星野道夫さんの写真展に行ってきました。
仙台に引っ越したこのタイミングでの写真展、嬉しすぎる~!
写真展では、初めてアラスカに足を踏み入れた時の記録から、亡くなる直前に撮影していた、ロシアのカムチャッカ半島での写真までを見ることができます。
星野さんがアラスカに行くきっかけとなった、20歳の時にシシュマレフ村の村長に宛てて書いた手紙と、村長からの返事の直筆手紙の展示に感激しました。エッセイでもその手紙のことは何度も出てきたし、その後の人生を決定づけるエピソードとして印象に残っていたので。
大自然とそこに生きる野生動物や人々。
ダイナミックな写真を眺めていると、人間も自然の一部にすぎないのだという当たり前のことに思い至り、なぜかふぅっと気分が軽くなりました。
写真展の余韻に浸りながら、ここ数日は久しぶりに星野さんの本を読んでいます。
どうしたらこんなに美しく豊かな文章が書けるのだろう?という驚きとともに。
エッセイの中にこんな文章がありました。
まさに今この時代へ向けたメッセージのような。
「長い目で見れば、人々が今抱えている問題も、次の時代へたどり着くための、通過しなければならない嵐のような気もしてくる。一人の人間の一生が、まっすぐなレールの上をゴールを目指して走るのではないように、人間という種の旅もまた、さまざまな嵐に出会い、風向きを見ながら、手さぐりで進む、ゴールの見えない航海のようなものではないだろうか」
はぁ~~やっぱり好きだわぁ。
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試行錯誤しながらも人生の旅をする。
コロナでジタバタしているのも長い目で見ればあっという間の短い時間なのかもしれないね。
次の世代が新たな感染症で苦しむ時、コロナの教訓を是非生かしてほしいと思います。私も星野さんのエッセイまた読んでみたくなりました。
日本に置いてきちゃったよー
私も写真展見ながら、星野さんが今生きていたら・・・と考えていました。
星野さんの写真や言葉は、今のこういう時代にこそ必要とされるもののような気がします。
カレンダー毎年買っていたんですね!
村長に宛てた手紙とか、アラスカに興味を持つきっかけとなった写真集なんかも展示されていて、見ごたえありましたよ~。ご一緒したかったなぁ!
巡回で関西でも開催してくれたらいいですねー。