ゆったりと生きたい

私も若くないし~~~
しんどい時もあるけどゆっくり生きようと思う。
日記代わりのブログです。

不況のせい?

2012-04-03 | 独り言

ハハさまが通っていたディ施設が今年の3月31日で閉鎖された。

そして私が野菜や果物の買い物で使用していた八百屋さんも同じ日に店を閉じた。

不況のために会社などが倒産したのをニュースでは聞くけれど、生活で密接に関係しているこのような場所が閉鎖されると私の暮らしまで影響を受ける。

 

 

私なりに閉鎖の理由を考えてみた。

まずはディ施設。

ここはJR関係の子会社が運営していた。保育所が同敷地に併設されていてハハ様のような老人たちと園児たちの交流もあり、小規模だったけど家庭的な雰囲気が感じられた。

昼食なども専門の調理師が料理してくれおいしかった。(試食させてもらったことがある)外部からお弁当などを仕入れる施設もあるけど、ここで作りたての暖かい食事が出来るハハさまは幸せと思っていた。多くて1日に10人くらいの老人が利用していたが、日によっては5~6人程度の時もあったみたい。従業員は男性が二人、そしてパート職員だと思うが5~6人の女性職員が交代でお世話していた。この程度の利用者人数で採算が合うのかしらとハハさまが急に休む時などは悪いなぁ~と感じていた。

職員の人たちもよく面倒を見てくれて、いつしかハハさまもこのディ施設に行くことを嫌がらなくなっていたのに・・・・・。

閉鎖の原因?やはり採算が合わなかったのかも知れない。特に、ここの職員は家庭の主婦らしき人たちが多いように思えた。彼女たちの働く時間は主婦の無理のない時間帯に限られるだろう。ハハ様は9時半頃にお迎えに来て貰い、4時ころに帰宅するのが平常だった。この時間帯に30分ずつ上下に加えて朝、9時から夕方4時半までの勤務。これなら主婦業にも無理がないはず。他の施設では朝、8時半お迎えで5時帰宅というのもあるけれど預ける側から見ると長時間預かってくれる方が助かる。ここは預かる時間が短かった。

利用者を増やすために時間を延長するとその分を給料として上げなければならない。更にこの小さな施設は利用者を増やすスペースもないから収入アップはちょっと考えられない。採算が合わなくなってそれで閉鎖に踏み切ったのかも知れない。

 

そして、近所の八百屋さん

このグループはマル〇ンと言う八百屋さん同盟のようなグループ企業に加盟し、親子らしい経営者が店の運営をしていた。野菜や果物がお手頃で子育て真っ最中だった頃の我が家にはとてもありがたい八百屋さんだった。アフターファイブにスーパーで魚肉や牛乳、パンなどを仕入れた後に立ち寄り、自転車の前後の荷台だけでは足らずに両側のハンドルに大根やキャベツのはいったレジ袋をぶら下げて帰ったものだった。

最近、ニィニィは外食が多いし我が家はシニア世代と高齢者のハハ様、食事量はいぜんよりずっと減り、しかも宅配で食材も仕入れている。昔のように自転車に積み込むような買い物はしなくなった。八百屋さんに足を運ぶのも週一回程度になった。私たちの世代は団塊と言われ一番人口の多い世代だけど食料にかける支出は減っている。他のシニア家庭も同じだろう。

最近、八百屋さんは野菜だけでなくパン、菓子類、魚肉まで置くようになってスーパーマーケット風になったと思った。いろいろな物を置くようになった分、野菜や果物の陳列に魅力もなくなり、私が行く回数もさらに減った。大量に消費するお店の経営者などが買い物客に混じっているようだったし、若い世代のお客さんもいた。店頭に生花なども置くようになっていてこのお店だけで生活必需品は間に合う感じだった。駐車場スペースなども拡げていたからそれなりに繁盛していたのだと思っていたけど・・・・・。

少し距離を置いた所にマル〇ツという中型スーパーも24時間営業になった。ちょっと離れた所には〇オンとうやはり真夜中まで営業する大型スーパーも出来た。それでもこの八百屋さん頑張っていた。70歳を過ぎているだろう親父さんがとても商売人らしくいつも愛想が良い。私も便利な八百屋さんなので心の中で応援していた。

ところが1年くらい前に、ほとんど隣と言うくらいの距離に24時間営業をする小さなスーパーが開店した。私は八百屋さんに影響するだろうなぁ~と思った。

『おじさん、負けるな。頑張ってね!!』

私はチャルメラおじさんのような風貌の愛想の良いおじさんにはいつも心で応援していた。

この店を通ると扉の張り紙に『長らくご愛顧頂きましたが、4月1日をもって閉店致します。』 とあった。

エイプリルフール!? 息子さんらしき人、おじさんのように愛想はよくないけど、遊び心はあるみたいな感じだったから冗談? けれど、店は永久閉店だった。

戸のしまった店の前を通るたびに、何故?何故?と思う。そしてその一角がやけに淋しい。

あの店の手作りの白菜漬け、きゅうりのぬか漬け美味しかった。パイナップルの食べごろにはカットしたパイナップルがたくさん並んでいつもの半値で売っていたこともある。食べごろだからこのカットしたパイナップルは甘くて美味しかったのに・・・・・。

少子化と人口減少やデフレが八百屋さんの売り上げに影響しているのかしら?

高齢化の日本においてデイ施設のような高齢者社会のビジネスまで閉鎖に追い込まれる、この不況は何処まで続くのかしら? デフレで物価が下がっても日本の物価はアジアの国々から見るとまだまだ高い。それに人件費も日本は高い。こう言った格差が小さくなるまで日本の経済はよくならないのかも知れないなぁ~~~と又も下がりつつある日経平均にため息がでる私です。

私には閉鎖の本当の理由は分からないけど、、、独断と偏見の 主婦の目経済でした