[キックオフ前の雑感]
かつて大学日本一に輝いた関東大学リーグ戦グループの顔といってもいい2チームが、揃ってついにここまで来てしまった。負ければ最下位が決定する最終戦だが、どちらも既に入替戦出場が決まっている。試合を観ていないラグビーファンには信じがたい事態となっているのだが、実際に闘いぶりを観ればその理由がはっきりと分かる。関東学院は戦力ダウンもさることながら、出場選手もポジションも試合ごとにめまぐるしく変わる。また、大東大は主力選手の相次ぐ負傷でベストメンバーが組めないままここまで来た。他のチームは概ねチーム力を上げる方向で最終戦を迎えているのだが、関東学院と大東大の場合は低迷状態から脱することができていない。せめて最終戦だけでもいい形で終えて、入替戦に臨みたいところだ。
そんな(複雑な)想いを抱きながら両チームのメンバー表を眺める。大東大はついにテビタとフィリペの2枚看板が今シーズン初めてスタメンに名を連ねた。テビタはNo.8ではなくLOでの起用だが、この辺りにチームの苦しい台所事情が伺える。ただ、先週は体調不良で欠場した長谷川が復帰したため、FWはリーグ戦Gでも屈指の強力な陣容になった。PRには必殺タックラーの高橋も居る。コンビネーションに不安は残るが、前節の日大戦で後半から出場したテビタとフィリペの存在感の大きさは実証されている。BKラインの攻撃力に課題はあるものの関東学院にとっては頭痛の種が一気に増えた感じだ。
問題は関東学院の方。結局メンバーを固定することなく最終戦を迎えることになった。昨シーズンは主力だった安井が復帰したものの、ポジションはWTB。かつてFWの山口をWTBに起用(最終的にはNo.8に戻った)して話題を呼んだこともある関東学院だが、今回と事情はまったく異なる。行き当たりばったりは言い過ぎとしても、どんな基準で出場メンバーが選ばれているのかがまったく見えてこない。相変わらず1年生の起用が多いことも目を惹くが、これとて「大胆な登用」とはほど遠い状態だ。将来性を見据えたと言われても、明日なき戦いを戦っているのが現状だから、説得力は弱いと追わざるを得ない。キックオフ前から関東学院は不安でいっぱいだ。
[前半の闘い]
2部チームの偵察隊と思しき学生達も見守る中、関東学院のキックオフで試合開始。序盤からパワーアップした大東大が攻勢に出ると思われたが、元気がよかったのは関東学院の方だった。果敢にオープンに展開して攻める関東学院に対し、大東大は動きが鈍くディフェンスが機能しない。テピタもフィリペもボールを持って前進するシーンが観られない予想外とも言える状況の中で、5分に関東学院がPG成功により3点を先制する。
しかしながら、14分に大東大があっさりと逆転に成功する。関東学院陣10m付近でのスクラムからNo.8長谷川が8単で前進を図ると関東学院はこのルーキーに易々と突破を許してしまう。長谷川は関東学院陣奥深くまで前進したところで、慎重にラストパスをCTB梶に送った。GK成功で3-7と一転して大東大がリードを奪う展開。その後は両チーム一進一退の攻防が展開されるが、24分に大東大に待望の「一発」が出る。関東学院陣10m/22mでのスクラムを起点としてFWがサイドアタックで攻め、PR高橋が大きく前進を図り、LOテビタが今季初得点となるトライを奪う。GKは失敗するが大東大が12-3と9点をリードする展開。取るべき人が取ったところで、試合の流れは大東大に大きく傾くかに思われた。
