发生爆炸。官方报：现场值班的5人有4人受伤，1人失踪。1
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『安徽一企业突发爆炸 官报4伤1失踪 民间质疑』
以上が、2016年1月に起きた爆発事故です。どうやら当局は死傷者数について正確な発表はしていません。ここに書き出したのは1月分ですが、6月には上海及び中石油・中石化等で連続して爆発事故が起きており、敏感な場所・時間に事件が起きている点で注目を集めています。また、党大会の直前にも事故が起きています。私は、この事故の中には、故意に起こされた物があるのではないかと思っています。
