滞在地:嘉義(省轄市)→北港(雲林縣)
嘉義駅前の火鷄肉飯屋で鷄肉飯の食べ比べをしたのが前回までの話。これからバスに乗って隣の雲林縣にある北港まで出かけます。
北港までは64元(=170円)。バスチケットを買おうとしたら、昨日の阿里山行きマイクロバス斡旋のバァさんが、頼んでもないのに切符を買うのを手伝ってくれました。「今来てるあのバスが北港行きやから、早よ乗りや!」と、まぁ至れり尽くせり。
ものの40分ほどで北港に到着です。嘉義のバァさんのおかげか、バスの運転手がわざわざ「北港朝天宮はあっち」と教えてくれます。あぁ、台湾というのはなんと旅行しやすいところか。
街の案内図を見るとそんなに街の規模は大きくないことが分かります。
こちらが北港観光の目玉の北港朝天宮です。朝天宮は媽祖を祀っている廟で、ここが台湾の媽祖廟の総本山と言われております。この北港朝天宮のサイトは、台湾のサイトとしては珍しくまともな日本語の説明が詳しめに記載されています。
(リンクを貼ると「本文に不正な書式が含まれています」というエラーで返されるため、Googleで検索してみてください)
屋根の上のキラキラした装飾がいかにも台湾な雰囲気です。
参拝の正しい作法はよく知りませんが、本殿正面の大きめな香炉にむかって参拝している人が多いです。この参拝時に本殿方向に正対するのか、逆に本殿に背中を向けて香炉に線香を捧げるのか、いまだによく分かりません。いつも見よう見まねでやっております。
ご本尊。媽祖は非常に霊験あらたかです。私は「今回も無事台湾に来ることができて感謝しております。善き人々の住まうこの美しい島を近いうちに再訪できますように」といつもお願いするのですが、その願いを媽祖はすぐ聞き届けてくださり、再三の訪台が実現しています。非常感謝。
朝天宮前の参道にはいろんな店が並んでいます。その中でも北港名物として名高いのがゴマ油です。「麻油」と書いてあるのがそれで、私はゴマ油は好きなのですが、ココで買って帰ると荷物になるのでやめました。
これがゴマ油屋さん。ゴマ油以外に乾物のようなものも売っていました。
もちろんゴマ油屋以外に普通の店もあります。飲食店と甘味屋と土産物屋が多かったです。
1本路地裏に入ると鹿港のような街並みがあります。清代から繁栄していた名残でしょう。
これなんかはさらに鹿港っぽいです。古いものが当たり前のように大事に保存されている台湾っていいなぁ~
こちらは義民廟。創建は清の乾隆年間といいますから二百数十年の歴史です。
義民廟の近所もまたこんな味わい深い路地になってます。北港には台北とはまた違った古き良き時代の台湾が残ってます。
(つづく)
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