本物の馬鹿だとは、思えない。
岡田克也。
何しろ、大企業の御曹司で、東大法学部出の「エリート」なのだから。
一頃は、小沢一郎を「政治の父」として、仰いだ程の政治家なのだから。
民主党と言う「公党」で、党代表や副総理その他、党と政府の要職を歴任した程の政治家なのだから。
▶岡田副総理:大連立打診 水面下に連携機運(毎日/見出し)
>岡田克也副総理が自民党の谷垣禎一総裁に近い同党幹部に大連立を打診した背景には、ともに消費増税を掲げながら、衆院解散・総選挙の時期をめぐる対立で協力機運の盛り上がらない膠着(こうちゃく)状況を打破する狙いがあったとみられる。
>岡田氏が自民党幹部に大連立を打診し、断られたのは3月上旬。これに先立つ2月25日、野田首相は谷垣氏と極秘に会談し、消費増税法案への協力を求めている。参院で野党が過半数を握る「ねじれ国会」で法案を成立させるには、自民党の協力が不可欠とみているからだ。しかし、谷垣氏は先に衆院を解散するよう求め、会談は物別れに終わった。
>大連立は民主党の小沢一郎元代表を排除した「小沢抜き」が大前提となる。自民党側には元代表へのアレルギーが強く、党幹部の一人は「今のままの民主党と自民党が組むことはあり得ない」と語る。そのため、民主党分裂の回避を最優先に考える輿石東幹事長には大連立の呼びかけは党内結束の軽視と映る。
>岡田克也副総理による大連立構想の打診は、増税慎重派の小沢一郎元代表をけん制する意味もある。小沢グループの反発は必至で、民主党内の消費増税法案の了承手続きに影響しそうだ。
>公明党は大連立の可能性は低いと見ながらも「この手の話は今後も続く。自民党は10年参院選で消費税10%を公約し、民主党から狙われやすい」(幹部)と、接近機運を警戒する。
【毎日新聞/2012年3月18日 東京朝刊】
流石じゃ有りませんか。
政府の『副総理』という政権の要に居るご仁が、自分勝手に国政の在り方を変える様な事をやる筈はございません。
巷では、彼の単独行動を「政治の出来ない」政治家の行為として、批判する向きもあるが。
絶対に、野田佳彦総理との間では「了解」があったに違いない訳です。
先に「野田・谷垣」会談をやっておいて、野田側がリークしてぶちこわしてみせる。
野田総理の、なかなかの策士ぶりではありませぬか。
どうしてどうして、ただの野豚でも泥鰌でもない。
党内で足を引っ張られて立場の危うい自民党総裁としては、「話し合い解散」に向かってその気になりかかった矢先に、ワヤにしてみせる。
与野党共に、大騒ぎしたのはご存知の通り。
自民党内を「ガタガタ」にかき回しておいて、副総理がこっそり接触。
いやあ、なかなかのものです。
で、どうなるって?
どうにもなりゃしません。
ただ、与野党双方で「消費税増税」をやりたがっていながら、与野党の立場と言う「建前」の問題で妥協出来ない。
でも、一緒にやった方が良いですよ…と、め手からめ手両方からの「誘惑」を仕掛けるあたり、なかなかの物じゃございませんか。
党内の要としての、輿石幹事長は「知らされていなかった」のでしょうな。
鳩山総理と小沢幹事長の時代から、政府と党務は別でございますからね。
それで、幹事長は当然ながら「不快感」を示して見せざるを得ない。
▶大連立:岡田副総理打診 輿石氏不快感(毎日/見出し)
>民主党の輿石東幹事長は18日、岡田克也副総理が自民党幹部に大連立を打診した問題について「党内で議論もしていないし、首相とも議論していない。惑わされずに冷静に(党内で消費税の)議論をする」と述べ、不快感を示した。
>自民党の町村信孝元官房長官は18日、フジテレビの番組で、野党が消費増税法案成立に協力するのと引き換えに首相が衆院解散を約束する「話し合い解散」について「八百長みたいなことができるはずがない」と否定的な考えを示した。
【毎日新聞/2012年3月19日 東京朝刊】
ここは、両党ともに「正論」を吐いてみせる。
民主自民共に、党内は「代表」「総裁」とも党内からは公然と反旗を掲げられて、情けない有様でございます。
かくなる上は、両者ともに「党をぶっ壊す!」と勇んでみせれば、党内不満分子は騒ぎ立て、明らかに政局の様相を呈して来る。
その隙に、一気に主導権を回復し、協力して「増税案」を通してしまえば、霞ヶ関からも、ワシントンからも、覚え目出たき事限り無し。
ここは一つ、小異を捨てて大同に立って、不満分子を一掃し、立場を強固にしてしまう好機ですよ…。
と、副首相が囁いたか?
