ども。
欧州の財政金融危機が深刻だ。
一般紙などにいろいろ論じられているが、核心をついて納得させる記事はほとんどない。
これは、一般紙が「新自由主義」の旗振りを一貫して行ってきた帰結に他ならない。その立ち位置にいる限り、客観的、科学的な分析はできないことは明らかだ。
赤旗を除けば、全国商工新聞に掲載された鳥畑与一静岡大学教授の小論が、極めて簡潔に欧州財政金融危機の本質を突き対策を明らかにしている。
ポイントは、第一に欧州財政危機は、米国のリーマンショックで発生した金融危機の第二幕であること。リーマンショックの金融財政危機を国家財政に転嫁したことで多くの国が膨大な財政赤字を抱え込むことになったこと。
第二に金融グローバル化が財政の脆弱性を高め、国際的投機の的になってきたこと。
第三に経済危機の根源に市場原理による格差拡大があること。
ここでは、米国の所得上位1%への富の集中は、1976年の8.9%から2007年には23.5%に増大したこと。過去にこの水準に格差が拡大したのは恐慌直前の1927年23.9%であることが示される。
格差が極限にまで拡大したときに空前の経済危機が発生していることは単なる偶然ではないと鳥畑教授は指摘する。
この危機への対処策は、累進課税や社会保障充実による経済的格差是正、雇用と賃金増加そして小企業繁栄による内需拡大を基礎とした経済成長への転換であると教授は説く。
要は、「構造改革路線」「新自由主義」路線からの転換こそ求められているのだ。
「新自由主義」路線にどっぷりとつかっている一般紙の論調には出ない正論である。
日頃、Perfumeとサッカーのことばかり書いてきたけど、たまには政治・経済のエントリも掲載。
自分の覚書でもあります。
昨日見たPerfumeのDVD。
「GLITTER」を踊る三人の姿は、ピシッと決まっていて、青い衣装も冴えてます。
欧州の財政金融危機が深刻だ。
一般紙などにいろいろ論じられているが、核心をついて納得させる記事はほとんどない。
これは、一般紙が「新自由主義」の旗振りを一貫して行ってきた帰結に他ならない。その立ち位置にいる限り、客観的、科学的な分析はできないことは明らかだ。
赤旗を除けば、全国商工新聞に掲載された鳥畑与一静岡大学教授の小論が、極めて簡潔に欧州財政金融危機の本質を突き対策を明らかにしている。
ポイントは、第一に欧州財政危機は、米国のリーマンショックで発生した金融危機の第二幕であること。リーマンショックの金融財政危機を国家財政に転嫁したことで多くの国が膨大な財政赤字を抱え込むことになったこと。
第二に金融グローバル化が財政の脆弱性を高め、国際的投機の的になってきたこと。
第三に経済危機の根源に市場原理による格差拡大があること。
ここでは、米国の所得上位1%への富の集中は、1976年の8.9%から2007年には23.5%に増大したこと。過去にこの水準に格差が拡大したのは恐慌直前の1927年23.9%であることが示される。
格差が極限にまで拡大したときに空前の経済危機が発生していることは単なる偶然ではないと鳥畑教授は指摘する。
この危機への対処策は、累進課税や社会保障充実による経済的格差是正、雇用と賃金増加そして小企業繁栄による内需拡大を基礎とした経済成長への転換であると教授は説く。
要は、「構造改革路線」「新自由主義」路線からの転換こそ求められているのだ。
「新自由主義」路線にどっぷりとつかっている一般紙の論調には出ない正論である。
日頃、Perfumeとサッカーのことばかり書いてきたけど、たまには政治・経済のエントリも掲載。
自分の覚書でもあります。
昨日見たPerfumeのDVD。
「GLITTER」を踊る三人の姿は、ピシッと決まっていて、青い衣装も冴えてます。