「熱闘」のあとでひといき

「闘い」に明け暮れているような毎日ですが、面白いスポーツや楽しい音楽の話題でひといき入れてみませんか?

関東大学ラグビー・リーグ戦G(1部)2018 第4週の試合結果

2018-10-28 00:22:34 | 関東大学ラグビー・リーグ戦



いよいよ2019ワールドカップ仕様に生まれ変わった熊谷ラグビー場での試合観戦が適う時がきた。それだけでもワクワクだったのだが、競技場の中に足を踏み入れてみてさらに驚きと感動が深まった。今回の改修によりバックスタンドとなったかつてのメインスタンド側から入場したのだが、まず目に留まったのがお洒落なカフェテラスで、トイレもすっかり改修されていた。ここ20年来何度も通った馴染みのスタジアムであるが、まさかこんな素敵なことになっていたとは。

そして、観客席へ。もうこれは想像を遙かに超えていて、ついにテレビで眺めた羨望の的だった世界のラグビー専用スタジアムのひとつが日本にもやって来たことを実感する。なるほど、ワールドカップ仕様のスタジアムはここまでやらなければならなかったのか。それを知ると同時に、ここ熊谷が大会の会場から外されなくて本当に良かったと思った。来シーズンは関東大学リーグ戦Gの試合がどのくらい行われるだろうかと期待と不安が交錯する。

さて、ワールドカップの会場は音響も世界仕様が求められる。大学ラグビーでは試合開始前に両校の校歌が会場に流されるのだが、その校歌がバックスタンドに座っていても今まで以上にはっきり聴き取れた。メインスタンドの音の源を探ると、2階席の下に集中配置された巨大なスピーカー群が目に留まった。なるほど、他のスタジアムのように音源を点在させて時間差攻撃により聴き取り難くなることを防いでいるわけだ。迫力抜群の母校の歌が流れたら選手達も奮い立ったに違いない。これぞまさしく「音響校歌」。

それはさておき、第4週は2日間に分かれて4試合が行われた。目下の3強のうち、大東大と東海大はそれぞれ中央大と専修大から大量得点を奪って貫禄勝ち。しかしながら、流経大は拓殖大に肉薄され辛くも逃げ切った形。そして、3強を追う2チームの戦いは攻撃力に勝る法政が日大を退けた。次週の5週目からは優勝争いの上位グループと入替戦回避のサバイバルをかけた下位グループの戦いに分かれる。すべてが注目カードになる熱き戦いはこれからが本番と言える。



■第4週(10月20、21日)の試合結果

10/20(土) ●日本大学 31-41 ○法政大学 セナリオハウスフィールド三郷
10/20(土) ○東海大学 73-15 ●専修大学 東海大学グラウンド
10/21(日) ●拓殖大学 33-40 ○流通経済 熊谷ラグビー場
10/21(日) ●中央大学 l7-81 ○大東文化 熊谷ラグビー場





周辺道路の渋滞に巻き込まれてしまって会場到着が遅れ、17-12で法政リードの20分頃からの観戦。攻めている時間は長いがなかなかボールを前に運べない日大に対し、得点能力の高い選手達を揃える法政がワンチャンスをものにして効率よく得点を挙げる展開。ある意味理不尽な形で拮抗した試合となったが、試合運びに課題がある日大が法政の攻撃力の前に涙を呑んだ形。注目のリーグ4番手争いは法政に軍配が挙がった。



前半はなんとか健闘しても、後半に一気に突き放されてしまう厳しい戦いが続く専修大は、法政大に勝利しているアドバンテージを活かして後半戦に臨みたいところ。東海大は期待のルーキー丸山の欠場はあるもののメンバー交代なしの15人で戦い抜く盤石の戦いぶりを見せた模様。



第3週の専修大戦で攻撃の形が整い上位2チームをキャッチアップする体制が整った流経大が、序盤からテンポよく攻めて拓大を翻弄する展開。しかしながら、肝心なところでミスを重ねて波に乗れない。流経大のムードが悪くなっていく中で、拓大が粘りを見せるがあと一歩届かず。ただ、拓大はこの日2トライを挙げたシオネ・ラベマイの復活が明るい材料。流経大のボールを停滞させないラグビーは魅力十分なだけに、丁寧なプレーを心がけたいところ。



