走り出して数年になる。なにゆえ走るようになったかはもう忘れてしまった。しかしいつしかフルマラソンで4時間を切ることが目標になっていた。それが一般市民ランナーの条件のように言われていたからだろう。今考えれば特にこだわる必要もなかったのだが、私も一度だけなんとかその目標を達成した。そして達成できたからこそ言えるのかもしれないが、私にとって走ることの目標はどうやら記録ではなかった。結論から言えば、私にとっては、精神と肉体がただ走ることのためだけに機能している状態、まるで自分が走る内燃機関と化しているような状態こそが、とてつもない快であり、求めていることなのだった。私には、距離やタイムがどうだとか、誰かに勝ったとか負けたとかは、それほど大きな意味のあることではなかった。走っているうちにいつしか心身が一体となって燃焼し、快感に浸れること、それが得られれば私は満足なのである。
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島一周で痛めた左膝が、なりやまの作業でぶり返し、今は湿布して大人しくしています。しばらく走るのは無理なようです。
道草練習、良いですね!私も走りながら実は路傍に咲く花の気になることが随分多かったのです。来シーズンからは図鑑は持たないまでも、時々立ち止まって観察するくらいの余裕をもって走ってみたいです。
今はフルにこだわるところがなくなりました。でもいつかまた気が向いたら見知らぬ土地を走っているかもしれません。ボチボチ走っていたらまたどこか近くでお会いできそうですね。その時はまたよろしく!