野田総理自身による「マッチ・ポンプ」の後のフォローは完璧。
流石は天下の民主党政府副総理!
ところが、そこはさすがに<耳無し泥鰌>と<おボッチャマ>です。
考えた通りの「流れ」を巻き起こせなかった、とみるや「直ちに」煙幕を張り、すっとぼけ始めた。
その辺りも、流石に大政治家ではある訳ですね。
▶大連立打診報道を批判=「将来的には選択肢」-岡田氏(時事/見出し)
>岡田克也副総理は19日付のメールマガジンで、自身が自民党幹部に民主党との大連立を打診したことについて「私は全く認めていない」と事実関係を否定した。
>その上で、「否定しているにもかかわらず、事実であるかのように報道するという極めて異例な報道だ」とメディアを批判した。
>岡田氏は、大連立そのものに関しては「今の政治の『ねじれ』の現状を見ると、将来的には選択肢だ」と指摘。ただ、「今の状況、国民感情を考えれば、簡単に実現するはずがない、大変困難なことだ」とした。
【時事通信/03月19日20時11分配信】
うまいうまい。
マスコミ批判までしてみせるなんざ、大政治家の円熟味がいよいよ増して参りましたな。
その傍らで、ちゃっかり「大連立」の必要性は説いておく。
まあ、<メルマガ>でのアピール、と言うのが何ともしょぼいですが、そこは一つ大目に見てやっておくんなさいまし。
ところがその傍らでは。
▶「小沢先生の無罪、強く期待」 岡田副総理(MSN/見出し)
>岡田克也副総理は20日、甲府市内で記者団に対し、資金管理団体の土地購入をめぐる事件で4月26日に東京地裁の1審判決が出る民主党の小沢一郎元代表について「もちろん小沢先生が無罪を勝ち取られることを強く期待している」と述べた。
>小沢氏の党員資格停止処分に関して、党内に1審判決が無罪だった場合に処分解除を求める声が出ていることに対しては「現時点でこうだったらああだということは言わない方がいい」とした上で、「党の常任幹事会で決まったことを変えるのならば、それは常任幹事会で議論することになる」との見通しを示した。
【産經MSN/3月20日 20時44分配信】
いやはや。
策士も策士。
来る4月26日の判決言い渡しに向けて、ちゃんと「リップ・サービス」までなさるとは。
流石は、「小沢一郎」を政治の父と公言していただけの事は有りなさる。
『「政治とカネ」は大変重用です』
『小沢サンは、告発されている上に、その説明がされていない以上…党員資格停止は当然です』
と、頑に恩師を「党員資格停止」に追い込む事に拘泥した原理主義者が、ここまで柔軟な台詞も吐いてみせられるとは。
しかも、サン付けから<先生>へと大出世して呼び掛けてみせる。
アッパレ、アッパレ。
ところで、その下の根も乾かぬうちに…。
▶社会保障維持へ増税必要 甲府で岡田氏(山日/見出し)
>岡田克也副総理が20日来県し、政府主催の対話集会で「このままの財政状況では今の社会保障制度すら維持できない」と述べ、消費税増税に理解を求めた。
【山梨日々新聞/03月21日(水)紙面】
政治の恩師「小沢一郎先生」が、消費税増税を厳しく批判しているにも関わらずの、この言動。
流石は副総理。
「先生」への個人的希望と、己の立場はちゃんと正しく使い分けていらっしゃる。
素晴らしい。
▶首相、大連立なお含み(産経/見出し)
