ついに、その時が来るのか?
西岡参院議長は国会内での臨時の記者会見において、9月の民主党代表選に関し、「国会議長としては異例の」発言をした。
▶首相に対抗、敗れたら離党も…代表選で異例発言(読売見出し)
>西岡参院議長は23日、国会内で臨時の記者会見を開き、9月の民主党代表選に関し、「(首相に)対抗する候補者は相当の覚悟が必要だ。
>首相を蹴(け)落とそうとするのだから、敗れた場合、党を去ることも選択肢に入る」と述べた。
>また「敗者に党の要職や閣僚ポストが与えられる仕掛けは茶番劇だ。政権政党が、甘っちょろい党内の陳腐な就職運動劇をしている余裕は断じてない」と指摘した。
>政府・民主党役員人事での処遇を期待した候補擁立の動きをけん制したものと見られるが、政党会派を離脱中の議長が政党の党首選に言及するのは極めて異例だ。
>西岡氏は民主党所属国会議員として代表選の投票権は持っているが、自身は代表選で「投票する考えはない」とも述べた。
【読売新聞/8月23日19時42分配信】
何と評価してよいのやら、判断に迷うところだが。
菅直人を側面補佐しているつもりなのか?
それとも、第3の候補者を出させずに、菅直人対小沢も、構造的対立を明確にしたいのか?
くだんの『産経』では、「もう少し解説した」部分が付け加わっている。
▶西岡参院議長「代表選候補者は離党も覚悟」(産経見出し)
>西岡武夫参院議長は23日、国会内で記者会見を開き、9月の民主党代表選に関連し「菅直人首相が続投を表明すれば、対抗する候補者は相当の覚悟が必要だ。
>党を去ることも選択肢に入る。
>敗者が勝者から党の要職か閣僚ポストを与えられるのは、挙党一致でもなんでもない、茶番劇だ」と述べ、首相の対抗馬として立候補する議員は離党のが必要だと強調した。
しかしそのやり方こそが、これまでの自民党政治の、お約束だった筈。
>代表選では小沢一郎前幹事長の動向が焦点となっているが、西岡氏は他の議員が小沢氏に代わって出馬することを強く牽制(けんせい)したものだ。一方で、小沢氏を念頭に置いたものではないとも指摘した。
??
本当かね。
「現役首相に戦いを挑む事」が、相応の覚悟を有する事であるのであれば、何故『小沢』は良くて、『その他』は駄目なのか。
意味が良く判らない。
>西岡議長は民主党会派を離脱中だが、党所属国会議員として代表選での投票権は持っている。議長の立場で言及した理由については「日本の政治には、もう『余白』が無くなっているからだ」と述べた。また、代表選に投票しない考えも明らかにした。
【産經新聞/8月23日20時24分配信】
西岡議長の真意が奈辺に有るにせよ、この指摘は『民主党の本質』をついている、と言わざるを得ない。
小沢氏が、代表選に立候補する事を仮定して考えてみる事にしよう。
◇大半の心有る有権者の望み通りに、小沢氏が勝ったら。
破れた菅直人執行部の面々に残される可能性は、二つ有る。
小沢政権での「挙党態勢の為に」与えられるポストを、受けるか受けないか。
受けるのであれば、小沢内閣を「全力で支える」事を誓ってもらわねばなるまい。
鳩山政権での閣内の「足の引っ張り合い」の再現だけは、ご勘弁願いたい。
逆に、彼らにもそれなりの<矜持>でもあるとして、受けないので有れば、残る選択肢はまた二つ。
小沢失脚の日を、「指折り数えながら」<数のうち>の議員に甘んじる。
又は、離党して新党でも結成するか、はたまた既成の他の党に入党するか。
彼らの「政治的力量と経済的裏付け」からして、新党など、泡沫政党がまた増えるだけ、と言うのが実情であろうと思われる。
しかも、菅直人本人は、政治的センスの無さや、人望と人脈の薄さ、資金力の乏しさからして、どこかに拾ってもらえるか、かなり疑わしい。
であるからこそ、彼は「死にものぐるい」にならざるを得ない訳だけれども。
◇万一、菅直人が勝つ事にでもなれば、どうなるか。
小沢氏は、民主党内での政治生命は、絶たれたと言っても良いであろう。
