「熱闘」のあとでひといき

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第8節(10/27 & 28)の試合予定&みどころ

2012-10-27 02:22:15 | 関東大学ラグビー・リーグ戦
○第8節の試合予定

 10月27日(土) 日本大学 vs 中央大学 12:00 味スタ西競技場
 10月27日(土) 流通経済 vs 拓殖大学 14:00 味スタ西競技場
 10月28日(日) 東海大学 vs 関東学院 14:00 秩父宮ラグビー場

折り返し点を通過しいよいよ終盤戦に向かうリーグ戦グループ。2強にほぼ絞られた感がある優勝争いもさることながら、それ以上に熾烈を極める中位争いが展開されており、俄然盛り上がりを見せています。第8節も非常に重要な一戦が組まれていて、週末の楽しみは当分終わることはなさそう。その一戦とは、ズバリ言うと日大と中央のマッチアップ。拓大に辛くも1点差で逆転勝利を収めた日大は、ここで勝利すると3位以上に大きく前進することになりますが、それは中央もまったく同じ。中央が勝てば日大は振り出しにもどる形となり、まるで双六のような戦いになっています。

前節に僅か1点差で涙を呑み、中位グループ内で一歩後退となった拓大は流経大にチャレンジします。その流経大は目下4連勝中ですが、うち一つは法政を相手に挙げた薄氷を踏む思いの1点差での逆転勝利。気持の切り替えが出来ていればですが、拓大の仕上がりの良さを考えると、まさか?が起こる可能性がないとは言いきれません。ということで、問題は日曜日の秩父宮ということになります。本来はリーグ戦グループの看板カードとなるはずの試合が緊急事態を迎えています。それはさておき、中央と日大のどちらに勝利の女神が微笑むか? 流経大はまたしても冷や汗を掻かされるのか、それとも貫禄をみせつけるのか? 関東学院の命運はいかに? といった形で、どのカードも見どころ満載の第8節となりそうです。

【中央大学 vs 日本大学】

なぜか中央を相手にすると苦戦を強いられる日大といった相性の問題は昔話となった感がある昨今。しかしながら、今シーズンは中央が出足から好調と言うこともあり、どちらが勝つのかまったく予想がつきません。両チームとも基本的にはBKに展開して取ることを目指してはいますが、スタイルは異なります。中央がCTB2人にFB羽野を加えたトライアングルを中心としたタテ突破を特徴としているのに対し、日大はFWとBKのコンビネーションでヨコへの拡がりを活かしながらボールを繋いでいくのが特徴。お互いの持ち味が発揮された戦いになるのか、それともそれを消し合う戦いになるのかまったく予断を許しません。ただ、ひとつ確実に言えることがあります。それは「肝心なところでミスをした方が負ける」ということ。チームの完成度が問われる戦いとなりそうです。

【流通経済大学 vs 拓殖大学】

連覇を狙う流経大が優位にあることは間違いありませんが、チームの完成度では上回っている拓大に付け入る隙は十分にありそうです。過去4試合ではリザーブを含む22人が完全に固定されていた拓大は、左WTBに松崎が起用されて山谷がリザーブに下がったものの盤石の布陣であることは変わりありません。日大戦ではBK攻撃によるビッグゲインを見せるなど攻撃の幅を拡げている拓大が流経大の堅陣をどこまで崩せるかが一つの見どころ。対する流経大は、先発SOを合谷に決めたようですが、まだBK(強いて言えばWTBのリリダム)で取る形が確立されていないようです。リーグ戦も終盤に差し掛かったところでチーム完成に向けて確実に一歩を踏み出したいところですが、拓大はなかなかしぶとい。流経大が本来目指している形でトライの量産体制を築けるのか、それとも拓大のアタックにさらなる選択肢が加わるのか? 第2試合も興味が尽きません。

【東海大学 vs 関東学院大学】

関東学院と法政が2強として君臨していた頃は、両チームに完膚なきまでに叩きのめされ続けていた東海大。しかしながら、今は立場が完全に逆転しています。そして、メンバー発表を見て愕然としてしまいました。チーム事情はわかりませんが、迷走状態から抜け出せない関東学院と言わざるを得ません。今回は遂に主将、副将2人の3人の名前がリザーブにも見当たらない状況となり、スタメンの4年生はゲームキャプテンを務めるFB楢崎のみという異常事態。1年生を多く含む将来性に期待?のメンバーでリーグ戦G最強チームと戦う事になります。この事態が東海大の選手達にどんな感情を喚起したかを試合場で見せつけられることになりそうな予感がします。東海大はLOにいよいよ三上が復帰し、覇権奪還に向けてチームを完成させる時がやってきているだけに、よけいにそんなことを考えてしまいます。
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