今年のフィギュアはちょっとしたタンゴブームですね。それでこの前図書館に行ったときに、「やさしいアルゼンチンタンゴの踊り方」(マリア&カルロス・リバローラ編 音楽之友社)という本を借りてきたのです。タンゴを踊ろうなどという無謀なことを考えたわけではなく、巻末に載っている加年末白至さんのタンゴの歴史解説が目当て。
そして読んでいたら、「バンドネオン」という言葉に目が留まりました。バンドネオンってこれまでにも目にしたことのある言葉だったけれど、読み飛ばしていました。楽器の名前だったのね~。これまで知らなかった。無知すぎますね。(汗)
一応子供に「バンドネオンって知ってる?」と聞いてみたら、「熱帯魚?」という返事が。ネオンテトラからの連想らしいです。(笑)
小学生に聞くなって?でも今の小学校の音楽鑑賞には民族音楽も入っていて、私の知らない民族楽器を知っていたりするんです。
バンドネオンとは、
1864年にドイツのハインリッヒ・バントが発明した楽器。1910年代にタンゴの楽団に“正規採用”されるようになり、これによってタンゴに一大転機が訪れる。この楽器が楽団に参入した結果、それまで陽気だったタンゴが、暗く感傷的になった。
その音色の特徴は、
「それまでにないふしぎな哀愁を帯びた高音と、深みのある中、低音をもっていた。」
「バンドネオンの悪魔的な妙音は楽団の中で一段と交際を放った。」
そしてWikipediaのバンドネオンの説明では、
<習得が非常に難しいことから「悪魔が発明した楽器」と呼ばれる。>
とあります。(楽器の形状・機能についての詳しい説明はWikipediaでどうぞ)
ここまであちこち読むと、どんな楽器なのか知りたくてたまらなくなりました。でも音色は何度も聴いているんですよ。タンゴの演奏には、バンドネオンが使われていることが多いですからね。ピアソラさんはバンドネオン奏者だったらしいし、鈴木明子ちゃんのリベルタンゴも、もちろんバンドネオンで演奏されています。
でもバンドネオンそのものの音色や形状をよく知りた~い!と思っていたら、ぴったりの動画がありました。音階から和音へと試し弾きしています。アコーディオンより小型で、鍵盤の代わりにボタンのついた蛇腹の楽器。外見からして哀愁を感じます。
今季のトマシュのタンゴメドレーは、オブリビオン、アディオス・ノニーノ、リベルタンゴ、ラ・クンパルシータですね。前3曲はアルゼンチンの作曲家アストル・ピアソラの曲、ラ・クンパルシータだけは隣国のウルグアイの作曲家マトス・ロドリゲスの曲です。
バンドネオンで演奏されている各曲の動画を集めてみました。(楽器演奏の動画ばかりです。)
オブリビオン
バンドネオンのみ シンプルに1台のバンドネオンのみの演奏というのも一層心に沁みていいものです。オブリビオン(忘却)という曲名がぴったりの演奏。
バンドネオンとピアノ バンドネオンの三浦一馬さん、演奏中の切なげな表情がいいです。本人のサイトを開いてびっくり!まだ18歳の高校3年生!20代前半かと思いました。
バンドネオンとフルオーケストラ フルオーケストラが相手でも、バンドネオンは十分に存在感を放って主役を張っています。
アディオス・ノニーノ ピアソラさん自身がバンドネオンを演奏していると思われるものがありました。
1980年の演奏 バンドネオンの演奏で始まります。
1984年の演奏 前奏のピアノが長め。ピアソラさん(多分)の演奏の始まりと同時に拍手が起きます。
リベルタンゴ
東京オペラシティー バンドネオンと弦楽器の組み合わせ
ヨーヨー・マ(チェロ)、Nestor Marconi(バンドネオン)の6重奏(他はピアノ、ヴァイオリン、コントラバス、ギター)
ラ・クンパルシータ
オルケスタ・ティピカ (バンドネオン、ピアノ、ヴァイオリン、コントラバスによる標準的な楽団)
バンドネオンとギター かなりクセ(味)のある演奏です。
ところで、バンドネオンとよく似た外見のアコーディオン、参考までにcobaさんの独奏を。eyeはなかったので、agua monegrosという曲で。やはり音がだいぶ違いますね。アコーディオンの左側に付いているボタンの存在が気になったので調べてみました。
<右手側は主に主旋律を担当し、ピアノと同様の鍵盤もしくはボタンが並べられる。左手側には主にベース音や和音を奏でるボタンが多数配置されている。>
そしてWikipediaの説明によると、バンドネオンもアコーディオンの一種のようですね。
バンドネオンの演奏、聴きすぎました。今ちょっとバンドネオンの魅力にしびれています。
<10日追記>
まるたさんが紹介してくださった小松亮太さんの動画を追加しておきますね。
なんて情熱的な演奏。最高潮に達したときは、バンドネオンの悪魔(!)に身と心を捧げて演奏しているかのよう。素敵です。まるたさん、ありがとうございました!
