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法律と恥

2006-07-31 23:57:55 | 風景
 以前にも書いたが、高速道路の料金所の不法突破が90万件以上にも上っているのだそうだ。こういうアホどもの存在があるから、法律が作られたり、せっかくのサービスが止めになったりする。

 同じ高速道路でいえば、偽造ハイカ(ハイウエイカード)がそうだ。偽造できることも問題といえば問題だが、この偽造ハイカが結局ハイカ廃止となった。”ハイカ”が”廃カ”になったという、笑えない冗談だ。

 20年以上前のこと、原動機付き自転車、50CC未満のバイクが大ブームになった。このおかげで誰も彼もが原付免許を取得。当時はヘルメットなしでもOKだったのだが、事故が多発してしまい、結局ヘルメット着用が義務づけられた。

 当時は、まさに自転車にエンジンがついたモノという理解がされていて、おばちゃんたちの買い物用にどんどんと売れた、もちろん高校生だってどんどん乗った。おばちゃんたちは、自転車のつもりだから、歩道は走る、逆行はする、ハンドルにスーパーの買い物を引っかけて走るけど、曲がれずにコケる、当然事故になる。危ないからヘルメット着用となった。

 まったく迷惑な話だ。

 また、こういうのもある。

 法の目をかいくぐって、時間外取引で株を大量取得、無茶な合併、業務提携のもちかけで、株式市場を混乱させた。よって新しい法律が作成され施行された。


 こんな調子で、世の中には、必ずちょっと”ズル”するやつがいる。”法律に違反してないじゃん”というノリだ。もちろん裁判上はその通り、法治国家だからね。でも人間性まで疑われてもいいのかしらん?とちょっとそういう発想の人を哀れに思ってしまう。そういう人には”心”が亡いから誰も信用しないし、救ってくれない。近寄ったり助けたりするのは、その人に対してではなく、その人のお金に対してなのだ。


 こういう連中は、自分自身の自我の欲望に支配された、まさに”餓鬼”である。

 こういう自分のことしか考えない餓鬼のおかげで、料金所通過をスムーズにして、渋滞をちょっとでも緩和しようとしている多くの人の努力が無駄になってしまう。

 でもちょっと事情が違う。いままでは、国土交通省が大親分だった高速道路各公団は、今度からは公団ではなく、株式会社になった。当然のことながら、コスト意識をもっとしっかり持つことになるだろうし、この対策もきちんとすることになるだろう。いやそうすべきだ。

 どれだけ渋滞しても、各ゲートは、鉄の扉に変更して、ETCも廃止。すべての車から料金を徴収するぐらいの対策をしてもいい。料金所を突破するっていうことは、強盗や万引き、無銭飲食と同じこと。通過しようとしている車には、カラーボールを発射して、マークを付けて、警察に通報し、逮捕する。それぐらいするべきだ。

 お客様とは、サービスの対価をきちんと認めて払ってくださって、サービスを利用してくださるかたを言う。無銭飲食や万引きする人を客とは絶対に呼ばない。世間では普通そういう事をする人のことを泥棒だとか、盗人だとかと呼ぶ。

 なにしろ徹底的にやって欲しい。90万件が仮に500円平均とすると、それだけで4億5000万円!年間これだけ、食い逃げされてる飲食店はつぶれるよ普通。

 おもしろくなるなぁ、民営化で、高速道路の料金所からETCが消えて、カラーボールを発射する為の砲台がつく。

 でも、こういう状況が海外に報道されたとしたらどうだろう。「日本って安全な国」と思っている諸外国に人はどう思うだろう?

 法治国家は、ささいなことでさえも法律を必要としてしまうぐらい、情けない国家のことか?日本ってそんな程度の国だったのだろうか? 

 恥を知れ!とはまさにこの事だ。


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