その場合、残された可能性は二つ。
引退か離党か。
「小沢離党」と言う事にでもなれば、恐らく50~100名位を、引き連れての離党であろうし、新党結成にしても、彼の<人脈>や<実行力>からして、広範囲からの参加者を獲得するべく、努力されるに違いない。
万一『引退』と言う<最悪のケース>になったとしても、<親小沢議員達>が一生「冷や飯食いの立場に甘んじる」とも思えない。
そうなれば、そうなったで、離党と新党形成か、他党への入党、と言う事だろう。
私ごときの<素人判断での予想>など、いか程の意味も無い事は承知の上で、いわば「周知の事実」を、これだけ書き連ねた理由はただ一つ。
今回の『民主党代表選挙』は、どう転んでも、「解党的分裂の危機を大いにはらんでいる」と言う事だ。
そして、その事は即「政界再編成」を意味するのだ。
結果としては、それは避けられないのかもしれず、しかもそうあるべきで有る事は、皆が解っている事であるとはいえども、やはりそうなると、政治を国民の江に委ねる、と言う大きな目標が達成されるまでに、またもや多大な時間を要する結果となってしまうお恐れが、多分に大きい。
万一そんな事に打もなったならば、又また「失われた××年の再来」になってしまう。
日本にとって、取り返しのつかない事態を向かえる事になるだろう。
その様な事態を引き起こしたのが、他ならぬ『菅直人』である。
彼は「歴史に名をと留めたい」らしいが、歴史上「日本にとって最も酷い厄災をもたらした総理大臣」の一人、として(恐らく小泉某とならんで)記憶にとどまるくらいが、関の山。
それでも、人々の記憶にとどまれれば、菅直人似とっては「嬉しい事」なのだろうけれど。
何としてでも、民主党の解党だけは、避けて欲しい。
菅直人執行部だけが、出て行ってくれれば、それで良い。
西岡参院議長は国会内での臨時の記者会見において、9月の民主党代表選に関し、「国会議長としては異例の」発言をした。
▶首相に対抗、敗れたら離党も…代表選で異例発言(読売見出し)
>西岡参院議長は23日、国会内で臨時の記者会見を開き、9月の民主党代表選に関し、「(首相に)対抗する候補者は相当の覚悟が必要だ。
>首相を蹴(け)落とそうとするのだから、敗れた場合、党を去ることも選択肢に入る」と述べた。
>また「敗者に党の要職や閣僚ポストが与えられる仕掛けは茶番劇だ。政権政党が、甘っちょろい党内の陳腐な就職運動劇をしている余裕は断じてない」と指摘した。
>政府・民主党役員人事での処遇を期待した候補擁立の動きをけん制したものと見られるが、政党会派を離脱中の議長が政党の党首選に言及するのは極めて異例だ。
>西岡氏は民主党所属国会議員として代表選の投票権は持っているが、自身は代表選で「投票する考えはない」とも述べた。
【読売新聞/8月23日19時42分配信】
何と評価してよいのやら、判断に迷うところだが。
菅直人を側面補佐しているつもりなのか?
それとも、第3の候補者を出させずに、菅直人対小沢も、構造的対立を明確にしたいのか?
くだんの『産経』では、「もう少し解説した」部分が付け加わっている。
▶西岡参院議長「代表選候補者は離党も覚悟」(産経見出し)
>西岡武夫参院議長は23日、国会内で記者会見を開き、9月の民主党代表選に関連し「菅直人首相が続投を表明すれば、対抗する候補者は相当の覚悟が必要だ。
>党を去ることも選択肢に入る。
>敗者が勝者から党の要職か閣僚ポストを与えられるのは、挙党一致でもなんでもない、茶番劇だ」と述べ、首相の対抗馬として立候補する議員は離党のが必要だと強調した。
しかしそのやり方こそが、これまでの自民党政治の、お約束だった筈。
>代表選では小沢一郎前幹事長の動向が焦点となっているが、西岡氏は他の議員が小沢氏に代わって出馬することを強く牽制(けんせい)したものだ。一方で、小沢氏を念頭に置いたものではないとも指摘した。
??
