古代和歌の世界

2010年05月23日 | 音楽と読書の日記
今回は偉大なる鈴木日出男先生の『古代和歌の世界』を紹介する。

本作は先生の和歌史論を一般向けに噛み砕いて著されたもので、先生の著書『古代和歌史論』の抄出版ともいうべき内容である。しかし、内容は濃く、国文学を、殊に平安文学や和歌文学を志す者にとって必読の一著であると思われる。

要旨は、和歌がいかにして詠みなされ、発展したかである。ここに集団意識を見とり、協調と個性のあいだに和歌の面白さを見出すところに先生の眼力の素晴らしさがある。また、和歌を扱っていて、古典を苦手な人にとっては敬遠されそうであるが、和歌には丁寧な解釈が付してあり、初心者にも優しい構成となっていることも、この本を薦める理由である。つまりは、初心者から研究者を目指す学生にも、読まれるべき名著なのである。

しかし、残念なことに本書は現在絶版となっていて、図書館で見つけるか、古本で購入するかしなければならないのである。ここに書評を載せたのは、一つにはこのような名著を埋もれさせてはならないと思うからであり、もう一つには再販を強く望むからである。

ちくま新書さま、どうか再販を!!!!!
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休日は

2010年05月23日 | 日記
久方ぶりの連休に、精神の安寧を得た気がする。
これまで、休みがなかったり、後輩たちに気を使って気張っていたり、ドハマリ英語のせいでどうにも疲れていたらしく、一時期本当に鬱っぽくなっていたが・・・。

つまりは、人というのは安寧を得るときがとても重要であるということだ。思うに、大学では、殊に所謂難関大学では、アスペルガー症候群の疑いの強い人が多いのだから、教養科目なんぞは極力負担にならないようにするのがよいと思われるのだが・・・。バカ田は英語があのくそ爺を雇ったりとまことにひどい。逆に専門科目は、もっとしっかりするべきだ。やる気のない学生に合わせているから、本当に才のある学生を腐らせてしまっているきらいがある。
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あめのゆふぐれ

2010年05月23日 | 日記
木曜、二限文学史は教授の専門分野らしく、熱く語っていた。
三限演習は今回が初めての発表であった。まぁ、初めてにしては資料がよく揃っていたが、おそらくT教授の差し金であろう。考察がロクなものではなかった。自分で集めたならきれいにまとめてしかるべきである。
四~五限は空いているので部室で時間を潰す。今日は反社会的集団のゼミらしく、一年生が多く何くれと話をした。
その後ひとりでMへ行き、六限へ。今回は割と平和に終わり、さっさと帰る。

金曜は、二限に出た後、サークルの会議へ。議題は夏合宿の行き先についてで、どちらも捨てがたいようなところで、結局、決まった(押しきった?)。その後、T氏とカレー店へ。初めて入ったが、おいしかった。本場インドな感じの雰囲気の店に、そんな感じのカレーでとてもよかった。
最近、四限の演習は実につまらない。発表者の目の付けどころが悪すぎるし、先生の授業の仕方もなんだか上手くないし。潰す気にもならない。
五限六限はいつも通りといえばいつもどおりに片付けて帰宅。二日で三度目のカレーを食す。カレーは人生の友だ。

やっと、実に二カ月ぶりの二連休を楽しむ筈の土曜は部屋の掃除をし、発表資料を書き書きしているうちに終わる。

結局休みは、少ない。はぁ。
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