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黄金のアデーレ 名画の帰還

2015-11-28 15:09:00 | 映画
第二次大戦中に、ナチスに奪われた絵画を返せとオーストリア政府を訴えた、アメリカ移民したオーストリア人の実話を基にした作品。
訴えたのはマリア・アルトマン。自身の伯母アデーレの肖像画は、クリムトによる有名な絵画。

さてこの映画は、その訴えの行方を描いた様な単純な作品ではない。

なぜ、マリアがアメリカ移民という選択をしたのか?どういう歴史背景の中でその絵画が奪われたのか?という部分とその返却する事の意味について大きく訴えかけてくる。

そして映画のクライマックスでは、一つの絵画を元の持ち主のところへ返すという事が単なる一個人の問題ではない事を直接訴えかける。

戦争によって一般市民に何がもたらされるのか、という現実の一面を見せてくれている。なかなかいい作品。

監督:サイモン・カーティス
脚本:アレクシ・ケイ・キャンベル
主演:ヘレン・ミレン、ライアン・レイノルズ
ダニエル・ブリュール


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