>野田佳彦首相は20日、民主、自民両党による大連立について「いろんなチャンネルを使ってやるべきだ。行き着く先に何を描くかということはいろいろあるかもしれない」と含みを残した。
>岡田克也副総理が自民党幹部に大連立を打診し、波紋が広がったことについては「怪文書みたいな話だ。誰が言ったかということを言わないと反論できない」と不快感をあらわにした。
>岡田氏は20日、甲府市で、記者団に「物事が前に進まない、(衆参両院の多数派が異なる)ねじれが続く中で、長い目で見れば大連立も一つの選択肢だ」と改めて意欲を示した。
【産經新聞/3月21日(水)7時55分配信】
この通り、「総理」と「副総理」との連携は、一分の隙もないのです。
『大連立』の可能性はしっかり残す。
副総理の自民党側への「打診」は、「怪文書」として否定してみせ、報道したマスコミを批判してみせる。
岡田克也副総理の立場は、守られた。
岡田副総理自身も、大連立構想をフォローする。
我々日本国民は、実に素晴らしい総理と副総理を持った物だ。
感謝かんしゃ。
ところで、一方では。
▶亀井静香氏が新党構想 選挙では民主・自民上回ると豪語する(ポストセブン/見出し)
>この前、岡田(克也)副総理が来たから、「法案を提出したら野田(佳彦首相)と地獄に落ちるぞ。同行2人で死出の旅に出るんだな」っていってやった。去年(10~11月)の為替介入で安住財務相が10兆円をドブに捨てただろ。消費税5%分なんてその程度だよ。そのために庶民を苦しめるなんて、小泉政権以上の弱者切り捨てだ。民主党の幹部たちは真面目だけど、間違った理論に囚われて突っ走っている。「連合赤軍」と同じなんだ
>財務省に騙されてるんだよ。俺は勝(栄二郎・事務次官)に面と向かって、「幕末の勝は国を救ったが、平成の勝は国を滅ぼす」といったんだ。
>昨日(3月13日)は総理と会ったからいったんだよ。「あんたな、桜の咲く頃には永田町の景色はガラッと変わるぞ」と。新党ができるからさ。「そうしたら民主党からもこっちに来るぞ。ポン引きなんてする必要ない」といったら、黙って酒を飲んでいたな。
>大阪の橋下、愛知の大村、東京の石原と、地方の力が確実に国政を変えつつある。そこに中央の我々が加わるんだ。もちろん、小沢一郎も国家にとって必要な人材だ。
>秋までには確実に選挙になるが、民主は100議席そこそこ、自民も140~150にしかならないだろう。俺の構想する新勢力は、それ以上は取る。そうしたら第一党だから、新党の党首が次の総理ということになるだろう。
【NEWS ポストセブン/3月20日(火)7時6分配信】
さあ、大変な事になって来たぞ。
亀サンが、第一党をとる事を宣言!
>秋までには確実に選挙になるが、民主は100議席そこそこ、自民も140~150にしかならないだろう。俺の構想する新勢力は、それ以上は取る。そうしたら第一党だから、新党の党首が次の総理ということになるだろう。
この読みは、間違っていないだろう。
ただねえ。
「新党構想」が、<大阪の橋下>と<愛知の大村>と<東京の石原>と<亀井>と<小沢一郎>って。
そりゃ、無いでしょう。
亀サンには、せいぜい「連立与党」内で、スッポン宜しく野田政権に噛み付き続けてくれれば、それで良い。
後は。
その後の事は【新政研】が考える。
大馬鹿者の岡田克也の口から、「小沢先生」などと言われたく無い!!