本当かね。
「現役首相に戦いを挑む事」が、相応の覚悟を有する事であるのであれば、何故『小沢』は良くて、『その他』は駄目なのか。
意味が良く判らない。
>西岡議長は民主党会派を離脱中だが、党所属国会議員として代表選での投票権は持っている。議長の立場で言及した理由については「日本の政治には、もう『余白』が無くなっているからだ」と述べた。また、代表選に投票しない考えも明らかにした。
【産經新聞/8月23日20時24分配信】
西岡議長の真意が奈辺に有るにせよ、この指摘は『民主党の本質』をついている、と言わざるを得ない。
小沢氏が、代表選に立候補する事を仮定して考えてみる事にしよう。
◇大半の心有る有権者の望み通りに、小沢氏が勝ったら。
破れた菅直人執行部の面々に残される可能性は、二つ有る。
小沢政権での「挙党態勢の為に」与えられるポストを、受けるか受けないか。
受けるのであれば、小沢内閣を「全力で支える」事を誓ってもらわねばなるまい。
鳩山政権での閣内の「足の引っ張り合い」の再現だけは、ご勘弁願いたい。
逆に、彼らにもそれなりの<矜持>でもあるとして、受けないので有れば、残る選択肢はまた二つ。
小沢失脚の日を、「指折り数えながら」<数のうち>の議員に甘んじる。
又は、離党して新党でも結成するか、はたまた既成の他の党に入党するか。
彼らの「政治的力量と経済的裏付け」からして、新党など、泡沫政党がまた増えるだけ、と言うのが実情であろうと思われる。
しかも、菅直人本人は、政治的センスの無さや、人望と人脈の薄さ、資金力の乏しさからして、どこかに拾ってもらえるか、かなり疑わしい。
であるからこそ、彼は「死にものぐるい」にならざるを得ない訳だけれども。
◇万一、菅直人が勝つ事にでもなれば、どうなるか。
小沢氏は、民主党内での政治生命は、絶たれたと言っても良いであろう。
その場合、残された可能性は二つ。
引退か離党か。
「小沢離党」と言う事にでもなれば、恐らく50~100名位を、引き連れての離党であろうし、新党結成にしても、彼の<人脈>や<実行力>からして、広範囲からの参加者を獲得するべく、努力されるに違いない。
万一『引退』と言う<最悪のケース>になったとしても、<親小沢議員達>が一生「冷や飯食いの立場に甘んじる」とも思えない。
そうなれば、そうなったで、離党と新党形成か、他党への入党、と言う事だろう。
私ごときの<素人判断での予想>など、いか程の意味も無い事は承知の上で、いわば「周知の事実」を、これだけ書き連ねた理由はただ一つ。
今回の『民主党代表選挙』は、どう転んでも、「解党的分裂の危機を大いにはらんでいる」と言う事だ。
そして、その事は即「政界再編成」を意味するのだ。
結果としては、それは避けられないのかもしれず、しかもそうあるべきで有る事は、皆が解っている事であるとはいえども、やはりそうなると、政治を国民の江に委ねる、と言う大きな目標が達成されるまでに、またもや多大な時間を要する結果となってしまうお恐れが、多分に大きい。
万一そんな事に打もなったならば、又また「失われた××年の再来」になってしまう。
日本にとって、取り返しのつかない事態を向かえる事になるだろう。
その様な事態を引き起こしたのが、他ならぬ『菅直人』である。
彼は「歴史に名をと留めたい」らしいが、歴史上「日本にとって最も酷い厄災をもたらした総理大臣」の一人、として(恐らく小泉某とならんで)記憶にとどまるくらいが、関の山。
それでも、人々の記憶にとどまれれば、菅直人似とっては「嬉しい事」なのだろうけれど。
何としてでも、民主党の解党だけは、避けて欲しい。
菅直人執行部だけが、出て行ってくれれば、それで良い。
現段階は票読みの最中でして、これが難しい(コロコロ変わる人が多い)党であることをご理解くださいませ(笑
西岡氏が言う(離党)のは、政治組織として”まともなもの”だと思う。
僕が「昨年の3・3小沢秘書逮捕」時、”小沢擁護”の論陣を(意外にも)張ってくれた「共産党・さざなみ派」の原氏の久しぶりの発言を紹介させて下さい。
『小沢立つべし』(2010/8/20 原 仙作)
鳩山前政権は残念なことに口で言うことと比べて実行の覚悟が足りなかったのだが、菅政権の場合は一度も闘わずして自ら転ぶ変節(総選挙マニフェストの放棄)ぶりで、従米・官僚主導政治への回帰は政権交代に期待した国民への裏切りである。驚くべきことに、挙党態勢の構築さえ菅は拒否している。小沢立つべし、と訴える由縁である。
