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アジア映画、ワン・リーホン、チャオ・ウェイ大好き! 近頃はPerfumeとグランパス、ベースにもどっぷり。

東寺 【続き】

2011-08-29 17:28:24 | 京都
 ども。

 京都東九条に1973年から76年まで住んでいた。
 小学校4年から中学1年の1学期まで。

 東寺は、私の遊び場の一つ。
 子どもの目から見ると、広い境内は格好の遊び場だった。
 今のように境内が整っていた記憶はない。
 同じように東寺の近くに住んでいた同僚は「午後4時になると門が閉められへんかった?」と聞かれたが、その辺の記憶はもう曖昧だ。
 
 昨日は、本当に久しぶりに「東寺とその周りを歩いて見たい」と突然、何故か思いついて行動したもの。カメラをもってブラブラ歩く。

 近鉄京都駅に降り立ったのは、ちょうど正午ごろ。
 真上からの日射しで、影がないのが少し苦しい。
 影を探し、裏道を選んで歩く。
 ほんの5・6分で東寺に着く。
 境内を歩き、食堂を見て、拝観受付で500円を払い、講堂・金堂・五十塔を見て歩く。
 国宝の梵天様など、重要な仏様はちょうど東京の博物館へ行っていらっしゃる。

 1時間ほどかけて、ゆっくりと境内を歩き、写真を写し金堂の庇が覆う軒先に腰をかけて座れば、暑い時間帯だが、日陰を通り抜ける風が気持ちがいい。

 ゆっくりとした時間。

 ぜいたくである。
 子どもの頃の記憶をたどりながら、周りの風景を眺めた。

 東寺の雰囲気、夏の風景を十分に味わって、寺を後にした。
 こんな時間をたまにもつと、何となく豊かな気持ちになる。
 京都に住んでいながら、なかなかこうした時間を持てないのは、もったいない。

 昨日はいい気分になった。
 良かった。

 帰って、パンフレットを見ていると「題字 榊莫山」とある。
 ゆったりとして味わいのある字だと思う。これも発見。