小田急線の優先席で寝転ぶ中年の女性がいた。
顔色は青白く、人目で体調がすこぶる悪そう。
係りを呼ぼうかというと、いいと返事。
板橋でフルマラソンをやってきた、脱水症状だという。
過去に100回近く走っているらしい。
私の目から見れば、自殺するためにフルマラソンを走っているとしか見えない。
前世紀、ケネス。クーパー医博がランニング健康法を唱えた。それ以後、ランニングは大・超大ブー
ムを迎えた。休みの日など多摩川の土手は危険なほどサイクリング、ランニングがある。
最近、梅宮さん、松方さん、徳永君・・・古くは元野球の長嶋さんなどが体調を崩された。
みんな運動には造詣が深く、日々やっておられた。
ランニング健康法からいえば、日々走っている人は病気知らずのはずだ。
30年前から私のボイトレは「健康によい」といわれていた。
最近、喘息、偏頭痛、胃潰瘍、声帯ポリープなどが消えたの報告が続々来る。
ヨガは数千年の歴史があり、健康法としては最高と言う人が多い。
しかしランニングにしても、ヨガにしても大きな、大事な問題を見落としている。
それは人間には「整備」しなければならない場所があり、それを全ての人が知らないのです。そして
ヨガやランニングでは整備できないことです。
もし車に例えれば整備不良でガンガンアクセルを踏んでスピードを出せば、壊れる。
この現象が大阪で起きた車の中での動脈剥離事故と思われる。
この方も健康にはずいぶん注意されていた。
多くの悲劇は、体には整備しなければならない場所があり、それを全ての人が知らないである。
極端に言えば、ヨガもランニング健康法も「無知」である。