『ココシリ』 魂の映画

　ども。
　毎日、色々ＤＶＤも見ているので日替わりで映画の感想が書けて嬉しいウェイウェイです。

　今日は、中国映画『ココシリ』について。
　この映画は日中友好協会の新聞で、大きく取り上げられていましたし、この映画に感動した方々が自主上映会を開いたという記事も読んで是非みたいと思っていました。

　海抜4700メートルというチベット高地で、マウンテン・パトロールを独力で立ち上げてチベットカモシカを密猟者から守るために立ち上がった男たち。映画はマウンテンパトロールの過酷な17日間を追い続ける・・・・。

　リーダーのリータイがすばらしい。過酷な自然の中で心身ともに鍛え抜かれた男をチベットの俳優デュオ・ブジエが演じる。マウンテンパトロールは文字通り命がけ。仲間も死と隣り合わせている。また、密猟者に手を貸す農民も背景には放牧で生活できなくなった背景が示される。事実を深く押さえた描写が重い。

　1時間30分の映画はココシリの澄み切った景色をバックに、男たちの過酷なたたかいを描ききった。命を懸けてまでココシリの自然を守ろうとした実話。映画の重さが迫ってくる。

　「ココシリ」とはチベット語で「青い山々」。