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看一看電影

アジア映画、ワン・リーホン、チャオ・ウェイ大好き! 近頃はPerfumeとグランパス、ベースにもどっぷり。

「証言 日中映画人交流」

2011-04-17 12:21:43 | 映画一般
 ども。

 土曜日に買ってきた本を読み終えた。
 「証言 日中映画人交流」劉文兵◇著 集英社新書 2011年4月。

 著者は日本の映画人が日中の交流にどのように関わったか、インタビューを通じて明らかにしていく。
 インタビューをしているのは、俳優の高倉健、栗原小巻、映画監督の佐藤純彌、山田洋次。
 そして木下惠介監督の関係者として、脚本家の山田太一氏、プロヂデューサー・脇田茂氏、映画監督の本木克英氏にインタビューを行っている。

 どのインタビューも、その人柄や性格がよく出ていて興味深い。
 そのなかで、高倉健さんが、張芸謀監督に対して「“大きな声で言わない”っていうような映画を作ってほしいね」という言葉には共感した。

 この本を読んで、日本の映画人と中国の映画人、例えば謝晋、陳凱歌、張芸謀、田壮壮ら映画監督と高倉健、佐藤純彌、山田洋次、栗原小巻各氏との付き合いも各所で触れられており、日中映画人のこうした交流の事実を知ることができたことも有益だった。

小さな村の小さなダンサー

2011-02-01 15:37:40 | 映画一般
 ども。

 日曜日に京都シネマで「小さな村の小さなダンサー」(原題:Mao's Little Dancer 2009年)を見る。30分前にチケットを購入したが、既に60番に近い番号。上映時にはほぼ満席であった。

 映画は、アメリカに亡命したバレエダンサー、リー・ツンシンの半生記を描いた実話の映画化。
 軽やかに宙に舞い踊る、「肉体の芸術」であるバレエシーンがすばらしい。
 

インビクタス 敗れざる者

2010-02-11 19:00:30 | 映画一般
 ども。

 昨晩、イオンシネマで20:50からの「インビクタス」を見てきました。
 夜の上映にも関わらず結構な入り。
 人気です。
 モーガン・フリーマンにマット・デイモンですものね。

 モーガン・フリーマンがネルソン・マンデラを演じます。
 大統領のになった、ネルソンの国づくりの苦労。
 私たちは、アパルトヘイトが打破されて何となくそれで上手くいったように思ってましたが、実際は政権をとった後の国民融合にこそ困難があったことがわかります。下手すれば南アフリカという国が崩壊する可能性もあるほどの困難。
 それを乗り越えようとするマンデラをモーガン・フリーマンが重厚な演技で見せます。
 ラグビーシーンがリアル。
 
 95年ラグビーワールドカップ。
 臨場感がすごい。
 そして、勝利をめざす中で、チームとしても、南アフリカ国民としても団結を高める代表選手たち。その主将をマット・デイモンが演じます。

 ワールドカップ初戦のオーストラリア戦から、決勝戦のニュージーランド戦まで緊張感あふれる画面。
 そこに、マンデラの30年の牢獄を重ねます。

 人間は人間を許せるか?
 南アフリカの人種差別を乗り越える人間的挑戦!
 映画を見ながら、そして決勝戦の映像を見ながら感動が押し寄せてきました。
 最後に流される音楽「惑星」も感動します。

「千年の祈り」 他

2010-01-30 14:18:33 | 映画一般
 ども。

 東京に二日間出張してまして、更新できませんでした。
 東京では、午前10時から午後4時までの会議を、二日間連続こなすというなかなかハードスケジュール。

 一日目は会議終了後、今月5冊目の伊坂幸太郎の小説「グラスホッパー」を読み終え、日本一大きい八重洲ブックセンターで湯浅誠著「どんとこい!貧困」理論社刊を買って、新橋からゆりかもめに乗ってレインボーブリッジを渡り、フジテレビを見学し写真をパチパチ取り、ゆりかもめで新橋に戻り渋谷をブラリと眺め、再度新橋SL広場で弟と待ち合わせ、銀座ライオンでエビスビールとステーキ、牡蠣グラタンなどを食べ、さらにおでんやで冷酒・獺祭(だっさい)を飲んだりしたのだった。

 二日目は会議を終えて、東京駅へ来ると新幹線が止まって動かず、日本橋・高島屋で伝統のエレベーターに乗って「伝統的工芸品展 2010」を見学し、ちょうど使っていた革の名刺入れがボロボロになっていたため甲州印伝の名刺入れを買い求め、東京駅・ハゲ天で天ぷらを食べながら新幹線が動くのを待ち、長蛇の列になっている人をかき分けて動き始めた新幹線「ひかり」に乗り込み、機転のきく同行者の知恵で「誰か来たらごめんと言って替わればいい。車掌が来たら指定を取ろう」と指定席に座り込み、いつまで待っても車掌も、「この席は私のだ」という人も来ず、そのうち生ビールが聞いてきてグーッと眠り、豊橋あたりで起きて昨日買った「どんとこい!貧困」を読み始め、結局京都に着く前に読み終え、何とか午後10時前に家にたどり着いたのだった。

 今日は朝から、京都シネマで会員券更新で一本無料券ハガキを使わないと期限が切れてしまうので「千年の祈り」を見てきました。
 中国映画かなと思ったら日米合作。
 監督はウェイン・ワン。
 アメリカで暮らす離婚した娘を心配してやってきた父親と娘の生活をたんたんと描いた映画。「ぎこちないけど、いちばんあたたかい」というキャッチフレーズに惹かれて見ました。
 父親役のヘンリー・オーの演技がすばらしい。
 短くまとまった佳作です。

