私、Hさんの追悼登山である白馬から帰宅すると・・・・・
Hさんのご主人が留守の間に来てくれた事を知り、翌日電話すると・・・
『今、大変なことになっている!!』と。
新しい冷蔵庫が届いたので中身を入れようとしていたら冷蔵庫が音を立て困っているとのことらしい。
要請され駆けつけると台所で四苦八苦しているご主人。彼はひどい機械音痴であることはHさんら聞いていて知っていたから・・・・あたふたとしている原因がすぐ、わかった。
冷蔵庫が鳴るのはドアーを開け放っているから。
製氷機の設置方法も分からず困っていた。取説の事を聞くと、『そんなもの、読む暇がない。』と答える。
取説は隣の部屋の書類があふれている中にまぎれてあった。
製氷機の設置も難なく出来た。
ひょんなことで、亡くなったHさんの家に久しぶりに行き、その後、書類の整理などお手伝いをすることになった。
折からお盆の真っ最中の事でご近所の方が玄関先にお花を届けに来て下さった。その花を活けるのを手伝った時、仏間に通してもらった。
生前、彼女がピアノを教えているときに使用していた部屋でもあり、客を接待する部屋でもあった。
懐かしいHさんの遺影を見ると・・・・びっくりした。
私とロシア旅行をした時に私が写した写真が飾られていた。
家族葬だったもので遺影は初めて見た。笑いかけているHさんの遺影。
今、見ると何だか淋しそうな微笑みに感じてしまう。
『Hさん、久しぶり~~~。今、天国で幸せしているのでしょうね。
私の娘とは会いましたか?
自慢の私の娘です。とてもいい子でしたから、あなたも気にいってくれるでしょう。
よろしくお願いしますね。』
白馬の追悼山歩きを終えたばかり。Hさんの新盆に、Hさんと私のつながりを又、意識できる体験だった。
お盆って亡くなった人が家に帰ると云う。
ひょんなことで彼女の家に行くような事が出来たのは何かの力?
私の不思議体験の一つでした。
心の中でHさんにありがとうと言って祈りをささげた。
合掌