涼麻(10歳10か月)の前肢は相変わらずで、おやつをもらえるときなどに急ぐとケンケン走りになってしまいます
昨年末は右手で、いまは左手に症状が出ています。
もともと8歳の頃から、ランでくたびれると前肢を上げていることはありましたが、それはどちらかというと珍しいことでした。
それが、9歳9か月の頃から、症状が本格的になったという感じです。
「医食同源」ということで、今日は、シニアフードについて考えてみました。
涼麻は、A社のフードとB社のフードを1:2の割合でローテーションしていました。
9歳7か月で、A社のフードをシニア用に切り替え(全体の1/3)、10歳4か月で2/3をシニア用にしました。
ちなみに、この10歳4か月の頃、給餌量を電子天秤で計量することでダイエットを開始しています。
最近、B社のシニア用フードも試しに入手してみたので、それぞれの成分を比べてみました
結構、メーカーによって特徴があります。
メーカー |
種 別 |
粗蛋白質 (%以上) |
粗脂肪 (%以上) |
粗繊維 (%以下) |
カロリー (kcal/100g) |
A社 |
アダルト |
25 | 15 | 3 | 368 |
〃 |
シニア |
22 | 12 | 3 | 344 |
B社 |
アダルト |
21 | 10 | 3 | 328 |
〃 |
シニア |
23 | 13 | 3 | 361 |
C社 |
アダルト |
38 | 18 | 5 | 398 |
〃 |
シニア |
38 | 15 | 8 | 371 |
まず蛋白質に着目すると、A社はアダルト用25%に比べシニア用では22%に1割減少させていますが、一方、B社では21%に対して23%に1割増加させています。
シニアになったら蛋白質を減らして良い、という考えもあれば、むしろ増やした方が良い、という相反する考えが共存しているようです。
涼麻の場合、なんだか、この頃、被毛がパサパサした感じになっていて、シニアだから仕方ないのかな、と思っていましたが、蛋白質が不足しているのかも知れません。
腎臓が弱いなどの持病があるワンコは別として、蛋白質を増強することは問題ないと思います。
C社などの場合、アダルトでもシニアでも38%と高配合になっています。
で、今ところ、C社シニア用をちょっと追加したり、おやつにヤギミルクをあげて、涼麻の蛋白質を増強中です
なんとなく、毛艶がよみがえってきたような気がします
蛋白質が不足すると免疫力の低下を招くことがあるようで、涼麻の症状にステロイドの効果があったことから、やはり、蛋白質が気になっています。
※涼麻の場合、ステロイド剤を服用し続けるとお腹がゆるくなってしまうし、そもそも、あまり薬に頼らないで済むようにしたいと考えています
一方、脂肪分やカロリーについては気をつけていかないといけませんね。
体重が増え過ぎないようにしないと。
これについては、一週間に一度の体重測定でモニタリングしていきます。
結構、給餌量は増やしているんですが、いまのところ、体重に極端な増加はありません。
人間も、以前は、年寄りはあんまり脂っこいものを食べるものじゃない、などと言われていましたが、最近は、肉をしっかり食べた方が良い、などと言われるように変わってきています。
涼麻父の母(=80歳半ば!)の話を聞くと、結構、お友だちとステーキをもりもり食べたりしていて、元気にしています。
「油断大敵」とも言いますしね。
ちなみに涼麻父は、アトピー性皮膚炎やらフィッシャー症候群やら、免疫系の疾患を克服してきたので、その経験を活かして、少しでも涼麻のためになることをやっていきたいと思っています