Lucky☆Sardonyx

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JR名物車両、ダイヤ改正で相次ぎ引退へ

2012-02-15 23:07:12 | コメント
 東海道・山陽新幹線の初代「のぞみ」をはじめ、JRグループの名物車両が3月17日のダイヤ改正で相次ぎ引退する。高速化をけん引したり、鉄道旅行の楽しみを広げるなど一時代を築いたが、省エネ化の波に押され世代交代に追い込まれた。

 1992年に東海道新幹線の「のぞみ」として運転を始めた300系。最高時速を従来の220キロから270キロへ引き上げ、東京-新大阪間を19分短い最短2時間半で結ぶようになった。東北・上越新幹線の初代型車両200系は昨年11月、東北新幹線での営業運転を終えた。0系のような「団子鼻」の先頭部分が特徴で、上越新幹線が「最後のとりで」となっていた。

 在来線では、先頭部の流線形と、白地に青いラインが入った塗装で「まるで新幹線が在来線を走っているようだ」と話題になったJR東海の371系。小田急電鉄に乗り入れて新宿(東京)-沼津(静岡県)間を走る特急「あさぎり」も引退する。大きな窓を備え、中間に2階建て車両を連結し、富士山などの眺望を味わえると評判だった。

 JR西日本の寝台電車583系が唯一定期列車として走る夜行急行「きたぐに」(大阪-新潟間)も姿を消す。鉄道に詳しい旅行作家、野田隆氏は「最近は省エネ性能の向上や高速化が至上命令のため薄っぺらな車両が多いのに比べ、往年の車両は重厚感があり、日本の風景ともマッチしていた」と相次ぐ退役を惜しんでいる。