スッコンでなさい。
岡田克也。
何しろ、大企業の御曹司で、東大法学部出の「エリート」なのだから。
一頃は、小沢一郎を「政治の父」として、仰いだ程の政治家なのだから。
民主党と言う「公党」で、党代表や副総理その他、党と政府の要職を歴任した程の政治家なのだから。
▶岡田副総理:大連立打診 水面下に連携機運(毎日/見出し)
>岡田克也副総理が自民党の谷垣禎一総裁に近い同党幹部に大連立を打診した背景には、ともに消費増税を掲げながら、衆院解散・総選挙の時期をめぐる対立で協力機運の盛り上がらない膠着(こうちゃく)状況を打破する狙いがあったとみられる。
>岡田氏が自民党幹部に大連立を打診し、断られたのは3月上旬。これに先立つ2月25日、野田首相は谷垣氏と極秘に会談し、消費増税法案への協力を求めている。参院で野党が過半数を握る「ねじれ国会」で法案を成立させるには、自民党の協力が不可欠とみているからだ。しかし、谷垣氏は先に衆院を解散するよう求め、会談は物別れに終わった。
>大連立は民主党の小沢一郎元代表を排除した「小沢抜き」が大前提となる。自民党側には元代表へのアレルギーが強く、党幹部の一人は「今のままの民主党と自民党が組むことはあり得ない」と語る。そのため、民主党分裂の回避を最優先に考える輿石東幹事長には大連立の呼びかけは党内結束の軽視と映る。
>岡田克也副総理による大連立構想の打診は、増税慎重派の小沢一郎元代表をけん制する意味もある。小沢グループの反発は必至で、民主党内の消費増税法案の了承手続きに影響しそうだ。
>公明党は大連立の可能性は低いと見ながらも「この手の話は今後も続く。自民党は10年参院選で消費税10%を公約し、民主党から狙われやすい」(幹部)と、接近機運を警戒する。
【毎日新聞/2012年3月18日 東京朝刊】
流石じゃ有りませんか。
政府の『副総理』という政権の要に居るご仁が、自分勝手に国政の在り方を変える様な事をやる筈はございません。
巷では、彼の単独行動を「政治の出来ない」政治家の行為として、批判する向きもあるが。
絶対に、野田佳彦総理との間では「了解」があったに違いない訳です。
先に「野田・谷垣」会談をやっておいて、野田側がリークしてぶちこわしてみせる。
野田総理の、なかなかの策士ぶりではありませぬか。
どうしてどうして、ただの野豚でも泥鰌でもない。
党内で足を引っ張られて立場の危うい自民党総裁としては、「話し合い解散」に向かってその気になりかかった矢先に、ワヤにしてみせる。
与野党共に、大騒ぎしたのはご存知の通り。
自民党内を「ガタガタ」にかき回しておいて、副総理がこっそり接触。
いやあ、なかなかのものです。
で、どうなるって?
どうにもなりゃしません。
ただ、与野党双方で「消費税増税」をやりたがっていながら、与野党の立場と言う「建前」の問題で妥協出来ない。
でも、一緒にやった方が良いですよ…と、め手からめ手両方からの「誘惑」を仕掛けるあたり、なかなかの物じゃございませんか。
党内の要としての、輿石幹事長は「知らされていなかった」のでしょうな。
鳩山総理と小沢幹事長の時代から、政府と党務は別でございますからね。
それで、幹事長は当然ながら「不快感」を示して見せざるを得ない。
▶大連立:岡田副総理打診 輿石氏不快感(毎日/見出し)
>民主党の輿石東幹事長は18日、岡田克也副総理が自民党幹部に大連立を打診した問題について「党内で議論もしていないし、首相とも議論していない。惑わされずに冷静に(党内で消費税の)議論をする」と述べ、不快感を示した。
>自民党の町村信孝元官房長官は18日、フジテレビの番組で、野党が消費増税法案成立に協力するのと引き換えに首相が衆院解散を約束する「話し合い解散」について「八百長みたいなことができるはずがない」と否定的な考えを示した。
【毎日新聞/2012年3月19日 東京朝刊】
ここは、両党ともに「正論」を吐いてみせる。
民主自民共に、党内は「代表」「総裁」とも党内からは公然と反旗を掲げられて、情けない有様でございます。
かくなる上は、両者ともに「党をぶっ壊す!」と勇んでみせれば、党内不満分子は騒ぎ立て、明らかに政局の様相を呈して来る。
その隙に、一気に主導権を回復し、協力して「増税案」を通してしまえば、霞ヶ関からも、ワシントンからも、覚え目出たき事限り無し。
ここは一つ、小異を捨てて大同に立って、不満分子を一掃し、立場を強固にしてしまう好機ですよ…。
と、副首相が囁いたか?
野田総理自身による「マッチ・ポンプ」の後のフォローは完璧。
流石は天下の民主党政府副総理!