 ちなみに今日は私の誕生日。
 誕生日にいい映画を見ることができました。
 良かった。

COCO CHANEL

2009-07-29 19:45:35 | 映画一般
 ども。

 たまには本来の目的である映画のはなし。
 昨日京都シネマが送ってくれた会報と映画チラシ。
 
 ぐぐんと興味が引かれたのが「ココ・シャネル COCO CHANEL」。
 孤児院からお針子となり、デザイナーへの道を歩んだココ・シャネル。
 もう一つのキーワードは「女性の自立」。

 ファッションへの興味とともに、女性の生き方としても興味をひかれました。
 8月8日から京都シネマで上映予定。

「グラン・トリノ」

2009-04-27 16:51:05 | 映画一般
 ども。

 日曜の夜になると映画を見に行ってます。
 昨晩観たのはクリント・イーストウッド監督で評判が高い「グラン・トリノ」。

 2時間あっという間にすぎました。
 ラストの明るい空のシーンと味わいあるクリント・イーストウッドの歌にも感動。作曲までこなすイーストウッドの才能にはホントに脱帽です。

 作中で「コワルスキー氏に生と死について教えられました」と語る若い神父の言葉が映画の全てを表しているように思います。

 内容については駄文をグダグダ並べるのはあまりに野暮なので、「何も言わずに見て下さい」とだけ書いておきます。

「スラムドッグ$ミリオネア」

2009-04-20 16:42:59 | 映画一般
 ども。

 昨晩はイオンシネマで21:10からの「スラムドッグ$ミリオネア」を配偶者と一緒に見ました。娘からは「ホントによう行くなあ」とあきれられてます。

 映画冒頭、兄弟がスラムを走って逃げるシーンの疾走感!
 カメラと音響、音楽がスゴイ、といきなり引きずり込まれる展開。
 映画は、「ミリオネア」の出演シーンに、回想シーンをたくみに織り交ぜながら進みます。スラムで生きる二人の兄弟のリアル感。


 ジャマールの純粋で一途な思い。
 ラティカの支配される悲しみ。

 私たちは「運命」という言葉が、現状を変えようとするジャマールの強い意思とあきらめない行動によってこそ切り拓かれるものだと気付かされます。
 私たちは映画を見るうちにいつしか、ジャマールに感情移入して、二人の恋愛を純粋に応援している自分を発見するのです。
 最後の歓喜の踊りもインドらしく、好きです。

ルパン三世VS名探偵コナン

2009-03-27 23:47:43 | 映画一般
 ども。

 さっきまで金曜ロードショーで放映された「ルパン三世VS名探偵コナン」を娘と一緒に見てました。
 ルパンファンの娘はゲラゲラ笑いっぱなし。
 ただ「とっつあんや五右衛門の出番が少ないし、ルパンの大人の世界がない」とちょっと不満顔。

 私は、けっこう面白く見ました。
 初代ルパンとシャーロック・ホームズの対決は小説みもなっています。その点で、ルパン三世とコナンのアイデアもグッドでないですか?
 できればもっと突っ込んでくれたらと思ってます。
 この二人の対決の必然性を描いてくれたら・・・。
 らん姉ちゃんが騒動に巻き込まれて、コナン君の活躍は目を見張るものがありますが、それに対抗するルパンの必然性が感じられなかったかな?
 ちょっと消化不良。

 でも、この映画でやっぱりルパン、峰不二子、次元大介、石川五右衛門、銭形警部は私のアイドルだと再確認できました。
 引き続く新作を期待しています。

「チェンジリング」

2009-03-04 18:51:07 | 映画一般
 ども。

 昨日は小雨の降る中、午後9時から車で家をでました。
 これも、イオンシネマで午後9時20分からの最終回の「チェンジリング」を観るため。

 一足先に日曜日に「チェンジリング」を観た配偶者は「今年観た中の一番かも」との感想。結構、映画評のしぶい配偶者にこう言わせる映画は観ておかねば!っと夜の出動となった次第。終了は午前0時前と明日も仕事の平日にはなかなか厳しい時間だが、そこは観たい気持ちが勝ちました。

 観終わって、「確かにスゴイ!来た甲斐があった」と思いましたよ。

 クリント・イーストウッド監督作品は「すべること」がありません。

 この映画も社会的要素を含み、母親の子どもを思う気持ちがいかに女性を強くするかを説得的に描き、ドンデンドンデンと話しが進み、それでいて面白いと言うことがない映画です。
 
 今までアンジェリーナ・ジョリーの印象ってあんまりなかったんですが、自分の不明を恥じなければなりません。アンジェリーナ・ジョリーの母親役がほんとに真に迫っています。

 この映画はオススメです。
 「おもしろい映画を観たい」人はすぐ、映画館に走った方がいいです。

字幕の大切さを知った。

2008-09-09 20:02:43 | 映画一般
 ども。

 月曜日に手話教室に参加しています。
 先生は耳は聞こえませんが、お酒好き、映画好き。週に4本は見るとのことで「どんな映画をみるんですか?洋画・邦画?」と聞きました。
 先生は「邦画は見ません。字幕がないから。最近では『セックス・アンド・ザ・シティ』が面白かった」とのこと。

 邦画には字幕がついていない。
 当たり前のことを思い知らされました。

 じゃ、前のエントリに書いたけど、中国映画でも吹き替えばっかりになってるヤンか!
「カンフーダンク」も!
 そうか、吹き替えじゃ耳の聞こえない人は映画が楽しめないやんか!
 バカな質問をした自分にもガックリだけど、どんどん字幕を減らす映画界にもガッカリだ!

 日本映画にも字幕をつけろ!
 中国映画はちゃんと北京語字幕もついているぞ!

 どんな映画でも字幕をつけろ!