夢から慈しみの世界へ

神と自然と人間の共生
神一元・善一元・光明一元の生活
人間の生命の実相は『仏』であり、『如来』であり『神の子』である

すべて柔らかで弾力のあるものは快い。

2016年03月13日 20時52分16秒 | コラム・人文
すべて柔らかで弾力のあるものは快い。

街は春まつりで段々と賑やかになっています。
人は温かい柔らかいところに自然に集まって来ます。
花も温かさに伸び伸びと喜んでいるようです。
今日は母校の隣で講演会がありました。




子供たちへの一言

どんな難しいことでも
努力すれば何とかなる
絶対あきらめないで頑張ろう
下村 修

『注』
下村 修・・・1928年(昭和3年)8月27日 ~)ボストン大学名誉教授。
ウッズホール海洋生物学研究所特別上席研究員。
2008年(平成20年)ノーベル化学賞受賞。
クラゲの研究で成果を上げられた

下村修博士は私の母校の出身者であり、父の生家も近くの町であります。
当地の平野に海軍航空隊の養成所がありました。
その跡地に、長崎大学の薬学部があり、原爆が長崎に投下された後、自宅である当地に移り住われ、
この荒れた設備の乏しい薬学部で苦学なされました。
毎日、毎日が網でクラゲの捕獲の作業に費やされ、
この地道な積み重ねがノーベル化学賞の受賞に繫がったと聞いています。




すべて柔らかで弾力のあるものは快い。

吾々が快い人間にになろうと思うならば、柔らくならなければならない。
しかし弱くもろくなってはならない。
もろいのは硬いからである。柔らかく人に従う、柔らかく人に接する。柔らかい気持ちで仕事をする。
何が来ても窮屈にならない。しゃちこばらない。
のんびりとやって余裕がある。
ゴムが弾力があるのは、中が空いているからである。
一ぱいお腹にものと溜めていては自由に動けない。自由に動くためには中が空でなければならない。
中が詰まっている椎の木は風に折れる。中が空である竹は雪にひしがれても折れないのである。
柔らかく弾力のある人は、人ざわりががよく、人に従い、人をまたよく従える。
柔らかい座布団の上には多勢が集まるのである。