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不正だらけの日本

2016-04-26 19:56:00 | ニュース
でるわ、でるわ、企業の多くの不正。

フジサンケイ危機管理研究室/エフシージー総合研究所のサイト http://www.fcg-r.co.jp/research/incident/ には最近の企業の不正情報が記載されているが、まあこれらを見ると企業って「赤信号みんなで渡れば怖くない」を地でやってるんだなと思う。


個々の企業の不正をここでとやかく言うつもりはないが、日本製品は、「安くて世界一の品質」なんて言われているが、それっていわゆる「企業努力」の結果というより「社員の犠牲」の結果じゃないかと思うね。




例えば、食品消費期限偽装の白い恋人、赤福、産地偽装のうどんすきの美々卯、比内地鶏、しゃぶしゃぶの木曽路、阪急阪神ホテルズなど、培われたブランドに誇りのかけらもない行為。プライドという言葉は日本人にはないのかね。


労働環境の不正でいえば、すき家やワタミ、ユニクロなどの社員の強制労働と言っていいほどの劣悪な労働環境という実態。
成長企業を希望している人たちを「だまして」労働搾取しているとしか思えないこの実態を見て、立派な経営と言えるのか?
夢の為に!とか365日働く気概で!とか言い訳をしているようだが、そういう言葉に同感して少々の重労働でも働くことに希望を見出している人たちを潰していることに心からの反省は見られない。
そういう経営者、管理職連中は「クソ」でしかない。
働きたいと思っている人たち、夢を持っている人たちの「足元を」みるようなマネはやめろ。労働環境の「不正」の芽は間違いなく経営者、管理者にある。


そして今回の三菱自動車である。自動車メーカーはその取引先の広大さが特徴である。1台の車にはネジ一本まで数えると1万~3万点の部品が使われているということから裾野の広さが分かるが、これらの取引先(つまりサプライヤー)が、必死になって良品のJIT(ジャストインタイム)納入に努力を重ねているのかを知ってか知らずか、自動車メーカー本体がこの不正である。
もはや自動車メーカーとして、自動車産業の中の一プレイヤーとして失格だろうと思える事態を引き起こしている。

こうやって罪のないサプライヤーが苦境に立たされる。三菱自動車が苦境に立たされるのは自業自得だといえるが、サプライヤーは品質を維持し毎年要求されるコスト削減に応じつづけて、この仕打ちである。この怒りの持って行き場はどこにあるのだろう?



そして、あの東芝である。会社丸ごと不正と言っていい。会社の成績表を偽装したのだから、もうこんなひどい話はない。訴えられても当然。何が株主だ、何が業績だ。その以前の問題である。「嘘つきは泥棒の始まり」と幼稚園児でも言えることをいい年こいたジジイたちがやってそれこそ多額の報酬を手にしていたのだ。訴えられて当然である。「嘘つき」は即退場である。



あちこちで腐った連中が幅を利かせてきたという実態が明らかになっている。


もう一度、日本人は「誠実」さを取り戻さなければならないのではないか?ビジネスの上において、人として正しいことができるようにしたいものである。

正直者はバカをみてはいけない。青臭い話かもしれないが、そうあらねばならない。





業績を求めるのは企業である。しかしその業績が「虚偽」に基づいたものでいいのかといえばNOである。
上場企業にすれば株主が会社のオーナーであるが、オーナーも、経営執行役も「よい成績」を虚偽で作ることは犯罪であることを再認識すべきである。いや、会社としてそういう経営者は即刻退陣、退職金の支払いも一切なし、所有株式も執行権を認めないなどとすべきではないか。



ズルをする事に鈍感になった日本人に未来があると思うのか?



ズルをした連中が、経営をするようだから不正がはびこる。



ズルをしていて、神様が、世間があなたをきちんと評価すると思うのか?



ちゃんとしよう。ちゃんと。恥ずかしくない仕事をしよう、恥ずかしくない経営をしよう。

恥ずかしくない商品やサービスを提供しよう。まっすぐというのはそういう事。








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