小松亮太&鳥山雄司 Starneon
Verano Porteño(ピアソラ)
リベルタンゴ (途中までです)
そして読んでいたら、「バンドネオン」という言葉に目が留まりました。バンドネオンってこれまでにも目にしたことのある言葉だったけれど、読み飛ばしていました。楽器の名前だったのね~。これまで知らなかった。無知すぎますね。(汗)
一応子供に「バンドネオンって知ってる?」と聞いてみたら、「熱帯魚?」という返事が。ネオンテトラからの連想らしいです。(笑)
小学生に聞くなって?でも今の小学校の音楽鑑賞には民族音楽も入っていて、私の知らない民族楽器を知っていたりするんです。
バンドネオンとは、
1864年にドイツのハインリッヒ・バントが発明した楽器。1910年代にタンゴの楽団に“正規採用”されるようになり、これによってタンゴに一大転機が訪れる。この楽器が楽団に参入した結果、それまで陽気だったタンゴが、暗く感傷的になった。
その音色の特徴は、
「それまでにないふしぎな哀愁を帯びた高音と、深みのある中、低音をもっていた。」
「バンドネオンの悪魔的な妙音は楽団の中で一段と交際を放った。」
そしてWikipediaのバンドネオンの説明では、
<習得が非常に難しいことから「悪魔が発明した楽器」と呼ばれる。>
とあります。(楽器の形状・機能についての詳しい説明はWikipediaでどうぞ)
ここまであちこち読むと、どんな楽器なのか知りたくてたまらなくなりました。でも音色は何度も聴いているんですよ。タンゴの演奏には、バンドネオンが使われていることが多いですからね。ピアソラさんはバンドネオン奏者だったらしいし、鈴木明子ちゃんのリベルタンゴも、もちろんバンドネオンで演奏されています。
でもバンドネオンそのものの音色や形状をよく知りた~い!と思っていたら、ぴったりの動画がありました。音階から和音へと試し弾きしています。アコーディオンより小型で、鍵盤の代わりにボタンのついた蛇腹の楽器。外見からして哀愁を感じます。
今季のトマシュのタンゴメドレーは、オブリビオン、アディオス・ノニーノ、リベルタンゴ、ラ・クンパルシータですね。前3曲はアルゼンチンの作曲家アストル・ピアソラの曲、ラ・クンパルシータだけは隣国のウルグアイの作曲家マトス・ロドリゲスの曲です。
バンドネオンで演奏されている各曲の動画を集めてみました。(楽器演奏の動画ばかりです。)
オブリビオン
バンドネオンのみ シンプルに1台のバンドネオンのみの演奏というのも一層心に沁みていいものです。オブリビオン(忘却)という曲名がぴったりの演奏。
バンドネオンとピアノ バンドネオンの三浦一馬さん、演奏中の切なげな表情がいいです。本人のサイトを開いてびっくり!まだ18歳の高校3年生!20代前半かと思いました。
バンドネオンとフルオーケストラ フルオーケストラが相手でも、バンドネオンは十分に存在感を放って主役を張っています。
アディオス・ノニーノ ピアソラさん自身がバンドネオンを演奏していると思われるものがありました。
1980年の演奏 バンドネオンの演奏で始まります。
1984年の演奏 前奏のピアノが長め。ピアソラさん(多分)の演奏の始まりと同時に拍手が起きます。
リベルタンゴ
東京オペラシティー バンドネオンと弦楽器の組み合わせ
ヨーヨー・マ(チェロ)、Nestor Marconi(バンドネオン)の6重奏(他はピアノ、ヴァイオリン、コントラバス、ギター)
ラ・クンパルシータ
オルケスタ・ティピカ (バンドネオン、ピアノ、ヴァイオリン、コントラバスによる標準的な楽団)
バンドネオンとギター かなりクセ(味)のある演奏です。
ところで、バンドネオンとよく似た外見のアコーディオン、参考までにcobaさんの独奏を。eyeはなかったので、agua monegrosという曲で。やはり音がだいぶ違いますね。アコーディオンの左側に付いているボタンの存在が気になったので調べてみました。
<右手側は主に主旋律を担当し、ピアノと同様の鍵盤もしくはボタンが並べられる。左手側には主にベース音や和音を奏でるボタンが多数配置されている。>
そしてWikipediaの説明によると、バンドネオンもアコーディオンの一種のようですね。
バンドネオンの演奏、聴きすぎました。今ちょっとバンドネオンの魅力にしびれています。
<10日追記>
まるたさんが紹介してくださった小松亮太さんの動画を追加しておきますね。
なんて情熱的な演奏。最高潮に達したときは、バンドネオンの悪魔(!)に身と心を捧げて演奏しているかのよう。素敵です。まるたさん、ありがとうございました!
小松亮太&鳥山雄司 Starneon
Verano Porteño(ピアソラ)
リベルタンゴ (途中までです)