昨日の夜のこと。ビデオを見ながらうたた寝してしまい、目が覚めたら時計の針は午前4時を指していた。風呂に入ってからちゃんと寝るかと思ってお湯を沸かして準備をしていてふと思い出した。
そうだ、確か今日は欧州遠征中のサッカー日本代表の試合があるんだった。相手は強豪フランスでキックオフは4時のはず。風呂に入るのをやめてTVにスイッチを入れた。
やってた! 前半22分で、スコアは? う~むゼロゼロかぁ。
日本、なかなかやるじゃん。と一瞬思ったが、身体能力の高さを活かしたフランスに面白いように攻められている。流石はフランス代表。それもホームゲームだから自国サポーターの前で無様な試合はできない。そのせいかもしれないが、顔つきを見ると確かに気合いが入っている。
ただ、日本は殆どなすすべもないくらいに攻められているのだが、不思議と点を取られる感じがしない。親善試合とは言え、世界のトップチームとこんな試合ができるのかと劣勢はさておきちょっと感動。少なくとも、ホームという点は差し引いても、フランスの選手達を本気にさせている感じがするから。
やっぱり、どんな強豪チーム(かつ豪華メンバー)を招いても日本で試合をやってる限りダメだなぁと実感。ザックジャパンに負けたアルゼンチンだって、「地球の裏側の遠い国」で試合をした訳だから。
相手のホームグランドで、しかも彼らを本気にさせることが一番の強化になるのだ。親善試合ではあっても相手は(極東アジアのチームに)負けるわけには行かないわけだから。勝って当たり前で、それも偶然の徒では困る。
さて、日本は前半を何とか凌ぎきったといった感じ。確かにボールを支配されて攻められてはいるし、相手が外してくれているラッキーはあったけど、ブロックを崩されているわけではない。これは後半楽しみ!ということで風呂に入る。
後半、徐々に日本がボールをゴール前まで運んで攻撃ができるようになってきた。監督の指示が効果を挙げたのかもしれないし、フランスがメンバーを代えてきたこともあったかもしれない。
ひとつ言えるのは日本の進化。パス回しにリズム感が出てきたことと、不用意なバックパスも少なくなっていて、それなりにボールが支配できている。長友はやっぱり逞しくなっているし、吉田や清武も落ち着いている。遠藤もいいところに顔を出す。そして、最後尾には鬼の形相の川島が居る。とにかく物怖じせずに戦えているのが信じられない気分。
ただ、実戦から遠ざかっている長谷部が心配。ハーフナーもちょっと大人しい感じなのが物足りない。岡崎と前田が不在だから、ここは宮市使ってくれないかなぁ...と思ったり。
さてさて、日本のチャンスが増えていく中で時計がどんどん進んでいき、フランスもリベリを投入したりして「本気で勝つぞ!」モードになっていく。でも、日本が不思議と負ける感じはしなかった。
そして、いよいよ終盤。川島が神懸かり的な好セーブを連発する中、なぜだかわからないが、このまま引き分けに終わることもなさそうだなという気分になってきた。何かが起こりそうな胸騒ぎ。もしかしたら最後に日本が1点入れて勝ってしまうかも。何となくだが、そんな気配を感じたのだ。(今だから言えるよねとの突っ込んでくれていい)
ついにその時間はキタ~。相手がCKで前掛かりになったところで、ゴール前のぽっかり空いたスペースに居た今野がボールを拾ったときには前が完全に開いていた。ここからが本当に素晴らしかった。これぞサッカーの醍醐味と言えるだろう。
今野が左右を見ながら確信を持って(というように見えた)ドリブルで力強く前進。右サイドにはまるでこの展開を待っていたかのように長友と香川が全速力で前に走る。香川が斜めにゴール前へ切れ込む中で、今野からどんぴしゃのパスがゴール前右に到達した長友へ。
ここでの長友の瞬時の判断とテクニックが素晴らしかった。センタリングは低いライナー性の浮き球。そこにこれまたどんぴしゃのタイミングでゴール前に走り込んでいた香川が体制を崩しながらもボール確実に捉えてゴールに突き刺す。
もし長友のパスがゴロだったら、ピッチが荒れ気味だったからイレギュラーしていたはず。逆に高く浮いていたら香川といえどもうまく合わせられたかどうか。最高の選択と技術だったと感嘆するしかない。
確かに決めたのは香川だけど、今野、長友の3人の瞬時の連携で奪ったゴールといって間違いない。3人のタイミングが少しでもずれていたらこんなスーパーゴールは生まれなかった。
試合後の選手達のコメントもよかった。ぜんぜん浮かれていない。やっぱり世界のトップチームで試合経験を積むことが大切なわけだ。
早起きではなかったが、三文以上の得はした感じ。情報シャッタダウンで録画再生でもダメ。その時間は共有できていないわけだから。やっぱりリアルタイムで見なくっちゃ。そのときにしか目に見えない電波は届かない訳だし。