ところが、そこはさすがに<耳無し泥鰌>と<おボッチャマ>です。
考えた通りの「流れ」を巻き起こせなかった、とみるや「直ちに」煙幕を張り、すっとぼけ始めた。
その辺りも、流石に大政治家ではある訳ですね。
▶大連立打診報道を批判=「将来的には選択肢」-岡田氏(時事/見出し)
>岡田克也副総理は19日付のメールマガジンで、自身が自民党幹部に民主党との大連立を打診したことについて「私は全く認めていない」と事実関係を否定した。
>その上で、「否定しているにもかかわらず、事実であるかのように報道するという極めて異例な報道だ」とメディアを批判した。
>岡田氏は、大連立そのものに関しては「今の政治の『ねじれ』の現状を見ると、将来的には選択肢だ」と指摘。ただ、「今の状況、国民感情を考えれば、簡単に実現するはずがない、大変困難なことだ」とした。
【時事通信/03月19日20時11分配信】
うまいうまい。
マスコミ批判までしてみせるなんざ、大政治家の円熟味がいよいよ増して参りましたな。
その傍らで、ちゃっかり「大連立」の必要性は説いておく。
まあ、<メルマガ>でのアピール、と言うのが何ともしょぼいですが、そこは一つ大目に見てやっておくんなさいまし。
ところがその傍らでは。
▶「小沢先生の無罪、強く期待」 岡田副総理(MSN/見出し)
>岡田克也副総理は20日、甲府市内で記者団に対し、資金管理団体の土地購入をめぐる事件で4月26日に東京地裁の1審判決が出る民主党の小沢一郎元代表について「もちろん小沢先生が無罪を勝ち取られることを強く期待している」と述べた。
>小沢氏の党員資格停止処分に関して、党内に1審判決が無罪だった場合に処分解除を求める声が出ていることに対しては「現時点でこうだったらああだということは言わない方がいい」とした上で、「党の常任幹事会で決まったことを変えるのならば、それは常任幹事会で議論することになる」との見通しを示した。
【産經MSN/3月20日 20時44分配信】
いやはや。
策士も策士。
来る4月26日の判決言い渡しに向けて、ちゃんと「リップ・サービス」までなさるとは。
流石は、「小沢一郎」を政治の父と公言していただけの事は有りなさる。
『「政治とカネ」は大変重用です』
『小沢サンは、告発されている上に、その説明がされていない以上…党員資格停止は当然です』
と、頑に恩師を「党員資格停止」に追い込む事に拘泥した原理主義者が、ここまで柔軟な台詞も吐いてみせられるとは。
しかも、サン付けから<先生>へと大出世して呼び掛けてみせる。
アッパレ、アッパレ。
ところで、その下の根も乾かぬうちに…。
▶社会保障維持へ増税必要 甲府で岡田氏(山日/見出し)
>岡田克也副総理が20日来県し、政府主催の対話集会で「このままの財政状況では今の社会保障制度すら維持できない」と述べ、消費税増税に理解を求めた。
【山梨日々新聞/03月21日(水)紙面】
政治の恩師「小沢一郎先生」が、消費税増税を厳しく批判しているにも関わらずの、この言動。
流石は副総理。
「先生」への個人的希望と、己の立場はちゃんと正しく使い分けていらっしゃる。
素晴らしい。
▶首相、大連立なお含み(産経/見出し)
>野田佳彦首相は20日、民主、自民両党による大連立について「いろんなチャンネルを使ってやるべきだ。行き着く先に何を描くかということはいろいろあるかもしれない」と含みを残した。
>岡田克也副総理が自民党幹部に大連立を打診し、波紋が広がったことについては「怪文書みたいな話だ。誰が言ったかということを言わないと反論できない」と不快感をあらわにした。
>岡田氏は20日、甲府市で、記者団に「物事が前に進まない、(衆参両院の多数派が異なる)ねじれが続く中で、長い目で見れば大連立も一つの選択肢だ」と改めて意欲を示した。
【産經新聞/3月21日(水)7時55分配信】
この通り、「総理」と「副総理」との連携は、一分の隙もないのです。
『大連立』の可能性はしっかり残す。
副総理の自民党側への「打診」は、「怪文書」として否定してみせ、報道したマスコミを批判してみせる。
岡田克也副総理の立場は、守られた。
岡田副総理自身も、大連立構想をフォローする。
我々日本国民は、実に素晴らしい総理と副総理を持った物だ。
感謝かんしゃ。
