映画とライフデザイン

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映画「ひみつのアッコちゃん」 綾瀬はるか&岡田将生

2013-04-07 05:38:16 | 映画(日本 2011年以降主演男性)
映画「ひみつのアッコちゃん」は2012年公開の綾瀬はるか主演の作品だ。
時代背景を現代に置き換えたオリジナルストーリーが展開する。
想像以上におもしろい。

現在40代後半から50代前半くらいのオジサン、オバサンにとって、「アッコちゃん」の響きは格別のものがあるだろう。自分もそうだ。当時小学校のクラスでは、男も女もみんな毎週欠かさずテレビを見ていた。我々の同世代はほとんど主題歌のサビを歌えるだろう。最後にエンディングロールのバックにオリジナルで流れてきたときは、背筋がぞくっとして涙が出そうになった。

さすがに綾瀬はるかの映画ポスターをみて、劇場で見る気にまではならなかった。
でも気になるんでdvdでみたけど、あまりの馬鹿さ加減にひたすら笑うしかないといった感じだ。
おバカコメディと思えば良いのだ。

10歳の加賀美あつ子は普通の小学生だ。彼女は誤って鏡を壊してしまう。残念がって家の外で鏡のお墓をつくっていたところ、鏡の精(香川照之)が現れる。彼女に魔法の鏡を渡す。鏡に向かって呪文を唱えると好きなキャラクターに変身できるというのだ。

「魔法の鏡」に「大人の私になーれ」といい、22歳の女子大生(綾瀬はるか)に変身する。元々母親の化粧品をこっそり使って化粧するのが好きなアッコちゃんは、デパートの化粧品コーナーで、化粧品会社「株式会社赤塚」(まさに赤塚不二夫流ギャグだ。)のエリート社員・早瀬尚人(岡田将生)と出会い同じ会社でアルバイトすることになった。身体は大人だが、頭の中まで大人になったわけではない。小学生から進化していない。逆に屈託ないその発言とアイディアに早瀬は感心する。

買収問題に揺れる会社を立て直すため新商品開発に取り組む尚人のため、アッコも奇想天外なアイデアで危機に立ち向かおうとするが。。。。

大人になるばかりでなく、企業の買収劇に巻き込まれるという構図がおもしろい。
「料理の鉄人」の鹿賀丈史演じる会社社長が買収を仕掛け、専務がグルになる。買収されてはならないと筆頭株主のところに綾瀬はるかと岡田将生が押しかけて、買収阻止を図るなんて話はどっかでよくある話だ。ありえない話と思ってしまってはダメ。ここは素直に童心に帰るしかない。

身体は大人でも頭は10歳のアッコちゃんは、大人たちの専門用語だらけの会話にチンプンカンプン、しかも履歴書には「早稲田大学算数学科」に通っていると書いてある。小学校高学年というと女の子の方がませている。むしろ男を引っ張るかもしれない。それっぽい正義感を発揮して諸問題を解決していく姿が単純に楽しめる。大人に変身した後、綾瀬はるかが自分の爆乳を見て「私胸もあるわ!」といっているのには笑えた。天国の赤塚不二夫もにっこりだろう。

当時のNETの「アッコちゃん」の前作が「魔法使いサリー」だった。これも男女問わずみんな見ていた。サリーちゃんの最終回は40年以上たった今も脳裏に残る。あの時サリーちゃんからアッコちゃんへ引き継ぎがきっちりなされていたので、すんなり入れた気がする。懐かしい思い出だ。

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