なるほど、小沢が民主党代表選へ立つには多くの障害がある。「政治と金」の説明やら代表戦の後に出るという検察審査会の判断、反小沢・菅擁護の大手マスコミによる反小沢大キャンペーン、”つくられた”世論である世論調査に現れた反小沢世論、小沢vs菅の「ガチンコ」対決では党が割れる危うさもあるし、小沢自身の持病のこともあろう。
しかし、政治家として最も大事なことは、日本政治史上、はじめて普通選挙で政権交代が実現した事実、その民意に最大限の敬意を払うことではないのか。すなわち、総選挙マニフェストの実行に政治家として責任を持つことである。この”使命”の前には、あらゆる障害はひたすらに克服するべき対象として把握されるべきであろう。
党分裂の危機について言えば、菅による挙党態勢の拒否で党の分裂はすでに現実のものになっている。志を同じくする同志を立てても「小沢院政」と騒ぐであろうマスコミの悪口に戸は立てられない。「政治と金」の説明は、長期捜査のすえに検察が不起訴にした事実で潔白が証明されていると言えばよかろう。政治倫理について云々する向きには、政治家の倫理綱領は公約の実行であると主張すればいい。
そして反小沢の世論には総選挙マニフェストの着実な実行で応えればよい。消費税増税に賛成多数だというマスコミ調査も菅政権の惨敗に帰結したほどで、庶民は馬鹿ではないし身近な問題ではマスコミのキャンペーンも効果はない。”つくられた”世論の現状は恐るるに足らずで、公約の実行で確実に変わるはずである。
菅政権が投げ捨てた総選挙マニフェストの実行を大義に掲げ、小沢立つべし。
ガキの喧嘩じゃあるまいし、言うことが幼稚でしょう。
たとえ敗者側の人間でも優秀に働いてくれるなら国民は文句ないわけです。
仲良しクラブから無能な人材を提供してくれるよりもはるかに良い。
そもそも投票もしないくせに、どっちとも取れるような発言をして保身に走っているように感じるのは私だけ?
11回も当選していて、日本国の国会で議長をやっている人の発言がこんなものなのでしょうか・・・
パリさんの主旨とあまり関係なくてすみません。
政権交代のマニフェスト実現のための国民生活派議員で執行部を構築すればいいと思います。
民主党で反党行為することでしか価値の無い現執行部メンバー、売国派は徹底的に排除すればいいでしょう。
それで離党すれば喜ばしい現象でしょう。
他党では何の役にも立たないのが空き菅政権売国派閣僚です。
大事なことは国民の生活を守る政策を実現することです。
回り道している時間の余裕も体力も日本には無いでしょう。
民主党には一直線に政権交代の果実を得られる体制こそ必要でしょう。
総選挙まで長くても数年です。
「今の時点では」ですよね。
いよいよ、ご本人の決断の日も迫って来ましたが、やはりあれこれ心配です。
それにしても、「定見の定まらぬ」お人達の多い政党である様ですね。
『なな奉行』だけは、なぜかかたくなにはっきりしていますが。
いずれにしても、小沢勝利で、「国民生活党」的内閣を組閣されて、冷や飯を喰いたくない連中に離党してもらえれば、最高の結果だと思います。
その程度の離党で有れば、それほどのダメージも無いと思うのですが。
小沢氏自身の健康や体力の面から考えても、恐らく次は無いかもしれません。
絶対に「立つべし」ですよね。
そして、政権を担当する暁には、「見せかけの」挙党一致などでは無く、マスコミの批判の大嵐を無視して、本当に「国民の生活が第一」派のメンバーによる組閣をして頂きたいですね。
全面対決が為されれば、総ての問題が何処に有ったのか、新旧政権の違いも含めて、国民の前に、より解りやすく明らかにされる事でしょう。
小沢立つべし!
コメントありがとう御座いました。
イエイエ、趣旨にちゃんと沿っています。
私が、正確に書ききれていないダケで、その点も、言いたかった事の一つです。
ただ、彼の発言は、「小沢が立つべし」との含みで、と言う解釈をする方々も、いらっしゃる様です。
新聞記事など、発言の真意は伝わらない物ですね。
>民主党には一直線に政権交代の果実を得られる体制こそ必要でしょう。
正に、その一点に尽きると思います。
それが為されれば、「獅子身中の(寄生)虫」も、自動的に駆除出来る事となるでしょうし。
小沢立つべし!