しかしながら、大学ラグビーはわからない。エースがお約束通りトライを取ったことで安心してしまった訳ではないと思うが、大東大がピリッとしない中で関東学院のアタックが機能するようになる。まずは29分、大東大陣22m内でのスクラムからFWがサイドを突きラック。ここからSH井上がボールをインゴールに持ち込んだ。GKも成功して関東学院は10-12とビハインドを2点に縮めた。このトライに力を得た関東学院が一気にペースを掴む。だが、実態は大東大が完全に受けに回ってしまったとも言える。大東大がなかなか敵陣に行けない状況の中で36分、関東学院が再逆転に成功する。大東大陣22m内でのラインアウトからモールを経てオープンに展開し、SO高城のグラバーキックを走り込んだCTB伊藤がインゴールでグラウンディングに成功。GKも成功して17-12となる。
この期に及んでも大東大はピリッとしない。「ダイトー、目を覚ませ!」と激しい檄が飛ぶ中、前半終了間際の39分、関東学院にラインアウト→モールからのトライが生まれる。ボールをグラウンディングしたのはWTBの今井。関東学院のモール・トライでグラウンディングするのは何故かBK選手というのが今シーズンの関東学院のアタックの特徴になっている。要するにFWが組んだモールにBK選手も参加する攻撃スタイルを取っているが故に起こりうる現象。ここも高城が確実にGKを決めて24-12と関東学院がリードする形で前半が終了した。大東大の選手に「ホントに大丈夫?」と声をかけたくなるくらいに生彩を欠いた前半の後半だった。ここは、敢えて一番使いたくない言葉を使わせていただく。「不甲斐ない」と。
[後半の闘い]
前半の流れで行けば、大東大の完全な負け試合。しかし、そんなピンチを救ったのが頼りがいのある今季初出場の選手だった。開始早々の1分、大東大は関東学院陣10m/22mの位置でのラインアウトからオープンに展開し、ボールがライン参加したテビタに渡る。テビタはそのまま関東学院のタックラー達を寄せ付けずに真っ直ぐにゴールまで到達。あまりにも呆気ないシーンだが、とてもけがで長期間の欠場を余儀なくされた選手とは思えないくらいに惚れ惚れするようなランニングだった。GKも成功して19-24と大東大のビハインドは5点に縮まった。そして、ここでゲームは早くも決することになる。なぜなら、今シーズンの関東学院は一度ディフェンスが崩壊すると修正が効かなくなるから。それは正にダムの決壊に例えられる。堤防なら修復可能だが、ダムの場合はそうは行かない。
同じく期待を集めての復帰選手、フィリペも負けていない。7分、大東大は関東学院陣に入った位置で得たPKからタップキックで攻め、ロングパスを受け取ったフィリペがゴールラインに到達する。GK成功で26-24と再びリードを奪った。さらに13分、大東大が関東学院のデンジャラスゾーンめがけて蹴ったボールをしっかりチェイスしてマイボール確保に成功する。トライに繋がる素晴らしいセービングを見せたのは何とPRの高橋。ラックから出たボールを受け取ったフィリペの連続トライで大東大はリードを拡げる。こんなファイター達が揃っているのに成績がともなわないのは何故?と思いたくなるようなシーンだった。
テビタとフィリペの力強いトライショーで勝利が確信された大東大だが、BKがピリッとしない。せっかく「あとは頼むぞ!」というボールをもらっても簡単に蹴って相手にボールを渡してしまう。申し訳ないがここでも「不甲斐ない」を使わせていただく。かつて、ボールをもらうと水を得た魚のように嬉嬉としてピッチを駆け巡っていたのが大東大のBK陣だった。走れないFWの選手がしばしばBKの選手に叱責されていたことも思い出す。今は立場が逆転していて、先の高橋の例を挙げるまでもなくBKがFWに頭が上がらなくなっている。BKの再生なくして大東大の再生はないと思わせるようなシーンが今シーズンはとくに多いような気がする。
その後も大東大は27分に長谷川が50m以上走ってトライ、37分に連続攻撃からCTB梶がトライを奪い47-24となる。関東学院も何とか一矢報いようと継続攻撃を仕掛けるが、フェイズを重ねるごとにBKラインに立つ選手が減っていく「狭いラグビー」に終始する。考えてみれば、オープニングの日大戦の関東学院もこんなラグビーだった。あの試合からメンバーがかなり入れ替わっては居るが、シーズンを通しても(選手達は頑張っているのだが)結局このラグビーから脱却できなかったのかと思うと、とてもとても哀しくなってしまった。
