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『忘れえぬ想い』 忘不了

2007-03-05 19:05:05 | 香港映画
 ども。
 立て続けに香港映画を堪能している私です。
 昨晩は「華麗なる一族」も観ずにこっちを観ていました。

 『忘れえぬ想い』(原題 忘不了)
  2003年の香港映画。監督はイー・トンシン。
  セシリア・チャンにラウ・チンワン。友情出演でルイス・クーが出てます。
 『恋するブラジャー』か!と軽く自分で突っ込みつつ観ました。

  セシリア・チャンは婚約者のルイス・クーを交通事故でなくしてしまう。
 ルイス・クーの連れ子の面倒を見る決心をして、彼のミニバスを修理して、ミニバスの運転手に。運転も初心者、ミニバスのルールも知らないセシリア・チャンをルイス・クーのミニバス仲間のラウ・チントンが手助けしていくうちに、二人の間に特別の感情が芽生える。

 突っ張って必死に生きる女性をセシリア・チャンが熱演。お金に追われる姿は、身をつまされます。ラウ・チンワンはその姿に同情しつつも、「人間としての尊厳ある生活とは何か」を食事などの日常生活を通して率直に主張して、いい味を出しています。ラウ・チンワン、恐るべし。いい役者です。
 ラスト・シーンのセリフで心があったかくなりました。

 イー・トンシン監督で、ラウ・チンワン主演となれば、あの名作『つきせぬ想い』が浮かびますが、10年後に作られた『忘れえぬ想い』も香港映画の魅力を発揮した名作です。香港の街を走り抜けるミニバス。生きること、家庭育むことの困難さ。そして失敗しても立ち直る人生を描いて、私にとって「忘れえぬ一本」となりました。
   
  


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