Lucky☆Sardonyx

ばるご☆の戯言ブログです(^^)

遠路遥々1600キロ

2008-12-19 23:23:50 | コメント
東アジアなどに広く分布し、長距離の渡りをすることで知られるチョウ「アサギマダラ」が、日本から約1600キロ離れた中国本土まで移動していたことが、日本と台湾の研究者らの調査で19日までに確認された。

 調査に加わった京都学園大非常勤講師の藤井恒さんによると、日本から中国への渡りを確認したのは初めて。2006年10月、中国浙江省平湖市で、羽に文字や数字がマーキングされたアサギマダラが見つかった。その後の調査で、同年8月に石川県輪島市でマーキングされて放されたチョウと分かった。

 アサギマダラは越冬のため秋から冬にかけて南下するが、本格的な越冬地は謎。藤井さんは「中国本土に主な越冬地があると考えられる。今回の調査をきっかけに、中国での報告例が増えることを期待している」と話している。

日本から中国本土へ、その距離約1600キロ…この何気ない数値がパワフルだ。この件に限らず、昆虫の身丈以上に発揮されるスピードやパワーといった驚異的な能力には圧倒される。

渡り鳥ならぬ渡り蝶、今後の生態解明が期待されるところだ。