Lucky☆Sardonyx

ばるご☆の戯言ブログです(^^)

僕のマリー

2008-12-12 23:50:38 | コメント
これまで1度も人間のガールフレンドを見つける時間がなかったというカナダ人男性が、完璧(かんぺき)な恋人をロボットで作り上げた。名前は「アイコ」で、掃除や家事をやってくれるという。

開発者は発明家のレ・トランさん(33)。英紙サンに11日、「現実の女性のように反応してくれる。(腕などを)強く握ったりひねったりすれば、叩き返してくる。嗅覚以外のすべての感覚を持っている」と語っている。

「アイコ」の製作費用は2万1000ドル(約189万円)で、自動車を売却したりクレジット・カードでまかなった。

掃除したり、好みの飲み物を作ったり、新聞を読み上げてくれるという。

「アイコ」は日本語で「愛の子」の意味があるが、ソフトウエア技術者でもあるトランさんによれば、セックスを目的とした性的なロボットではないと強調。しかし、アイコを動かすソフトウエアを調整することで、アイコに性的な興奮を与えることも可能だろうと話している。

トランさんはスポンサーの協力を得て、今後、数年間をかけてアイコのソフトウエアを向上させ、歩いたり出来るようにしたいと考えている。これは、単なる興味や遊びではないと指摘。英紙テレグラフに、「心疾患を患っているので、いつかは24時間介護が必要になるだろう」と述べ、アイコの改善は介護ロボットの発展につながるとしている。

この記事を読んで十数年前某紙に連載された漫画「僕のマリー」を思い出した。

そのあらすじは、大学生の雁狩(かりがり)ひろしは、あこがれの人「真理」さんに話し掛けることもできない。そこでみずからの技術を駆使して、姿形が彼女に瓜二つのアンドロイド「雁狩マリ」を製作してしまった。雁狩マリが生まれたことにより、新しい繋がりが生まれていくというものであった。

十数年前の漫画の世界が、現実味を帯びようとしていることに時間の流れを感じざるを得ないと共に、近い将来ロボットが家族やペットの代りにシングルのパートナーとなり得る可能性を感じた。確かに、医療介護についても海外から人材を募り一から教育するよりはプログラミングされた人間に極めて近いロボット(アンドロイド)を量産配置する方が効率的且つ効果的かも知れない。ロボットは所謂「邪念」というものを持たないだろうから虐待等弱者に対する問題も起こさないだろうし。

何気なく過ごしている中でも、世の中は着実に進んでいるようだ。