大東大があっさり先制したところで中央大も粘りを見せて同点に追い付く。しかし、そこまでだった。自陣からでもスピード、ステップワーク、そして強いハートでボールを前に運びたい選手が揃う大東大に対し、キックオフのボールが同じ深さと位置に繰り返し蹴り込まれる状況は工夫がないと言われても仕方がない。中央大はノーホイッスルトライの連鎖からも逃れられず、インゴールから走られての110mトライまで浴びての惨敗だった。



■第5週(10月28日)の試合予定

10/28(日) 東海大学 vs 流通経済 11:30 秩父宮ラグビー場
10/28(日) 大東文化 vs 法政大学 14:00 秩父宮ラグビー場
10/28(日) 日本大学 vs 拓殖大学 11:30 熊谷ラグビー場Bグラウンド
10/28(日) 専修大学 vs 中央大学 14:00 熊谷ラグビー場Bグラウンド
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関東大学ラグビー・リーグ戦G(1部)2018 第3週の試合結果

2018-10-20 10:05:31 | 関東大学ラグビー・リーグ戦


リーグも中盤に入った第3週はリーグ戦Gの観戦をお休みして関西での休日を満喫。10月6日は西京極でトップリーグのパナソニック・ワイルドナイツvsホンダ・ヒーツを生観戦。台風の影響による強い雨で(何故か)屋根の下も大雨の大変な状況の中、整った組織(ワイルドナイツ)vs卓越した個々(ヒーツ)による熱戦があり、ハーフタイムにはNZの高校生達によるハカがあり、そして何時しか競技場の外を眺めるときれいなダブルレインボーありと波瀾万丈の1日だったが楽しめた。

それはさておき、各チーム3ラウンド目を迎えると、やはり自力の差が明確になってきたと言えそう。生観戦は成らなかったものの、いずれも得点差がついた4試合をJスポーツのオンデマンドの映像で確認し、そんな印象を受けた。開幕当初は波乱万丈を予測はさせたものの、それは下位グループで起こりることになりそうな状況。大東大と東海大が先行した感があるが、日大に苦戦した流経大もチーム力を上げてきた。目下のところはこの3チームが覇を競いそうな様相になっている。

残り5チームでは法政が(専修に敗れたが)持ち前の攻撃力で調子を上げている。また、結果が出ていないものの、日大もフィジカルの勝負では東海大、大東大に負けていなかった。この2チームが3強に続いて上位の最後の一角に食い込むか?といったところ。第4週の両校のマッチアップは要注目カードで見逃せない。

拓大、専修大、中央大の3校は苦しい戦いが続く。ただ、法政を破っている専修にアドバンテージがあるのに対し、拓大と中央大の調子が上がらないのが気になる。前年度上位校との対戦が終わる第4週以降の戦いは今シーズンもサバイバルマッチになるが、今年も2部リーグの上位校は強力。新装成った熊谷ラグビー場で10月8日に行われる両校の戦いぶりに注目したい。

■第3週(10月6、8日)の試合結果

10/06(土) ●中央大学  5-78 ○東海大学 東海大学グラウンド
10/06(土) ○法政大学 60-17 ●拓殖大学 藤沢・秋葉台公園球技場
10/08(月) ●専修大学 14-56 ○流通経済 八王子・上柚木運動公園
10/08(月) ●日本大学 l3-52 ○大東文化 八王子・上柚木運動公園











■第4週(10月20日、21日)の試合予定

10/20(土) 日本大学 vs 法政大学 14:00 セナリオハウスフィールド三郷
10/20(土) 東海大学 vs 専修大学 14:00 東海大学グラウンド
10/21(日) 拓殖大学 vs 流通経済 11:30 熊谷ラグビー場
10/21(日) 中央大学 vs 大東文化 14:00 熊谷ラグビー場



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