18年にもなりますか

感じた事、出来事、いろんなこと書き綴ってます。

「パートの女は見ていた」

2004-11-12 01:52:36 | 
 近所に、といっても車で10分ぐらいなのだが、イトーヨーカドーのショッピングセンターが出来た。地元神戸のダイエーが凋落し、関東勢の勢いがとまらないが、イトーヨーカドーの出店は神戸・姫路地区でまだあと1店予定されている。翔ぶ鳥を落とす勢いとまではいかないが、勢力拡大中のイトーヨーカドー。 完成されたように見えても、やはり組織は巨大化するとあまりいいことはないのである。

 細かいことは個別にログアップするが、今日は店長という存在について考える。
わたしたちのような内実を知らない立場からすれば、店長といえば”一番エライ”と考えがちだが、実は完全な中間管理職。店長の上の立場にある"ゾーンマネージャ"親分がとりまきを従えて、視察にくるとなると、その前日には大あわてで売り場のディスプレイをいじったりするのだ。

 実際にディスプレイをいじるのは売り場を担当しているパートの方なのだが、それがまた哀しいほど、前言撤回だったりする。つまり、視察に来るまでは、”そんなたいそうなディスプレイはいらない”だとか言って結構消極だったりしていたのが、前日になるとあわてて、”何かもっとちゃんとディスプレイできないのか?”と言ったりするのだ。パートのみんなはしっかり見ているし覚えていて、”前は、そこまでしなくてもいい”って言ってたのに・・・と口にはださないが、気持ちの隅っこにはそういうのを置きながらも、表面的には素直にディスプレイするのである。

 ゾーンマネージャがやってくるとなると、店の社員はみんなピリピリ。またそのゾーンマネージャも子分を従えた、大名行列でやってくる。「お店の主役はおきゃくさまやろうが!」ということを分ってないのだろうか?店長への力の誇示ならば、別のところでやればいい。勘違いしては困るのだ。パートは、お客様とすれ違えば”いらっしゃいませ”と挨拶せよと教えられているし、徹底しようとしているが、”お大名様”は、そんなこと一切しない。もちろん大名行列は開店中におこなわれるのにである。

 そんなゾーンマネージャからのいろんな指摘やプレッシャーをしっかり跳ね返しながら店長は1つ1つの売り場のチェックをするのだ。店長がんばれ!売り場マネージャの意見を聞くだけじゃなくて、パートの意見をしっかり取り入れて、ちょっとでも売り場をよくしてほしい。パートのちからは結構なものだ。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« コラテラル | トップ | 「パートの女は知っている」 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