18年にもなりますか

感じた事、出来事、いろんなこと書き綴ってます。

大阪ハムレット

2009-01-25 08:27:28 | 映画
 東京国際映画祭にも出品された映画「大阪ハムレット」。

 見逃してしまったので、気になってたらラジオで「これはいいですよ」との話。そりゃ見にいかねばと出かけましたが、うんうんいいね。こころ暖まるハートウォーミングムービーでしたわ。

 舞台は大阪の下町、玉造界隈。映画はごくごく普通の5人家族の普通の朝の風景から始まる。しかし普段と違うのはその家族のお父さんが、映画に登場もせずに(笑)死んでしまう。

 父親を失った家族に突然現れる、この死んだ父親の無職の兄(岸部一徳)は何故かそのままこの家族と同居してしまう。

 高校受験を控えたふけ顔の長兄は道ばたで出逢った教育実習生に一目惚れし、大学生と偽ってつきあい始める。

 やんちゃばっかりしてる次男はひょんな事からハムレットを辞書を片手に読み始め一人哲学しはじめ、身体の小さい三男は、真剣に女の子になりたいと言い出す。

 そこに母の妹が加わり、主要な登場人物が揃う。

 母は、夫の死で開き直ったのか覚悟したのか、そういう家族達をありのまま受け止めしっかり毎日を暮らしていく。その生き様がなんとも包容力があり、いい家族を作るのはこんな母親なんだろうなと思う。

 平凡な毎日の中にも実はたくさんの出来事があって、悩んだりするのだけどもこの映画の中の台詞のように自分のことを捉えられたら人生楽しいだろうなぁと思いました。

 「わたしら生かされとんねん。男でも女でも生きとったらどっちでもええわ」

 
 この映画の中の次男の通う中学の先生、サイコーです。
 

 監督:光石富士朗
 出演:松坂慶子、岸部一徳、間寛平、森田直幸、久野雅弘、大塚智哉
    本上まなみ、加藤夏希、
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