
昨日の3月19日、「サザンオールスターズ」待望の最新オリジナル・アルバム「THANK YOU SO MUCH」がリリースされた。
「サザン」を初めて聴いたのは、1978年のデビュー・シングル「勝手にシンドバット」だった。
その曲で衝撃を受け、当時、現在の「青森市役所」本庁舎にあった「青森市民文化会館」で行われたライブに行き、それからは、ファースト・アルバムを含めるすべてのアルバムを聴いてきた。
青森市には最初のブレイク時から何度か来ていて、新しくなった「リンクステーション青森」でのライブも観ているし、「日産スタジアム」で開催された、雨降る【サザンオールスターズ 「真夏の大感謝祭」 30周年記念LIVE】を観て、そのときの模様を「朝日新聞」(青森版)にコンサート評として掲載してもらったこともあった。


そして、サザンのアルバムってランニング時のとても大事な友でもある。
サザンを聴きながら、これまでいったい何度海沿いを走ったことだろう。
これまでにリリースされたサザン名義のアルバムだけじゃなく、桑田佳祐としてのソロアルバムだって必ず買って聴いてきたし、「ウォークマン」にアルバムを入れ、それを聴きながら走る「青森港」の景色は全然違って見える。

特に好きなアルバムは、「タイニーバブルズ」、「綺麗」、「KAMAKURA」、「キラーストリート」辺りだろうか。
もちろん、好きなサザンのアルバムなんてその日によって大きく変わっちゃうから、これとてまったく当てになんか出来ない・・・。
たくさん出ている「ベスト・アルバム」だって、そのどれもが素晴らしいし。

今回の「サザンオールスターズ」の最新オリジナル・アルバム「THANK YOU SO MUCH」、1曲目から「恋のブギウギナイト」というのが嬉しい。彼らの気合が感じられる。
そして「恋のブギウギナイト」に続いて同じアップテンポな「ジャンヌ・ダルクによろしく」を配置し、「桜、ひらり」に続く流れも中々いいと思う。
なかでもびっくりしたのが、11曲目の「悲しみはブギの彼方に」だろうか。
なかでもびっくりしたのが、11曲目の「悲しみはブギの彼方に」だろうか。
この楽曲は50年前に既に作られていたもので、その曲を今回改めて最新アルバムへ収録したのだとか。
聴いていて、まるで「リトル・フィート」や「オールマン・ブラザーズ・バンド」を聴いている、そんな感覚に襲われる。
桑田佳祐って、こういう感じのアメリカン・ロックって大好きだよねー。
アルバム中・後半には「UNIQLO」のCMでいつも流れている曲が組まれていて、タイアップの威力を感じさせる。
アルバム全体の評価としては、とにかく前半が素晴らしい。一枚のアルバムとしてのまとまりも悪くはない。70歳を前にして、桑田佳祐まだまだその才能が衰えていないところが凄い。
とにかく今度の土日、このアルバム「THANK YOU SO MUCH」、「青森港」をランニングしながらひたすら聴くつもりでいます。
雨かもしれないけど・・・。