[試合後の雑感]
終わってみればダブルスコアに近い完勝の大東大だが、いろいろと考えさせられることが多い試合となった。この日奪った7トライのうち、CTB梶の2つを除き、テビタとフィリペが2つずつに長谷川がひとつで、梶のひとつも長谷川のビッグゲインから生まれた。もしFWに彼ら3人が居なかったらどんな結果になっていたのだろうか。思うに、大東大の不振の原因は自分達の戦うスタイルを見失ってしまっていることにあるような気がする。強力な個の力がなければ勝てないラグビーになっているとも言える。マヘ、フィリピーネ、エモシといったトップリーガーが各2人分働くことで勝つことができてはいたが、結局そのことが15人で戦うラグビーを構築することを妨げていたのではなかったか。まずは、ラストファイトとなる入替戦で勝つことが先決だが、オフシーズンにはどんなラグビーがしたいのかをじっくり見つめ直して欲しい。願わくばモスグリーンのジャージがしっかりお記憶しているラグビーを希望したいところだ。
関東学院はついに崖っぷちに立たされしまった感が強い。それも片足がすでに滑り落ちかけているような気がする。少なくとも、本日の試合内容からは明るい希望が見いだせなかった。そこそこ継続はできるし、モールもスクラムも弱くはない。だが、2部チームが相手とは言ってもディフェンスが崩壊しないという保証はない。メンバーを固定しなかったことで、組織的なディフェンスを構築できていないことが大きな不安材料になっている。何度も書いているが、関東学院が築き上げてきたラグビーはリーグ戦グループの大きな宝物だと思うし、他のチームが継承できるものでもない。内部崩壊という最悪の形でそれが失われるような事態にならないことを望む。
かつて大学日本一に輝いた関東大学リーグ戦グループの顔といってもいい2チームが、揃ってついにここまで来てしまった。負ければ最下位が決定する最終戦だが、どちらも既に入替戦出場が決まっている。試合を観ていないラグビーファンには信じがたい事態となっているのだが、実際に闘いぶりを観ればその理由がはっきりと分かる。関東学院は戦力ダウンもさることながら、出場選手もポジションも試合ごとにめまぐるしく変わる。また、大東大は主力選手の相次ぐ負傷でベストメンバーが組めないままここまで来た。他のチームは概ねチーム力を上げる方向で最終戦を迎えているのだが、関東学院と大東大の場合は低迷状態から脱することができていない。せめて最終戦だけでもいい形で終えて、入替戦に臨みたいところだ。
そんな(複雑な)想いを抱きながら両チームのメンバー表を眺める。大東大はついにテビタとフィリペの2枚看板が今シーズン初めてスタメンに名を連ねた。テビタはNo.8ではなくLOでの起用だが、この辺りにチームの苦しい台所事情が伺える。ただ、先週は体調不良で欠場した長谷川が復帰したため、FWはリーグ戦Gでも屈指の強力な陣容になった。PRには必殺タックラーの高橋も居る。コンビネーションに不安は残るが、前節の日大戦で後半から出場したテビタとフィリペの存在感の大きさは実証されている。BKラインの攻撃力に課題はあるものの関東学院にとっては頭痛の種が一気に増えた感じだ。
問題は関東学院の方。結局メンバーを固定することなく最終戦を迎えることになった。昨シーズンは主力だった安井が復帰したものの、ポジションはWTB。かつてFWの山口をWTBに起用(最終的にはNo.8に戻った)して話題を呼んだこともある関東学院だが、今回と事情はまったく異なる。行き当たりばったりは言い過ぎとしても、どんな基準で出場メンバーが選ばれているのかがまったく見えてこない。相変わらず1年生の起用が多いことも目を惹くが、これとて「大胆な登用」とはほど遠い状態だ。将来性を見据えたと言われても、明日なき戦いを戦っているのが現状だから、説得力は弱いと追わざるを得ない。キックオフ前から関東学院は不安でいっぱいだ。