ところで、一方では。
▶亀井静香氏が新党構想 選挙では民主・自民上回ると豪語する(ポストセブン/見出し)
>この前、岡田(克也)副総理が来たから、「法案を提出したら野田(佳彦首相)と地獄に落ちるぞ。同行2人で死出の旅に出るんだな」っていってやった。去年(10~11月)の為替介入で安住財務相が10兆円をドブに捨てただろ。消費税5%分なんてその程度だよ。そのために庶民を苦しめるなんて、小泉政権以上の弱者切り捨てだ。民主党の幹部たちは真面目だけど、間違った理論に囚われて突っ走っている。「連合赤軍」と同じなんだ
>財務省に騙されてるんだよ。俺は勝(栄二郎・事務次官)に面と向かって、「幕末の勝は国を救ったが、平成の勝は国を滅ぼす」といったんだ。
>昨日(3月13日)は総理と会ったからいったんだよ。「あんたな、桜の咲く頃には永田町の景色はガラッと変わるぞ」と。新党ができるからさ。「そうしたら民主党からもこっちに来るぞ。ポン引きなんてする必要ない」といったら、黙って酒を飲んでいたな。
>大阪の橋下、愛知の大村、東京の石原と、地方の力が確実に国政を変えつつある。そこに中央の我々が加わるんだ。もちろん、小沢一郎も国家にとって必要な人材だ。
>秋までには確実に選挙になるが、民主は100議席そこそこ、自民も140~150にしかならないだろう。俺の構想する新勢力は、それ以上は取る。そうしたら第一党だから、新党の党首が次の総理ということになるだろう。
【NEWS ポストセブン/3月20日(火)7時6分配信】
さあ、大変な事になって来たぞ。
亀サンが、第一党をとる事を宣言!
>秋までには確実に選挙になるが、民主は100議席そこそこ、自民も140~150にしかならないだろう。俺の構想する新勢力は、それ以上は取る。そうしたら第一党だから、新党の党首が次の総理ということになるだろう。
この読みは、間違っていないだろう。
ただねえ。
「新党構想」が、<大阪の橋下>と<愛知の大村>と<東京の石原>と<亀井>と<小沢一郎>って。
そりゃ、無いでしょう。
亀サンには、せいぜい「連立与党」内で、スッポン宜しく野田政権に噛み付き続けてくれれば、それで良い。
後は。
その後の事は【新政研】が考える。
大馬鹿者の岡田克也の口から、「小沢先生」などと言われたく無い!!
スッコンでなさい。
政策も見識も覚悟も持ち合わせちゃいませんって。
変わり身の早いと言えば聞こえはいいですが、ただただ賤しいだけ。
無能、無定見の典型的なオールドタイプのセンセーでありたいだけの国会議員。
三重の皆さんにはキッチリ鉄槌を下していただきたいものです。
>政策も見識も覚悟も持ち合わせちゃいません
その通りでしょう。
ただ、本人はそれを自覚していない。
信念に基づいて行動してるつもりだけに、たちが悪いです。
どんな議員にも、選挙区には支持者が居る物で、「国民の審判」にはならない事が、日本に民主主義が全く根付いていない証ですね。
震災以来、己の心はいまだにもって暗うございます。大津波の被災者の方々に、国家はどんな施策をもって助けようとしているのですか。放射能で汚染された広大な地域をどうしたらいいんでしょう。
小沢先生しかいらっしゃらない。
数年後、いやもっと真近かも知れない被爆の影響が具体化するのは。
「新政研」のトップに、福島対策が掲げられているのに少しばかりの安堵を覚えます。
ブログのコメント欄へのコメントは、始めて戴くのでは無かったでしょうか??
いつもツイッターでは、お世話になって居ります。
ネジが外れてる、というか、始めから留めてないみたいな。
今回の騒動で、もしかしたら致命傷かも。
少なくとも慎太郎と組む発想では、ダメでしょう。
亀井姫が、何とかしてくれそうな気もしますが。
コメントありがとうございました。
福島特措法がやっと可決した様です。
一年以上もたってから。
どうせ官僚の考えた、実効の薄いものでしょうが、それにしても!です。
今や、当たり前の事が有れば感激する、という程酷い状態になってしまいました。
でも、だからと言って、諦めたり気持ちが折れてしまったりしては、文字通りおしまいです。
目に見えなくとも、同じ様な考えの人達が沢山居る事を感じながら、がんばり続けましょう。
子孫達の為にも。
それより、自分自身の為にも。