淳一の「キース・リチャーズになりたいっ!!」

俺好き、映画好き、音楽好き、ゲーム好き。止まったら死ぬ回遊魚・淳一が、酸欠の日々を語りつくす。

「ゴールデンウイークだぜっ! 2022」その陸の巻。「ちくま」5月号の蓮實重彥「些事にこだわり」村上春樹批判、青森市桜川「ギャラリークレイドル」の「青森の女性作家たち2」。

2022年05月03日 | Weblog
 5月3日火曜日、晴れ時々曇り。
 もうすっかり散ってしまった桜なのに、市内の所々で遅咲きの満開になった桜が美しく咲き誇っている。それを見ると何故かホッとする自分がいるから不思議だ。

 今日は正午から、某御大を囲む昼食会。
 車で会場に向かう。市内東部地区にある老舗の寿司屋さんだ。6人による会食である。
 初めて知った色んな噂話の顛末に何度も驚く。それにしても、世の中は絶えず動いてる。当たり前か・・・。
 約1時間半で会食は終了。お腹いっぱいで帰宅する。

 家に帰って本屋さんから届いた「ちくま」の5月号に目を通したら、巻頭に掲載されている、映画評論家でフランス文学者、そして東京大学の学長を務めた 蓮實重彥のエッセイ「些事にこだわり」に釘付けとなった。

 「アカデミー賞という田舎者たちの年中行事につき合うことは、いい加減にやめようではないと」というかなり過激なタイトルも刺激的ではあったけれど、その中身が凄い。

 まな板にのったのは、言わずと知れた映画「ドライブ・マイ・カー」である。
 この映画に関しては、こちらも今夏に出版される予定の「キース・リチャーズになりたいっ!! 【日本映画編】」でも取り上げたのだけれど、蓮實氏、今回も舌鋒鋭く作品に切り込んでゆく。

 その中でも凄かったのが、「ドライブ・マイ・カー」に触れ、≪・・・この作品の原作が、「結婚詐欺師的」と呼んで心から軽蔑している某作家の複数の短編であることは・・・≫という部分だ。
 これって、村上春樹じゃん。
 そうかあ、蓮實重彥って、ここまで村上春樹のこと嫌悪してたんだと、ちょっと吃驚してしまったのである。

 もちろん、こっちが大の村上春樹好きだからショックだったとか、そういう意味じゃない。それと同じくらい、映画評論家としての蓮實重彥もまた大いにご贔屓しているし、別に好きな作家を批判されたから憤るとか、そんな歳でもない。誰が誰を批判しようが、んなことどうでもいいし、気にしない。
 ただ、こうして公に村上批判するそのストレートで真摯な姿勢を潔いとさえ思ってしまった。
 そうかあ、嫌いだったんだぁ・・・。

 「すばる」を読み終え、今度は地方紙「東奥日報」を開いて読んでいたら、「津軽総合」欄に青森市桜川「ギャラリークレイドル」の「青森の女性作家たち2」の記事が掲載されていた。
 この展覧会なかなか良かったけれど、それはいいとして、なんと新聞記事の写真に写っているのは自分ではないか!

 やれやれ・・・。





 


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