[前半の闘い]
2部チームの偵察隊と思しき学生達も見守る中、関東学院のキックオフで試合開始。序盤からパワーアップした大東大が攻勢に出ると思われたが、元気がよかったのは関東学院の方だった。果敢にオープンに展開して攻める関東学院に対し、大東大は動きが鈍くディフェンスが機能しない。テピタもフィリペもボールを持って前進するシーンが観られない予想外とも言える状況の中で、5分に関東学院がPG成功により3点を先制する。
しかしながら、14分に大東大があっさりと逆転に成功する。関東学院陣10m付近でのスクラムからNo.8長谷川が8単で前進を図ると関東学院はこのルーキーに易々と突破を許してしまう。長谷川は関東学院陣奥深くまで前進したところで、慎重にラストパスをCTB梶に送った。GK成功で3-7と一転して大東大がリードを奪う展開。その後は両チーム一進一退の攻防が展開されるが、24分に大東大に待望の「一発」が出る。関東学院陣10m/22mでのスクラムを起点としてFWがサイドアタックで攻め、PR高橋が大きく前進を図り、LOテビタが今季初得点となるトライを奪う。GKは失敗するが大東大が12-3と9点をリードする展開。取るべき人が取ったところで、試合の流れは大東大に大きく傾くかに思われた。
しかしながら、大学ラグビーはわからない。エースがお約束通りトライを取ったことで安心してしまった訳ではないと思うが、大東大がピリッとしない中で関東学院のアタックが機能するようになる。まずは29分、大東大陣22m内でのスクラムからFWがサイドを突きラック。ここからSH井上がボールをインゴールに持ち込んだ。GKも成功して関東学院は10-12とビハインドを2点に縮めた。このトライに力を得た関東学院が一気にペースを掴む。だが、実態は大東大が完全に受けに回ってしまったとも言える。大東大がなかなか敵陣に行けない状況の中で36分、関東学院が再逆転に成功する。大東大陣22m内でのラインアウトからモールを経てオープンに展開し、SO高城のグラバーキックを走り込んだCTB伊藤がインゴールでグラウンディングに成功。GKも成功して17-12となる。
この期に及んでも大東大はピリッとしない。「ダイトー、目を覚ませ!」と激しい檄が飛ぶ中、前半終了間際の39分、関東学院にラインアウト→モールからのトライが生まれる。ボールをグラウンディングしたのはWTBの今井。関東学院のモール・トライでグラウンディングするのは何故かBK選手というのが今シーズンの関東学院のアタックの特徴になっている。要するにFWが組んだモールにBK選手も参加する攻撃スタイルを取っているが故に起こりうる現象。ここも高城が確実にGKを決めて24-12と関東学院がリードする形で前半が終了した。大東大の選手に「ホントに大丈夫?」と声をかけたくなるくらいに生彩を欠いた前半の後半だった。ここは、敢えて一番使いたくない言葉を使わせていただく。「不甲斐ない」と。
[後半の闘い]
前半の流れで行けば、大東大の完全な負け試合。しかし、そんなピンチを救ったのが頼りがいのある今季初出場の選手だった。開始早々の1分、大東大は関東学院陣10m/22mの位置でのラインアウトからオープンに展開し、ボールがライン参加したテビタに渡る。テビタはそのまま関東学院のタックラー達を寄せ付けずに真っ直ぐにゴールまで到達。あまりにも呆気ないシーンだが、とてもけがで長期間の欠場を余儀なくされた選手とは思えないくらいに惚れ惚れするようなランニングだった。GKも成功して19-24と大東大のビハインドは5点に縮まった。そして、ここでゲームは早くも決することになる。なぜなら、今シーズンの関東学院は一度ディフェンスが崩壊すると修正が効かなくなるから。それは正にダムの決壊に例えられる。堤防なら修復可能だが、ダムの場合はそうは行かない。
