Lucky☆Sardonyx

ばるご☆の戯言ブログです(^^)

大丈夫?

2012-02-20 23:05:51 | コメント
 今年の春季キャンプで、横浜DeNAに負けず劣らずファンを集めている中日。19日には「侍ジャパン」のヘッドコーチにも任命された70歳の高木守道監督が、連日大張り切りなのだ。

 ズラリと並んだサインを求める列は、日常の光景。報道陣にも毎日対応し、去年までを知るドラ番たちは「至れり尽くせり。ただサインの時間が長くてわれわれに対応する時間が遅くなることもありますが」と話す。

 なにしろ落合博満前監督(58)は、球団史上初めてリーグ連覇を果たしながら「ファンサービスがない」ことを理由に解任された。新指揮官の動きは、まさに正反対。就任後は名古屋の財界回りも率先してこなしたおかげで、沖縄・北谷キャンプには激励と差し入れが相次いでいる。

 見慣れない光景は監督の周辺ばかりではない。中日は1月1日付で「ファンサービス部」を設立。プロパーの球団職員6人がその任を請け負っているのだが、こちらもすこぶる評判がいい。

 キャンプイン直前の1月30日には、新ユニホームのお披露目会見にファンも参加。バスツアーを組み、報道陣の取材後は参加者にも自分のカメラでパチリと撮らせるサービスぶり。また人気マスコットのドアラを常駐させ、外国人選手も含め毎日サイン会も実施している。同部の寺西秀人部長は「こうしたサービスのおかげか分かりませんが、去年の倍くらいのファンに来ていただいています」と結果に手応えを感じている。

 肝心の野球はどうか。昨季8勝のチェン投手(26)が米大リーグ・オリオールズに移籍したが、73歳の権藤博投手コーチも「川上(憲伸)が入って、山本昌が戻ってきた。新加入のソーサもいい。なんも心配いらんよ」と余裕の構えだ。

 しかし、去年までと違う光景はほかにもある。例年、午後4時をすぎても主力が打撃練習をする姿が日常だったが、今年はそれがない。関係者は「去年までの悲壮感というか、ピリピリした空気はまったくない。これがどう影響するか」と声をひそめる。

 ユニホームから宿泊先まで、すべて“脱落合流”を敢行。今のところ、人気面では成功のようだが、本業ではどんな結果をもたらすだろうか。