Lucky☆Sardonyx

ばるご☆の戯言ブログです(^^)

撤退

2008-12-05 23:50:58 | 時事問題
 ホンダがF1から撤退することが5日、明らかになった業績悪化で運営経費を賄えなくなったのが理由。関係者によると、F1を続けていることに対し、株主から不満が出ていたという金融危機による世界的な景気減速は、モータースポーツの世界にもブレーキをかけた

 ホンダのF1参戦は、マシンのすべてを自社製造する「フルワークス」参戦の第1期(1964-68)、既存チームにエンジンを供給する「エンジンサプライヤー」の第2期(83-92)、現在のホンダF1チーム(サプライヤーを経てフルワークス)に移行した第3期と、足かけ21年の歴史を持つ。

 第2期の80年代には、日本全国に空前のF1ブームが到来。人気絶頂だったアイルトン・セナと蜜月関係を結び、「F1のホンダ」として一気に知名度を高めた。88年、ホンダエンジンを搭載したマクラーレンが16戦15勝し、コンストラクターズタイトルを6年連続、ドライバーズタイトルを5年連続で獲得し黄金時代を築いた。98年、当時の川本信彦社長が「フルワークスによるF1参戦」を宣言し、再びサーキットに。しかし、全チーム中もっともコストをかけながら、ここ2年は大不振昨年、日本人ドライバーの佐藤琢磨との契約を打ち切るなど、抜本的な改革に着手したばかりだったホンダのチーム運営費は、年間2億ポンド(約680億円)以上とされる
一方、本業の経営は米国や欧州などの自動車市場低迷を受け苦戦。ことし10月に2009年3月期連結決算の業績予想を下方修正。売上高を7月公表より5300億円少ない11兆6000億円にした。

 世界的な需要減退に対応して埼玉製作所(埼玉県狭山市)や北米、英国の生産拠点で減産を進めている。人員削減にも追い込まれ、埼玉製作所など国内4工場で来年1月までに計約760人の期間従業員の削減を決めている。

まぁね…この景気の逆風の中、ある意味当然の流れでしょう景気後退にガソリン高騰、そして雇用縮小…業界にとってこれ以上の厄災はないもう一方の雄・トヨタも現時点では一笑に附しているF1からの撤退を今後翻して加速させる可能性は大だし、鈴鹿と富士とのF1招致競争も自然と収束へと向かうことだろうモータースポーツに出資する余裕があるなら、一人でも多くの従業員の雇用安定&救済に充てるべきだ

もはや感傷に浸っている余裕などないということ今回、ホンダの早急なる決断は正しい