なでしこからずっとそうなんだけど、サッカーは夜中に起きてでも見たくなる場面が増えているのが嬉しい。 果たして、ラグビーでこんな至福の時を迎えるときはやって来るのだろうか。
そうだ、確か今日は欧州遠征中のサッカー日本代表の試合があるんだった。相手は強豪フランスでキックオフは4時のはず。風呂に入るのをやめてTVにスイッチを入れた。
やってた! 前半22分で、スコアは? う~むゼロゼロかぁ。
日本、なかなかやるじゃん。と一瞬思ったが、身体能力の高さを活かしたフランスに面白いように攻められている。流石はフランス代表。それもホームゲームだから自国サポーターの前で無様な試合はできない。そのせいかもしれないが、顔つきを見ると確かに気合いが入っている。
ただ、日本は殆どなすすべもないくらいに攻められているのだが、不思議と点を取られる感じがしない。親善試合とは言え、世界のトップチームとこんな試合ができるのかと劣勢はさておきちょっと感動。少なくとも、ホームという点は差し引いても、フランスの選手達を本気にさせている感じがするから。
やっぱり、どんな強豪チーム(かつ豪華メンバー)を招いても日本で試合をやってる限りダメだなぁと実感。ザックジャパンに負けたアルゼンチンだって、「地球の裏側の遠い国」で試合をした訳だから。
相手のホームグランドで、しかも彼らを本気にさせることが一番の強化になるのだ。親善試合ではあっても相手は(極東アジアのチームに)負けるわけには行かないわけだから。勝って当たり前で、それも偶然の徒では困る。
さて、日本は前半を何とか凌ぎきったといった感じ。確かにボールを支配されて攻められてはいるし、相手が外してくれているラッキーはあったけど、ブロックを崩されているわけではない。これは後半楽しみ!ということで風呂に入る。
後半、徐々に日本がボールをゴール前まで運んで攻撃ができるようになってきた。監督の指示が効果を挙げたのかもしれないし、フランスがメンバーを代えてきたこともあったかもしれない。
ひとつ言えるのは日本の進化。パス回しにリズム感が出てきたことと、不用意なバックパスも少なくなっていて、それなりにボールが支配できている。長友はやっぱり逞しくなっているし、吉田や清武も落ち着いている。遠藤もいいところに顔を出す。そして、最後尾には鬼の形相の川島が居る。とにかく物怖じせずに戦えているのが信じられない気分。
ただ、実戦から遠ざかっている長谷部が心配。ハーフナーもちょっと大人しい感じなのが物足りない。岡崎と前田が不在だから、ここは宮市使ってくれないかなぁ...と思ったり。
さてさて、日本のチャンスが増えていく中で時計がどんどん進んでいき、フランスもリベリを投入したりして「本気で勝つぞ!」モードになっていく。でも、日本が不思議と負ける感じはしなかった。
そして、いよいよ終盤。川島が神懸かり的な好セーブを連発する中、なぜだかわからないが、このまま引き分けに終わることもなさそうだなという気分になってきた。何かが起こりそうな胸騒ぎ。もしかしたら最後に日本が1点入れて勝ってしまうかも。何となくだが、そんな気配を感じたのだ。(今だから言えるよねとの突っ込んでくれていい)
ついにその時間はキタ~。相手がCKで前掛かりになったところで、ゴール前のぽっかり空いたスペースに居た今野がボールを拾ったときには前が完全に開いていた。ここからが本当に素晴らしかった。これぞサッカーの醍醐味と言えるだろう。
今野が左右を見ながら確信を持って(というように見えた)ドリブルで力強く前進。右サイドにはまるでこの展開を待っていたかのように長友と香川が全速力で前に走る。香川が斜めにゴール前へ切れ込む中で、今野からどんぴしゃのパスがゴール前右に到達した長友へ。
ここでの長友の瞬時の判断とテクニックが素晴らしかった。センタリングは低いライナー性の浮き球。そこにこれまたどんぴしゃのタイミングでゴール前に走り込んでいた香川が体制を崩しながらもボール確実に捉えてゴールに突き刺す。
もし長友のパスがゴロだったら、ピッチが荒れ気味だったからイレギュラーしていたはず。逆に高く浮いていたら香川といえどもうまく合わせられたかどうか。最高の選択と技術だったと感嘆するしかない。
確かに決めたのは香川だけど、今野、長友の3人の瞬時の連携で奪ったゴールといって間違いない。3人のタイミングが少しでもずれていたらこんなスーパーゴールは生まれなかった。
試合後の選手達のコメントもよかった。ぜんぜん浮かれていない。やっぱり世界のトップチームで試合経験を積むことが大切なわけだ。
早起きではなかったが、三文以上の得はした感じ。情報シャッタダウンで録画再生でもダメ。その時間は共有できていないわけだから。やっぱりリアルタイムで見なくっちゃ。そのときにしか目に見えない電波は届かない訳だし。
なでしこからずっとそうなんだけど、サッカーは夜中に起きてでも見たくなる場面が増えているのが嬉しい。 果たして、ラグビーでこんな至福の時を迎えるときはやって来るのだろうか。