Lucky☆Sardonyx

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歴史は繰り返す?

2009-02-14 23:34:24 | 時事問題
小泉純一郎元首相(67)による「麻生批判」発言から一夜明けた13日、05年総選挙で初当選した小泉チルドレンから「よくぞ言ってくれた」と、小泉氏への支持が相次いだ。発言がぶれる麻生太郎首相(68)に、「信頼性」を求める声も多かった。ただ、批判が多い定額給付金を含む法案の衆院再議決で造反することには、慎重なチルドレンが多い。一方で、麻生首相や党執行部は小泉発言の影響が広がるのを止めようと、躍起になった。

 「(麻生氏の発言は)笑っちゃうほどあきれている」との小泉発言が飛び出した自民党本部。13日、同じ場所で小泉チルドレンの会合が開かれた。勉強会だったが、党を激震させた小泉氏の発言も話題になった。

 平将明衆院議員(41)は「郵政民営化に賛成ではないという麻生氏の発言には、選挙区の反応も厳しい。よくぞ言ってくれた。1年生議員には同じ思いを持っている人も多い」と述べた。「『戦おうとしている人たちに、総理が前から鉄砲を撃っている』も、まさにその通り」と指摘。小泉首相の退任後、立場が微妙だった新人議員の気持ちを代弁したとの見方を示した。

 小泉氏が、麻生氏に「よく読んで」とファクスしたブログを書いた小野次郎衆院議員(55)も「政治家に一番大事なのは信頼」と指摘した点を引用し「これを最も意識しなければならないのは内閣総理大臣。基軸になる総理の発言の信頼性が崩れたら、政治はどこに行く。そこが小泉氏の発言のミソ」と指摘した。

 ただ、小泉氏が定額給付金を含む08年度第2次補正予算関連法案の再議決で、造反をにおわせたことには「小泉さんの意見がすべて、という人は影響を受けるかもしれないが」(平氏)と、同調の動きはほとんど見られない。「選挙を控え、慎重にならざるを得ない」(新人議員)事情もある。関係者によると、小泉氏は12日夜、給付金を主導した公明党の太田昭宏代表に電話し「給付金に反対ではない」と伝えたといい、軽々しく再議決を使うことへのけん制との見方もある。ただ造反議員が出ない可能性が消えたわけではなく、執行部は警戒している。

 再議決に先立つ参院の法案採決は当初、17日の予定だったが、民主党の輿石東参院議員会長は、小泉氏が外遊先のロシアから帰国する20日以降に見送る方針を表明。小泉氏に「踏み絵」を踏ませることで、造反の拡大に期待を示した。

 麻生内閣の閣僚からは、「(1月の衆院採決では)小泉氏も賛成した。理解に苦しむ」(中川昭一財務相)「内閣として受け止めるべき」(石破茂農相)とさまざまな反応が出た。前日はコメントを避けた麻生氏は13日夜、小泉発言について報道陣に「私に対する叱咤(しった)激励。優しい叱咤激励は、叱咤激励とは言わない」と述べた。

この一連を面白可笑しく見てはいけない。そもそも、自公与党が現在の圧倒的議席数を獲得し得たのが前回の郵政選挙だ。小泉により争点を郵政民営化の是非にすり替えて政権の内部抗争の判定を国民に丸投げした。その結果野党を排除され、民営化という「正義」はその後も居座り続け数に任せた強行採決の乱発という暴走への根源となったことを忘れてはならない。

国民は3度目の「小泉劇場」に酔いしれることなく、冷徹な判断の上で投票に臨むべきであろう。

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