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夫婦とは何か?

2016-10-30 11:37:00 | 社会・経済
結婚願望がある人と聞くと、妙に結婚がしたくてしたくて堪らない人のことを想像するかもしれないが、案外多くの独身者が結婚できたらいいなぁと考えているそうです。

一方で、結婚ってなんかメリットあるの?とか邪魔くさいとか、ずっと好きでいられるかわからないから不安とか、まあいろんな価値観があって、結婚に踏み切れない、あるいは結婚に踏み切ろうとする行動そのことを躊躇する人も多いと聞く。

確かに価値観が多様化しているから人生の過ごし方も様々。物事に対する価値観も様々なのは間違いない。

だからこそ、あなたには、あなたの結婚の価値観や人生の価値観があっていい。

誰かが、こういうからというのもあくまで参考として、自分自身の価値観を持って結婚を捉えればいいはず。

多様性の時代なんだから。



そこで、これも一つの参考として、夫婦になるという事について、こういう考え方もあるんだよというのを此処に書くことにします。



1. まず、結婚に損得、コストパフォーマンスは求めない。

力があろうがなかろうが、相手のことを信頼し支えたい、守りたいと思うかどうか。それがコストに見合わないかどうかは価値観として導入しない。子どもができたら、間違いなく親の時間もお金も子どもを育てる為に使われる。それが親の役目。ほとんどの動物は子どもが生まれれば子どもが成長するまでは面倒をみる。掛け値無しの本能の世界なので、損とか得とか関係ない感覚が求められるようになる。もし、結婚相手とは、損得でお互いに理解しあって結婚したとしても、子どもとの間では損得の契約は結べない。仮に損得の関係を結べたとして、その子どもが期待する見返りを与えてくれなかった場合、どうすればいいのだろうか?賠償請求でもするという話になるかもしれない。

2. 夫婦は社会の構成単位

夫婦になるということは、自分が被るもの、相手が被ってしまうものが当然出てくる。時間、空間、お金、感情など色々。二人がどんな価値観で結婚しようが、社会的には夫婦であると扱われる。つまり社会の構成単位となるわけだ。

近所づきあいしたくないならしたくなくてもいいけど、そのコミュニティ(社会)からその夫婦はどう扱われるのかを想像すれば、なんらかの関わり合いは持たざるを得ないだろう。子供ができるとさらにコミュニティとの関わり合いは増える。

社会の構成単位となるんだという自覚を改めて確認しておくのが必要だろう。

3. 夫婦というのは信頼関係が大前提

お互いに無防備になるのが夫婦。恋人同士や友人関係ならいわゆる「距離感」があるはず。ところが夫婦は原則的に距離感はない。もちろん相手への礼節、尊敬というものはあろうが、これは距離感の話とは違う。ある一定以上相手に踏み入れない。遠慮とでも言おうか。それが彼氏彼女の間でわきまえること。
会社の同僚、上司部下、友人、恋人それぞれわきまえるものがあるはず。夫婦には夫婦としてわきまえるものがあるが、一般には互いに時間、空間、感情、経済を共有しているわけだから、友人、恋人とは違う。

相手の信頼を裏切れば、夫婦関係は破綻である。許してもらえるという考えも、許さないという考えもおかしい。信頼は裏切ってはいけない。




夫婦になって起こる生活の変化。子どもができて変わる環境と責任。それを互いに守り合い支え合い信頼しあい、互いの時間、空間、感情、お金を相手の為に使い続ける。それが結婚の覚悟だろうと考える。

我慢しあうのではなく、共有しあう。感情の爆発の前に、感情の共有が先にくる、信頼の大切さを知っているから裏切らない。そうしていくうちに相手が、唯、一無二の人になる。恋人同士の愛情が夫婦としての愛情に変わる。失敗してもここに戻ってこれることが夫婦というものの価値なのではないかと思う。