同じく期待を集めての復帰選手、フィリペも負けていない。7分、大東大は関東学院陣に入った位置で得たPKからタップキックで攻め、ロングパスを受け取ったフィリペがゴールラインに到達する。GK成功で26-24と再びリードを奪った。さらに13分、大東大が関東学院のデンジャラスゾーンめがけて蹴ったボールをしっかりチェイスしてマイボール確保に成功する。トライに繋がる素晴らしいセービングを見せたのは何とPRの高橋。ラックから出たボールを受け取ったフィリペの連続トライで大東大はリードを拡げる。こんなファイター達が揃っているのに成績がともなわないのは何故?と思いたくなるようなシーンだった。
テビタとフィリペの力強いトライショーで勝利が確信された大東大だが、BKがピリッとしない。せっかく「あとは頼むぞ!」というボールをもらっても簡単に蹴って相手にボールを渡してしまう。申し訳ないがここでも「不甲斐ない」を使わせていただく。かつて、ボールをもらうと水を得た魚のように嬉嬉としてピッチを駆け巡っていたのが大東大のBK陣だった。走れないFWの選手がしばしばBKの選手に叱責されていたことも思い出す。今は立場が逆転していて、先の高橋の例を挙げるまでもなくBKがFWに頭が上がらなくなっている。BKの再生なくして大東大の再生はないと思わせるようなシーンが今シーズンはとくに多いような気がする。
その後も大東大は27分に長谷川が50m以上走ってトライ、37分に連続攻撃からCTB梶がトライを奪い47-24となる。関東学院も何とか一矢報いようと継続攻撃を仕掛けるが、フェイズを重ねるごとにBKラインに立つ選手が減っていく「狭いラグビー」に終始する。考えてみれば、オープニングの日大戦の関東学院もこんなラグビーだった。あの試合からメンバーがかなり入れ替わっては居るが、シーズンを通しても(選手達は頑張っているのだが)結局このラグビーから脱却できなかったのかと思うと、とてもとても哀しくなってしまった。
[試合後の雑感]
終わってみればダブルスコアに近い完勝の大東大だが、いろいろと考えさせられることが多い試合となった。この日奪った7トライのうち、CTB梶の2つを除き、テビタとフィリペが2つずつに長谷川がひとつで、梶のひとつも長谷川のビッグゲインから生まれた。もしFWに彼ら3人が居なかったらどんな結果になっていたのだろうか。思うに、大東大の不振の原因は自分達の戦うスタイルを見失ってしまっていることにあるような気がする。強力な個の力がなければ勝てないラグビーになっているとも言える。マヘ、フィリピーネ、エモシといったトップリーガーが各2人分働くことで勝つことができてはいたが、結局そのことが15人で戦うラグビーを構築することを妨げていたのではなかったか。まずは、ラストファイトとなる入替戦で勝つことが先決だが、オフシーズンにはどんなラグビーがしたいのかをじっくり見つめ直して欲しい。願わくばモスグリーンのジャージがしっかりお記憶しているラグビーを希望したいところだ。
関東学院はついに崖っぷちに立たされしまった感が強い。それも片足がすでに滑り落ちかけているような気がする。少なくとも、本日の試合内容からは明るい希望が見いだせなかった。そこそこ継続はできるし、モールもスクラムも弱くはない。だが、2部チームが相手とは言ってもディフェンスが崩壊しないという保証はない。メンバーを固定しなかったことで、組織的なディフェンスを構築できていないことが大きな不安材料になっている。何度も書いているが、関東学院が築き上げてきたラグビーはリーグ戦グループの大きな宝物だと思うし、他のチームが継承できるものでもない。内部崩壊という最悪の形でそれが失われるような事態にならないことを望む。